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江崎玲於奈賞に香取秀俊教授、誤差160億年に1秒の光格子時計を発明

2017-09-08 | 学問
 第14回江崎玲於奈賞の受賞者に、香取秀俊・東京大学教授(52)が選ばれた(9月7日)。高い評価業績は、160億年で1秒しかずれないという極めて高精度の原子時計「光格子時計」の発明。
 現在、時間の単位である「秒」は、セシウム原子時計によって国際的に定義されている。この原子時計は3千万年で1秒の誤差の高精度なものである。香取さんが発明した光格子時計は160億年に1秒しか誤差が出ないレベル。例えば約100万個のストロンチウム原子を、「魔法波長」と呼ばれる特定の波長のレーザーでつくられた「光格子」にとじこめることにより、セシウム原子時計に比べて精度を数百倍から数千倍高めた。
 審査委員会によれば、極めて高精度な光格子時計には様々な応用が期待されている。「重力が強いと時間はゆっくり進む」とのアインシュタインの相対性理論を検証や、重力による空間のゆがみを時間の進み方の違いとしてとらえて地殻変動観測に利用する、などが考えられると言う。
 ◆江崎玲於奈賞(えさきれおなしょう)
 2003年12月に創設された日本の科学技術賞。
 ナノサイエンスとナノテクノロジーの分野における顕著な研究業績を顕彰し、科学技術振興と産業活性化に寄与することを目的としている。
 ◆時計の精度
 ぜんまい式     1日に10秒以内
 クオーツ時計    1年に20秒以内
 セシウム原子時計  3000万年に1秒以内(精度:1X10^(-15))
 光格子時計     160億年で1秒以内(精度:2X10^(-18))
 ◆1秒の長さ
 現在の1秒の定義は、「セシウム133の原子の基底状態の2つの超微細準位の間の遷移に対応する放射の周期の91億9263万1770倍の継続時間」である。
 ◆光格子時計
 香取秀俊東京大学准教授(当時)が2001年に提案した方式。
 まず、「魔法波長」と呼ばれる特別な波長のレーザー光を干渉させて作った微小空間(光格子)に、レーザー冷却された原子を1つずつ捕獲し、原子同士の相互作用が起きないようにする。次に、これらの原子にレーザー光を当て、光を吸収する「原子の振り子」の振動数を精密に測定する。この光の振動を数えて、1秒の長さを決める。光格子全体には多数の原子を捕獲できるので、それらの「原子の振り子」の振動数を一度に測定して平均をとることで、短時間で時間を決めることができるというもの。

 朝から晴れ、午後も晴れ。気温は最高気温28℃位。
 小さな公園の花壇に”キバナコスモス(黄花秋桜)”が沢山咲いている。近所の方が植えて育てている。・・散歩が楽しくなります、ありがとう。
 ”キバナコスモス(黄花秋桜)”は”コスモス(秋桜)”に似た黄色や橙色の花を咲かせるキク科コスモス属である。コスモス(Cosmos)は、キク科コスモス属の総称で、コスモス属は29種ほどある。
 キバナコスモス(黄花コスモス、黄花秋桜)
 別名:黄花秋桜(きばなあきざくら)
    イエローコスモス(yellow cosmos)
 学名:Cosmos sulphureus
 キク科コスモス属
 多年草(日本では一年草)
 メキシコ原産の園芸植物
 大正時代の初めにヨーロッパから輸入された記録がある
 開花時期は7月~10月
 コスモスの品種
  サンセット:赤色の品種、日本で作出され急速に普及した
  ブライトライト:八重咲き、赤花と黄花がある
  サニー:草丈があまり伸びない、鉢植え向き
  ディアボロ:半八重咲き、緋色
  チョコレートコスモス:大正時代に渡来。黒紫色の花を付け、チョコレートの香りがする。多年草