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食肉の品種を特定するセンサーチップの開発

2015-06-30 | 食・レシピ
 大阪大学の民谷栄一教授らは、食肉の遺伝子を調べて肉の品種を特定する小型のセンサーチップを開発した。特定の品種だけが持つ遺伝子を15分ほどで検出できる。(5月31日新聞記事より)
 センサーチップは、5cm角の樹脂の中に微細な流路が作られている。肉から抽出したエキスを流路に注入すると、移動しながら試薬が入り、ヒーターで加熱されて、化学反応が起きる。反応によって肉の中の特定の遺伝子を大量に増やし、電気的な手法で検出する。松阪牛や神戸牛などは遺伝子のデータベースが整備されているので、特定の品種だけが持つ遺伝子の有無を調べることで品種がわかる。ごく微量の肉で検査でき、特別な技術も必要ない、との事。
 民谷栄一氏は(有)バイオデバイステクノロジーの代表取締役である。この社は、大学発ベンチャー(大学は、北陸先端科学技術大学院大学)で、2003年の創業。現在、力を入れているのは、健康を維持するためのヘルスケアと食の安全安心のためのバイオセンサー開発。イスラム教国のブルネイ政府から委託を受け、ハラル製品用のバイオセンサーの開発も行っている。

 天気は曇り。風が弱いので蒸し暑さを強く感じる。
 畑に行ったら”アカザ”が大きく成長している。昔(数十年前)に、若芽を採って茹でて食べた記憶がある・・遠い遠い昔の様な気がする。味は忘れたが、ホウレンソウ(ヒユ科アカザ亜科ホウレンソウ属)に似た味だ・・。因みに、「藜(あかざ)の羹(あつもの)」は粗末な食事の形容に使われる、とか。
 名(アカザ)の由来は、若葉の中心が赤みを帯びているからと言う。若葉の赤い粉(微細な粒)は未熟な葉の細胞を紫外線などから守るため。この粒が白いものを”シロザ”、青みのものを”アオザ”と言う。
 アカザ(藜、、赤座、阿加佐)
 学名: Chenopodium album var. centrorubrum)
 アカザ科(ヒユ科)アカザ属
 一年草
 畑や空地などに多い雑草
 (古くは野菜として栽培、野生化起源と言われる)
 中国原産、日本では史前帰化植物
 開花時期は6月~10月