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   健康を歩いて増進

3月期決算の上場企業の連結純利益、トップはトヨタの1.8兆円

2017-06-12 | 社会・経済
 日本における、決算期が3月の法人は、2,632,784法人(年1回決算、平成27年度)中 508,030法人(19.30%)である。次いで、9月決算が10.91%、12月決算が10.10%となっている。
 新聞によると、3月期決算の上場企業(金融など除く)の連結純利益は2年ぶりに過去最高益を更新した。18年3月期も最高益更新へ。・・とあった。
 ◆稼ぎ頭の企業
  企業      業種    純利益実額(億円)
 1、トヨタ    自動車・部品 18,311
 2、ソフトバンク 通信     14,263
 3、三菱UFJ    銀行     9,264
 4、NTT      通信     8,001
 5、三井住友FG  銀行      7,065
 6、日産自    自動車・部品  6,634
 7、NTTドコモ   通信     6,525
 8、ホンダ    自動車・部品  6,165
 9、みずほFG   銀行      6,035
 10、KDDI     通信      5,466

 今日の天気は、晴れ~曇り、時々雨。風が少し強く、冷たい。最高気温が18℃と低い。
 少し郊外の住宅地で、”ハコネウツギ”の花が咲きだしている。花色は白色・桃色・紅色で、咲始めの白色から変化していく。花言葉が「移り気」とか、成るほどね。
 花の形は漏斗状鐘形で、先が5裂している。花筒は、萼より先で、急に広がり、釣り鐘形と。この広がり方が、ニシキウツギ(二色空木)より急角度で識別点となる。”ハコネウツギ(箱根空木)”と”ニシキウツギ(二色空木)”は区別し難い程似ている。
 ハコネウツギ(箱根空木)
 別名:源平空木
 スイカズラ科タニウツギ属
 雌雄同株。両性花。
 原産地は日本
 本来の自生地は、関東~東海地方の沿海地。箱根には少ない
 開花時期は5月~6月
 花色は咲始めの白色からピンク・紅赤色に変化
 花冠が、白から赤色に変色しないものを、シロバナハコネウツギと言う


体内時計が温度に影響されない、仮説「温度-振幅カップリング」を提唱

2017-06-11 | 科学・技術
 地球上の生物には、ほぼ1日の周期で繰り返される体内時計が存在する。体内時計は、睡眠覚醒や成長ホルモン分泌などのタイミングや、血圧・体温調節などの生理活動を厳密に制御している。生物は、時刻によって変化する外部環境に積極的に適応することで、繁栄し続けるように進化してきたといえる。
 人間の体内時計は1日25時間と言われている(通説)。1日平均24時間10分説もある。これを毎日24時間周期に戻しているのは、朝の起床での太陽光を浴びるからである、と言う。それは、脳の視床下部の視交叉上核に存在する遺伝子の中に存在する「時計遺伝子」があるから。
 理化学研究所の黒澤元研究員と望月敦史主任研究員らの共同研究チームは、体内時計が温度に影響されない仕組みに関する新たな仮説「温度-振幅カップリング」を提唱した(6月9日)。
 一般に、細胞の増殖などの生体プロセスは、温度が上がると速くなる(化学反応の多くは、温度が10℃上がると反応速度は2~3倍になる)。しかし、体内時計の周期はほとんど温度に影響されない。この体内時計の温度補償性と呼ばれる性質は、体内時計の研究が始まった1950年代から大きな謎とされてきた。
 共同研究チームは、体内時計に関わる遺伝子やタンパク質の1日のリズムの変動を記述する数理モデルを用いて、温度が上昇して反応が速くなっても周期は一定となる条件を探した。体内時計の周期を一定に保つためには、温度上昇とともにリズムの振れ幅を大きくする必要があることを見つけ、「温度-振幅カップリング」と名付けた。ラットの培養細胞を用いて、35℃と38℃でCry1遺伝子やPer2遺伝子などの主要な体内時計遺伝子の活性リズムを計測したところ、38℃のときの方がより大きな振れ幅のリズムを刻んでいることが分かった。
 今後、さまざまな生物種でこの温度補償性の仕組みを研究することで、体内時計の設計原理の進化が明らかになると期待できる。

