先日、新聞に初老の年齢は幾つから、とのコラムがあった。辞書での解説とアンケート調査について等の筋立てである。この筋立てをなぞって(端的にパクリです、ごめん)みよう。
辞書によると、初老(しょろう)とは、「老年に近づいてからだがおとろえかける時期。おもに50代。」、「40歳」とある。「40歳」は、長寿祝いとして、60歳の還暦・70歳の古希と同様に10年毎の祝いの一つで、40歳の初老(初めての長寿祝い)祝いが奈良時代にあったと言う。因みに、中老は50歳。
NHK放送文化研究所の調査(2010年)によると、「初老という言い方は、何歳ぐらいの人に対して使えることばだと思いますか。」との問いに、回答は、平均57.0歳(男性:55.5歳、女性:58.4歳)との事。人生50年と言われた時代では40歳の初老は納得できるが、現在の平均寿命80歳~90歳ではアンケート調査が妥当だろうと思う。・・そう言えば、最近、初老と言う言葉は聞かないね。
◆アンケートの結果
問い:初老とは、何歳ぐらいの人
答え:回答平均57.0歳(男性:55.5歳、女性:58.4歳)
年齢 答えた方の割合
50歳~ 15%
55歳~ 11%
60歳~ 42%
65歳~ 15%
猛暑・ゲリラ豪雨・竜巻・・と各地で異常な天候が続いている。地球温暖化の故なのかな。
歩道の隅で見つけたミズヒキ。小さな花壇の横だが雑草として整理されずに小さな花を咲かせている。
水引(みずひき)は、のし袋や贈答品に付けられる飾り紐で、形・色を慶弔などによって使い分ける。お祝い事に用いる水引の色は紅白が一般的である。水引の起源は飛鳥時代と言われ、最初の遣隋使の小野妹子が帰国した時に、隋の答礼使が携えてきた贈り物に結ばれていたのが紅白の麻紐であった。これから宮廷への献上品を紅白の麻紐で結ぶ様になったのが起源と言う。麻紐の代わりに紙縒りに糊水を引いた”水引(みずひき)”になったのは室町時代との事。
この水引(みずひき)に例えたお花が”ミズヒキ”。葉のない細い花茎(花穂)に径数mmの小花(赤・白色の花被)が点々と付いている。
ミズヒキ(水引)
別名:水引草(みずひきそう)
タデ科ミズヒキ属
多年草(宿根草)
丈は50cm~80cm
開花は8月~11月
細い花茎(花穂)に径数mmの小花が点々と付く
花被(かひ、萼や花弁)は4裂し、赤色と白色
名の由来は、この紅白を水引に例えたものである
白花の水引はギンミズヒキ(銀水引)と呼ばれる。