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砂糖取るなら日中の活動時間帯に、ラットの実験結果からのアドバイス

2018-08-29 | 食・レシピ
 名古屋大学大学院生命農学研究科の小田裕昭准教授らの研究グループは、「砂糖を取るにしても活動時間帯に限った方が肝臓や血中の脂肪量が抑えられることがラットの実験で分かった」と発表した(8月21日)。
 砂糖の取り過ぎはメタボリックシンドロームの主因と考えられている。このため世界保健機関(WHO)は2015年に、成人の1日の砂糖摂取量(単糖類と2糖類のショ糖(砂糖)摂取量)を摂取エネルギーの5%未満、目安として小さじ6杯程度(約24グラム)未満にすることを推奨する指針を発表している。従来は10%までと推奨していたが、各種の研究結果から基準を引き下げた。
 研究グループは、人間とは異なり活動時間は夜が中心の夜行性の生後5週、体重90グラムのラットを実験対象に選択。A:夜間にだけに砂糖を摂取できるグループと、B:時間に関係なく自由に摂取できるグループなどに分けて実験した。そして約4週間後に肝臓内と血中の脂肪量などを調べた。
 結果、2グループとも体重にほとんど変化がなかったのに、A:砂糖を活動時間帯の夜だけに与えられたグループは、B:時間に関係なく与えられたグループより約20%、肝臓内・血中、いずれの脂肪量とも少なかった。
 小田准教授ら研究グループは「砂糖を控えなければならないことは理解していてもなかなかできない。今回の研究成果は(人間にとっても)甘いものを食べる時間を日中の活動時間帯に制限することで砂糖の取り過ぎの悪影響を抑えることができることを示している」としている。脂肪肝や高脂血症の予防や改善の参考になりそうだ。

 朝から小雨、降ったり止んだり。最高気温30℃以下と、少し過ごし易い。
 塀に絡みついていた”ヘクソカズラ”の花。秋には、直径5mm程の黄褐色の実となる。果実の付いたツルはフラワーアレンジメントなどに利用する方もいる。果皮に見える部分は萼の変化したもので、偽果皮と呼ばれる。
 近くに寄らないと、名前の由来となっている独特の臭気は無い。
 咲いている花は小さく可憐で可愛い。でも名は、ヘクソカズラ(屁糞葛)と酷い。
 名(屁屎葛)の由来は、葉や茎に悪臭があることからで、古語ではクソカズラ(屎葛)と、古くから酷い名前のようだ。この臭い(茎・葉を傷付けると揮発性成分が出る)は自己防衛のためだからと言う。花の中心の赤がお灸(ヤイト)に見える事から、別名にヤイトバナ(灸花)がある。花は可憐で可愛いから、サオトメバナの別名もある。
 ヘクソカズラ (屁糞葛)
 別名:灸花(やいとばな)、早乙女花(さおとめばな)、馬食わず(うまくわず)
 アカネ科ヘクソカズラ属
 蔓性の多年草
 開花時期は7月~9月
 秋に丸い茶色の実(球形で径数mm)を付ける