 晴れ。初夏の気候だ。
 郊外で”カラー”畑を見る。魅力的な純白の仏炎苞が特徴的だ。
 ”カラー”は2タイプに分けられ、湿地でよく育つ「湿地性」と、乾燥した土地を好む「畑地性」があると言う。このカラーはどちらなのかは判らないが、たぶん「畑地性」かな。
 数十cmの花茎を伸ばし、茎の頂部に漏斗状の巻いた純白の仏炎苞(ぶつえんほう)をつける。花は黄色で花序軸上に密集し、仏炎苞に包まれる肉穂花序(にくすいかじょ)。
 ◆仏炎苞
  苞が大型に変化して、花弁(はなびら)の様になったもの
  仏像の背にある光背に、形・雰囲気が似ていることから
  苞には白・赤・黄・紫などの色があり、とても綺麗
 葉は楕円形・矢じり型・ハート型などがあり、白い斑点があることが多い。柄は太長く、基部は鞘状になる。名(カラー)の由来に、仏炎苞がワイシャツの襟(Collar)に似ていることから、との説がある。
 カラー
 別名:海芋(かいう)、オランダカイウ
 英名:Calla、Calla lily
 サトイモ科オランダカイウ属
 多年草(球根)
 原産地は南アフリカ、日本には江戸末期にオランダから渡来
 開花時期は5月~7月


ホモ・サピエンスの骨発見、30万年前と通説より古い?

2017-06-10 | 歴史・考古
 独マックス・プランク進化人類学研究所などの研究チームが、「アフリカ北部のモロッコで、約30万年前のものとみられる初期の現生人類ホモ・サピエンスの骨を発見した」。6月8日、英科学誌ネイチャーで発表した。
 研究チームは、モロッコにあるジェベル・イルード遺跡で、頭骨の一部や上顎などを見つけた。目の周りや上あごなどの形が現代人と似ているが、脳を包む部分の形は異なっており、初期のホモ・サピエンスのものと考えられる、と言う。同じ地層から見つかった石器や以前発掘された歯の年代測定すると、約30万年前のものと見られる。このほか、アフリカ南部でも、26万年前とされる初期ホモ・サピエンスとみられる化石が見つかっている。研究チームは「進化はアフリカ東部に限らず、全土で徐々に進んだ可能性がある」と結論づけている。
 ホモ・サピエンスは、旧人ホモ・ハイデルベルゲンシスなどから進化したと考えられている。アフリカ東部のエチオピアで、19万5千年前の化石が発見されており、この頃にアフリカ東部で出現したとする説が有力だ。
 松浦秀治・お茶の水女子大名誉教授(先史人類学)によると、「今回の発見は、現生人類の起源につながる最古級の化石にあたる。ただ、約30万年前という年代値の算出には不確な要素が多く、20万年前から35万年前くらいの間で動く可能性がある」としている。
 ◆ホモ・サピエンス(英語: Homo sapiens、ラテン語で「賢い人間」を意味する)
 ホモ・サピエンスは、現生人類の属する種の学名。ネアンデルタール人(ホモ・ネアンデルターレンシス)などのすでに絶滅した多くの旧人類もこれに含める。ヒト属の唯一の現存種である。

 朝は晴れ。昼頃より雲が多くなる。夕方から強い雨が予想。
 畑で紅い花弁が鮮やかな”ツバメスイセン”の花が咲いている。花の径は15cm程の大きさ。昨年には2輪咲いた、今年も2輪は咲きそうだ。一昨年に植えた球根で、一冬・二冬の越冬でヤット咲いた・・とても嬉しい。
 ”ツバメスイセン(燕水仙)”は水仙と名前が付いているが、ヒガンバナ科スイセン属ではなく、ヒガンバナ科スプレケリア属である。名(ツバメスイセン:燕水仙)の由来は、花の形がツバメの様に見えるから。原産地はメキシコなどで、日本には明治初期に渡来した。
 ツバメスイセン(燕水仙)
 別:ツバメアマリリス
   スプレケリア・フォルモシッシマ
 学名:Sprekelia formosissima
 ヒガンバナ科スプレケリア属
 球根植物
 開花時期は5月~6月
 花茎1本に着く花は一つ(単頂花序)
 花被片は6枚で、反り返っている
 花被片配列は等角でなく、下側3枚は重なり合って間隔が狭い
 花色は紅色


