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地球史にチバニアン(千葉時代)申請、日本チームが地質年代で初の命名目指す

2017-06-09 | 地質
 地球の年齢は45.4億年(45.4 ± 0.5億年)と推定されている。地球の歴史は、地層に残る生態系や環境の変化の痕跡により、大・中・小と115の地質時代に区分される。現代の我々は、新世代-完新世の時代に生きている。
 地質年代
 先カンブリア時代(46億~5億4200万年前)
 古生代(約5億7000万~約2億5000万年前)
 中生代(約2億5000万~約6500万年前)
 新生代(約6500万年前~現代)
  古第三紀
  新第三紀
  第四紀
   更新世
    ジュラシアン
    カラブリアン
    中期
    後期
  完新世
 茨城大や国立極地研究所などの研究チームは、千葉県市原市の地層を77万年前~12万6000年前の地質時代(中期更新世)を代表する地層に認定するよう国際地質科学連合に申請した(6月6日)。イタリアも同様の地質認定に南部の2ヵ所の地層を申請。同連合は日伊のデータを審査し、来年に年代名を正式決定する見通し。選ばれれば中期更新世が「チバニアン」(ラテン語で、千葉時代)と命名され、地球史に初めて日本の地名が刻まれる。日本チームを率いる岡田誠茨城大教授(古地磁気学)は「勝敗は五分五分。地球史に日本の地名を刻みたい」と話す。
 認定を目指すのは、市原市田淵の養老川沿いにある「千葉セクション」と呼ばれる地層。地球の磁場(地磁気)が77万年前に最後に逆転したことを示す証拠が明瞭に残っている。中期更新世は、最後の地磁気逆転を境界にすることが決まっており、千葉セクションは有力候補となる。
 地質年代は、恐竜が繁栄したジュラ紀はスイス・フランス国境のジュラ山脈に由来するなど欧州にちなんだ年代名が多く、約3400万年前以降の大半はイタリアが命名した。アジアでは中国の名称が複数認定されている。正式名称が未定の年代もある。
 ◆国際標準模式層断面及び地点(Global Boundary Stratotype Section and Point)
 略称:GSSP。各地質時代を区切る境界を示すものとして、国際的同意の下に定められた層序断面及び境界の位置のこと。
 今回の審査で選ばれるGSSPは、「前期・中期更新世境界」の時代に堆積した地層であり、正式には「下部・中部更新統境界GSSP」と呼ばれる。
 「更新統」とは、地質時代の「更新世」に堆積した地層のこと。同様に、「下部更新統」は「前期更新世」に、「中部更新統」は「中期更新世」にそれぞれ対応している。
 ◆磁場逆転
 地球を大きな磁石に見立てたときのN極とS極の向きは、過去に何度も逆転を繰り返している。
 最後に起こった地磁気の逆転は「松山-ブルン境界」(Matuyama-Brunhes境界)と呼ばれ、その年代は海底堆積物の古地磁気記録から約78.1万年前とされていたが、本研究グループが千葉セクションの白尾火山灰層を高精度に分析したことにより、約77万年前であることが示された。

 天気は晴れ。朝早くに雨が降ったのかな、車のガラスに雨跡が残っていた。
 道横の小さな空地で、”ヒルザキツキミソウ”が纏まって咲いている。蕾も沢山あるからこれから、もっともっと咲く。花は可憐で優雅だ。
 ”ヒルザキツキミソウ”の名は、昼に開花するツキミソウ(月見草)からと言う。”ツキミソウ”は宵に咲く。何か不思議な命名・・・ヒル(昼)とヨル(夜)が一緒。
 ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草)
 別名:昼咲(ひるざき)桃色月見草
 アカバナ科マツヨイグサ属
 耐寒性多年草
 北米原産、観賞用として輸入され野生化した帰化植物
 丈は30cm~45cm
 開花時期は5月~7月
 花径は数cm、花色は白・薄桃色で黄色もある