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座っている時間が長いと寿命が縮む?

2015-06-17 | 健康・病気
 足の指を怪我してから歩く時間がほとんどない状態だ。こんな状態は運動不足となる。
 昨年の10月に見た、「座りっぱなしの弊害は喫煙に匹敵。1時間につき5分は歩くこと」の記事を思い出した。
 記事は、スウェーデン・カロリンスカ医学大学のマイ・リス・ヘレニウス教授率いる研究チームの発表で、「座って過ごす時間が短い人ほど、遺伝子のテロメアが長い」ことの発見。
 研究チームは、60代後半の肥満気味で座っていることの多い49人の被験者を、6カ月間運動するグループとしないグループに分け、血液細胞のテロメアの長さを測定。期間中は、日記と歩数計によって被験者の運動レベルと「座っていた時間」も記録した。
 運動を続けたグループは、体重・体脂肪・血糖値などの健康レベルを示す数値が改善したものの、エクササイズのレベルとテロメアの長さに関係性は見つからなかった。これに対して、座っていた時間を基準に分析すると、明らかに短い人ほどテロメアが長くなるという関係性が見られたという。確認調査する必要はあるが、この結果は、運動時間を増やすことよりも、座っている時間を減らすことが、テロメアの長さを伸ばすことを示唆している。
「運動不足だけでなく、座りがちな生活こそ新たな健康への脅威だ」と警告し、「座って過ごす時間を分割することが重要。30分ごとに1~2分の休憩を取って椅子を離れるように」。テロメアを伸ばして長生きをしよう。
 ◆テロメア (telomere)
 染色体の末端部にある構造体、染色体末端を保護する役目をもつ。
 ヒトの正常体細胞を培養しても50~70回程分裂すれば分裂できなくなる。テロメアは染色体の末端にある保護構造で、細胞分裂によりDNA複製が行われる度に短縮する。そしてテロメアが一定の長さ以下になると細胞は分裂を停止する。テロメア短縮=個体の老化である。
 このためテロメアは「分裂時計」、「細胞分裂数の回数券」とも言われる。

 今日も天気は曇り。天気予報を見ても梅雨入りはなさそうだ(東北地方)。・・雨が降らない。
 散歩道で見たクリ(栗)の花。クリは雌雄異花で、この花は雄花。雌花は雄花の根元に付くが、まだ咲いていない。雄花は小さな花が集まった15cm位の穂状で花の色はクリーム色を帯びた白。雌花は径数mmで、栗特有のイガイガが見える。花に近づくと甘く独特の香りがする(芳香成分にスペルミンを含む)。
 道ができる前は雑木林だったようなので、このクリは、”やまぐり(山栗)”だと思う。秋に、一つ実が入った毬(いが)が道に落ちているときがある。
 クリ(栗)
  シバグリ(柴栗)、又はヤマグリ(山栗)
 ブナ科クリ属
 落葉性高木
 雌雄異花
 開花時期は6月~7月、結実は10月頃