歩けば楽し

楽しさを歩いて発見

  思い出を歩いて発掘

   健康を歩いて増進

震源近傍で地震後の地下水のヘリウム含有量が地震前後で変化

2016-12-05 | 地質
 熊本地震は2016年4月16日に起こったM7.3の本震の他に、M6.5とM6.4の地震が直前に起こっている。震源の深さは10数kmと浅く一連の地震で深度7が2回観測されるなど大きな直下型地震であった。地震で50名が亡くなり、1800名以上が負傷した。経済的損失は最大で4兆6千億円に上がると発表された。
 東京大学・京都大学・熊本大学・東北大学の共同研究グループは、2016年熊本地震震源の近くで地震後すぐに深さ1000mの地下水を採取し、地下水に含まれる気体成分を分析した。ここで、ヘリウムの含有量が地震の前後で変化していることが判明した。(11月29日発表)
 岩石から放出されたヘリウムの量は、断層モデルから計算した体積歪みの変化量とよい相関があることがわかった。つまり歪みの変化が大きいほど多くのヘリウムが岩石から地下水に付加されたことを示し、地球化学的な観測量(ヘリウム)と地球物理学的な観測量(歪み)の間に定量的な関係があることを世界で初めて示した観測例である。この例は、将来起こりうる大地震を予測する上で地下水のヘリウムが体積歪みの良い指標となることを示している。
 研究グループは、地震後の帯水層の地球化学的変動を明らかにするため、地震断層付近において地下水の調査を行った。観測した井戸は7ヶ所で、深さは280~1300mであり、地震直後の4月28日と29日に地下水を採取した。これらの井戸は別の研究グループにより2010年8月に観測されており、地震の前後の変化を比較することができた。地下水は銅管に採取して密封し、実験室に持ち帰ってから地下水に溶けている気体を抽出した。抽出した気体を精製してヘリウムを純化して、ヘリウムの濃度と同位体比を高精度希ガス用質量分析計で測定した。

 今日の天気は曇り。風もなく、暖かい。11月上旬の気温かな。
 久ぶりの散歩。少し歩くだけで疲れる。先週に麻酔を伴う歯の治療をしたが、その影響で暫く外出を控え、食事もお粥のみ!!・・辛い。
 やはり畑の状況が気になるので、畑までの散歩。途中で”メキャベツ”を見つけた。径3~4cm程の小さな”キャベツ”が沢山、茎の葉のつけ根に付いている。”メキャベツ(芽キャベツ)”は、キャベツの変種のひとつで、アブラナ科の一年草。別名はヒメカンラン(姫甘藍)、コモチカンラン(子持甘藍)とある。
 ”メキャベツ”を茹で、煮物・バター炒め・サラダなどで食べるのが好き。
 メキャベツ(芽キャベツ)
 英名:Brussels sprouts(ブラッスルスプラウト)
 別名:姫甘藍(ひめかんらん)、子持甘藍(こもちかんらん)
 アブラナ科アブラナ属
 一年草
 原産地はベルギーのブリュッセル近郊とされる
 収穫期は11月下旬~2月