歩けば楽し

楽しさを歩いて発見

  思い出を歩いて発掘

   健康を歩いて増進

脳梗塞の後遺症、白血病薬で軽減可能か

2015-06-23 | 健康・病気
 脳梗塞とは、脳の血管が血栓で詰まり、血流が減ったり届かなかったりで、脳の組織が死ぬ。更に、発症した後に脳が炎症を起こし、脳梗塞領域の拡大(周囲の神経細胞がさらに死滅)して症状が悪化する。厚生労働省によると、脳梗塞の患者は約100万人で、年間約7万人が死亡。高齢者の寝たきりの主な原因となっている、との事。
 慶應義塾大学医学部の七田崇専任講師らは、脳梗塞後に起こる炎症が悪化する新たなメカニズムを発見した。すでに白血病治療に使われている薬剤にこのメカニズムを抑える効果があることを確認し、脳梗塞における新たな治療薬にもなる可能性を明らかにした。成果は、英国科学誌「Nature Communications」で公開(2015年6月10日、英国時間)。
 研究チームは、脳の炎症を引き起こすタンパク質(インフラマソーム、活性化のブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)に着目した。海外で慢性リンパ性白血病の治療に使われる治療薬(BTK阻害剤)「ibrutinib:イブルチニブ」が、このタンパク質を活性化する酵素を抑えることを発見した。
 血管を詰まらせ脳梗塞を発症させたマウスで実験。発症直後と翌日にイブルチニブを注射したマウスは、注射しないマウスに比べ死滅する神経細胞が少なく、全快には至らないが歩行などの運動機能が改善した。
 本研究は、炎症の制御が新たな脳梗塞治療法につながることを明らかにした。「イブルチニブ」はすでに海外で慢性リンパ性白血病の治療薬として用いられており、今後は脳梗塞の治療開始可能時間を拡大したり、脳梗塞治療にも役立つことが期待される。

 お天気は晴れ。気温が少し高く、湿度も高い。なので少し歩いても汗が出てくる。
 今月の始め(6月3日)に見たユズの花、今日見たら小さな実となっている。小さな緑玉だが、枝に沢山付いており、とても可愛くて綺麗・・秋に淡黄色に熟す果実も綺麗。
 昨日(6月22日)は、一年で最も昼(日の出から日没まで)の時間が長い夏至(げし)。短いのは、12月22日の冬至(とうじ)。冬至には柚子の実をお風呂に入れる・・柚子湯(ゆずゆ)。でも、夏至には入れられない・・何かを入れる日本古来の風習などはない、ようだ。
 ユズ(柚子、柚酸)
 ミカン科ミカン属(シトラス属)
 常緑小高木
 原産地は中国(長江上流と言われる)
 古くに渡来、飛鳥・奈良時代に栽培記載がある
 開花時期は5月~6月
 花は白い小さな五弁花を葉の脇につく
 結実期は10月~11月、果実は淡黄色に熟す