歩けば楽し

楽しさを歩いて発見

  思い出を歩いて発掘

   健康を歩いて増進

2017年平均の二酸化炭素の大気中濃度は過去最高だった

2018-08-15 | 環境
 米海洋大気局(NOAA)が、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の2017年平均の大気中濃度は過去最高だった、とする報告を公表した(8月8日)。
 報告書「STATE OF THE CLIMATE IN 2017」によると、
  CO2の2017年平均の大気中濃度は405ppm(1ppmは100万分の1) 記録が残る過去38年で最高だった
  地球表面(陸上と海洋)の2017年の年平均温度は1981~2010年の平均を0.43度前後上回った
  2017年の世界の海面水位の平均値は1993年と比べて7.7センチ高かった
    世界の海面水位は10年ごとに平均3.1センチ上昇している
  北極最大の海氷の2017年9月の面積は、記録に残っているデータの平均値より25%小さかった
  南極大陸の2017年3月の海氷面積は210万平方キロメートルまで減少して1978年に始まった衛星による記録上最小になった
  2017年の熱帯低気圧の総数は85を数え、1981年から2010年の平均82を上回った
 世界気象機関(WMO)はCO2の2015年平均の大気中濃度が「危険水準濃度」とされる400ppmになり過去最高を更新したと2016年10月に発表している。今回のNOAAの報告書はその後もCO2の大気中濃度が確実に高くなっていることを示した。温暖化が現実に進んでいるデータだ。
 地球温暖化防止の国際枠組み「パリ協定」は気温上昇を2度未満に抑えるとの長期目標を掲げている。この目標を達成するためには、CO2濃度を世界平均で420ppm程度に抑える必要があると指摘されている。
 ◆世界中の猛暑の日数
 図化したグラフ見ると、折れ線ながらもグラフは長期的に増加傾向にあることを示す
  (NOAA提供)
 1950年~1985年までは、35日前後
 1985年からは、増加傾向にあり、現在は60日位となっている
 ◆二酸化炭素(CO2)を排出する化石燃料
 2017年のエネルギー需要は、石油換算で140億5千万トン(前年比2.1%増)に達した。
 増加分のうち、3分の2はアジア由来で、うち4割超は中国とインド由来である。
 このため、CO2排出量が前年比1.4%増加した。

 今年の天気は、オカシイ。災害を齎す強く・多量の雨、東に西にの台風、異常に暑い日々、・・冬はどうだろう。
 春に花が咲いた”ナナカマド”(花は5月9日のブログ)。実が沢山付いている。付いた実は秋が深まると赤くなり、葉は紅葉する・・とても綺麗
 この姿から、別名”ヤマナンテン(山南天)”と呼ばれる。”ナンテン”と比べると、”ナナカマド”が”ナンテン”より、樹高・葉・花径・実など全体的に大きい。
 ナナカマド(七竈)
 別名:山南天(やまなんてん)
 バラ科ナナカマド属
 落葉小高木
 北海道~九州、朝鮮・樺太・南千島に分布
 開花時期は5月~7月
 枝先に複散房花序を出し、白い小さな花が沢山咲く
 花弁は5枚、花色は白
 成実期は9月~11月、球形の果実(径は数mm)