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脳内のたんぱく質「スニップス」が眠気の正体か

2018-08-19 | 健康・病気
 筑波大の柳沢正史教授のチームが、「脳内にある80種類のたんぱく質の働きが活性化すると眠くなり、眠りにつくと働きが収まるのをマウスの実験で発見した」と発表した(6月13日付の英科学誌ネイチャー電子版)。
 眠気の“正体”は、「スニップス」と名付けたこの一群のたんぱく質はとみられ、睡眠そのものに深く関わっている。たんぱく質が睡眠を促して神経を休息させ、機能の回復につなげているとみている。「睡眠の質の向上や、不眠など睡眠障害の治療法の開発につながる可能性がある」という。
 チームは眠らせないで寝不足にしたマウスと、眠い状態が続くように遺伝子操作したマウスを使って実験。寝不足マウスの脳内では、眠くなると脳内のたんぱく質が活性化する「リン酸化」と呼ばれる反応が起き、眠ると元に戻るのを確かめた。この反応をじゃまする薬を与えると、マウスの眠気が収まるのも脳波の分析から確かめた。遺伝子操作したマウスは眠った後もたんぱく質が活性化した状態が続いた。
 それぞれのたんぱく質の役割はまだよく分かっていないが、たんぱく質の多くは神経細胞が情報をやりとりする「シナプス」と呼ばれる部位に集中していた。眠らない時間が長くなりすぎると神経の情報伝達に支障が出るといい、その回復に関わっているとみられる。

 雲が多い晴れ。気温は最高気温30°以下と、少し涼しいかな。少し涼しいので、畑の雑草取り。
 近所の畑で、見つけた”モロヘイア”の花。数輪咲いている。
 ”モロヘイア”は、若い茎葉を食用とする野菜、ほとんど癖がない野菜だ。茹でたり刻んだりすると粘りがでる。古くからインド・地中海沿岸では食べられおり、全体的に栄養価が極めて高く「野菜の王様」とも言われる。しかし、花が咲き、できる種と莢(さや)に強心作用のある成分(ストロファンチジン)がある・・言わば毒がある。食品安全委員会報告では、 収穫~つぼみのモロヘイヤの葉や茎には毒が含まれていないとされている。なので、花が咲き始めたら葉の収穫が終わり、となるのかな。
 名の”モロヘイヤ”はアラビア語語源「王様の野菜」からとか。和名はタイワンツナソ(台湾綱麻)。
 モロヘイヤ
 和名:台湾綱麻(たいわんつなそ)
   日本食品標準成分表にはモロヘイヤと載っている
 シナノキ科ツナソ属
 一年草
 原産地はインド
 若い茎葉を食用とする。史上最強の緑黄色野菜と言われる程栄養豊富かつ栄養バランスが良い
 日本では80年代に健康緑黄色野菜として導入された
 開花時期は8月~10月
  モロヘイヤに含まれるストロファンチジンは種・種の莢(サヤ)と発芽からしばらくまでの若葉