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二酸化炭素の2016年の世界平均濃度が、403ppmと過去最高を更新

2017-10-31 | 環境
 世界気象機関(WMO:World Meteorological Organization)は、地球温暖化をもたらす二酸化炭素(CO2)の2016年の世界平均濃度が、403.3ppm(ppmは100万分の1、体積比)で、過去最高を更新したと発表した(10月30日)。世界平均濃度は、各地の観測結果を基に算定している。
 二酸化炭素(CO2)は主要な温室効果ガスの一つである。産業革命前(約278ppm)から継続した増加が続き、45%上回る水準となった。過去10年の増加ペースは年平均2.21ppm増と、こちらも近年上昇傾向にある。2015年比での増加幅(3.3ppm)も過去最大となった。
 因みに、CO2以外の主要な温室効果ガスとなるメタン、一酸化二窒素の2016年の世界平均濃度は、それぞれ1853ppb(1ppbは10億分の一)、328.9ppbでともに最高を更新した。
 WMOのターラス事務局長は「CO2など温室効果ガスを迅速に削減せねば、今世紀末までに気温上昇が危険な状況になりかねない。しかし現時点でCO2を大気から取り除く魔法のつえはない」と指摘した。
 ◆世界の二酸化炭素排出量 IEA(国際エネルギー機関)調べ
     2014年   2013年
 中国   91.3  90.3億トン
 アメリカ 51.8  51.0億トン
 インド  20.2  18.5億トン
 ロシア  14.7  15.3億トン
 日本   11.9  12.3億トン
 ドイツ  7.2   7.6億トン
 韓国   5.7   5.7億トン
 カナダ  5.5   5.4億トン

 朝から雲が多い晴れ。風は穏やか。朝、玄関を出たら頬を冷たい風に触られた・・秋冬となっていく。
 先日”コムラサキ”の実を紹介した。今日のは、”シロミノコムラサキ(白実小紫)”、”コムラサキ”の白実である。
 ”ムラサキシキブ(紫式部)”の変種で、”シロミノコムラサキ(白実小紫)”と良く似る”シロシキブ(白式部)”がある。違いは、葉の大きさや実の大きさが若干違うが、葉の形である。”ムラサキシキブ”は葉の据歯(ギザギザ)が全縁にあり、”コムラサキ”の据歯は葉の半ばから先端部にあり、これで区別。
 シロミノコムラサキ(白実小紫)
 別名:小白式部(こしろしきぶ)
 クマツヅラ科ムラサキシキブ属
 落葉低木、丈は2m~3m
 枝は垂れ、これに花・実が付く
 開花時期は6月~8月
 花は根元から枝先へと順次咲き、果実も枝先へと付く
 花色は白色、実の色も白色