歩けば楽し

楽しさを歩いて発見

  思い出を歩いて発掘

   健康を歩いて増進

2017年の特殊詐欺被害は390億円、件数は1万8千件と増加

2018-02-09 | 社会・経済
 警察庁は、2017年に全国の警察が認知した振り込め詐欺などの特殊詐欺は1万8201件(前年比28.6%増)で、7年連続で増加したと発表(2月8日)。被害総額は約390億3000万円(前年比4.3%減)と3年連続で減少した。手口別では、「おれおれ詐欺」・「架空請求詐欺」がそれぞれ約1.5倍に急増した。
 被害者は65歳以上が全体の72.3%。女性が72.4%、男性が3割弱だった。
 被害の手口別では、
 ▽オレオレ詐欺
  8475件(前年比47.3%増)、被害額203億4000万円(前年比21.7%増)
 ▽有料サイトなど情報サービスの利用料金などを求める架空請求詐欺
  5754件(前年比53.8%)、被害額127億9000万円(前年比19.2%減)
 ▽「医療費の払い戻しがある」などとだます還付金等詐欺
  3137件(前年比14.8%)、被害額35億9000万円(前年比15.8%減)
 以上の三つの手口で認知件数の95%、被害額の94%。
 被害は都道府県による増減の差も大きい。愛知など5県は被害額が前年の半分以下だったが、東京・埼玉・千葉・神奈川・京都・福岡など16都道府県は被害額、認知件数ともに増えた。
 認知件数は統計を始めた2004年の2万5667件をピークに、10年に3分の1以下の6888件に減った後、再び増加。被害額は過去最悪の565億円だった14年から減り、17年は実際に被害の出た約1万7千件で1件当たりの被害額が26.3%減の226万円だった。