地球史にチバニアン(千葉時代)申請、日本チームが地質年代で初の命名目指す

2017-06-09 | 地質
 地球の年齢は45.4億年(45.4 ± 0.5億年)と推定されている。地球の歴史は、地層に残る生態系や環境の変化の痕跡により、大・中・小と115の地質時代に区分される。現代の我々は、新世代-完新世の時代に生きている。
 地質年代
 先カンブリア時代(46億~5億4200万年前)
 古生代(約5億7000万~約2億5000万年前)
 中生代(約2億5000万~約6500万年前)
 新生代(約6500万年前~現代)
  古第三紀
  新第三紀
  第四紀
   更新世
    ジュラシアン
    カラブリアン
    中期
    後期
  完新世
 茨城大や国立極地研究所などの研究チームは、千葉県市原市の地層を77万年前~12万6000年前の地質時代(中期更新世)を代表する地層に認定するよう国際地質科学連合に申請した(6月6日)。イタリアも同様の地質認定に南部の2ヵ所の地層を申請。同連合は日伊のデータを審査し、来年に年代名を正式決定する見通し。選ばれれば中期更新世が「チバニアン」(ラテン語で、千葉時代)と命名され、地球史に初めて日本の地名が刻まれる。日本チームを率いる岡田誠茨城大教授(古地磁気学)は「勝敗は五分五分。地球史に日本の地名を刻みたい」と話す。
 認定を目指すのは、市原市田淵の養老川沿いにある「千葉セクション」と呼ばれる地層。地球の磁場(地磁気)が77万年前に最後に逆転したことを示す証拠が明瞭に残っている。中期更新世は、最後の地磁気逆転を境界にすることが決まっており、千葉セクションは有力候補となる。
 地質年代は、恐竜が繁栄したジュラ紀はスイス・フランス国境のジュラ山脈に由来するなど欧州にちなんだ年代名が多く、約3400万年前以降の大半はイタリアが命名した。アジアでは中国の名称が複数認定されている。正式名称が未定の年代もある。
 ◆国際標準模式層断面及び地点(Global Boundary Stratotype Section and Point)
 略称:GSSP。各地質時代を区切る境界を示すものとして、国際的同意の下に定められた層序断面及び境界の位置のこと。
 今回の審査で選ばれるGSSPは、「前期・中期更新世境界」の時代に堆積した地層であり、正式には「下部・中部更新統境界GSSP」と呼ばれる。
 「更新統」とは、地質時代の「更新世」に堆積した地層のこと。同様に、「下部更新統」は「前期更新世」に、「中部更新統」は「中期更新世」にそれぞれ対応している。
 ◆磁場逆転
 地球を大きな磁石に見立てたときのN極とS極の向きは、過去に何度も逆転を繰り返している。
 最後に起こった地磁気の逆転は「松山-ブルン境界」(Matuyama-Brunhes境界)と呼ばれ、その年代は海底堆積物の古地磁気記録から約78.1万年前とされていたが、本研究グループが千葉セクションの白尾火山灰層を高精度に分析したことにより、約77万年前であることが示された。

 天気は晴れ。朝早くに雨が降ったのかな、車のガラスに雨跡が残っていた。
 道横の小さな空地で、”ヒルザキツキミソウ”が纏まって咲いている。蕾も沢山あるからこれから、もっともっと咲く。花は可憐で優雅だ。
 ”ヒルザキツキミソウ”の名は、昼に開花するツキミソウ(月見草)からと言う。”ツキミソウ”は宵に咲く。何か不思議な命名・・・ヒル(昼)とヨル(夜)が一緒。
 ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草)
 別名:昼咲(ひるざき)桃色月見草
 アカバナ科マツヨイグサ属
 耐寒性多年草
 北米原産、観賞用として輸入され野生化した帰化植物
 丈は30cm~45cm
 開花時期は5月~7月
 花径は数cm、花色は白・薄桃色で黄色もある



日経MJ2017年上期ヒット商品番付の横綱は、横綱稀勢の里とニンテンドースイッチ

2017-06-07 | 社会・経済
 日本経済新聞社は2017年上期(1月~6月)の日経MJヒット商品番付をまとめた。(詳細は7日付日経MJに)
 東の横綱に選んだのは、19年ぶりの日本出身横綱として大相撲を盛り上げた「稀勢の里」。ケガをしながら逆転優勝した姿に心を動かされた。西の横綱には、「ニンテンドースイッチ」。来年3月までに累計1270万台の販売を計画している。
 ◆日経MJ2017年上期ヒット商品番付(日経新聞より、前頭は抜粋))
     東            西
 横綱 稀勢の里       ニンテンドースイッチ
 大関 ヤマト値上げ     GINZA SIX
 関脇 C-HR(トヨタ)    タクシー初乗り410円
 小結 藤井聡太       平野美宇
 前頭 騎士団長殺し     うんこ漢字ドリル
 同  トランプ米大統領   美女と野獣
 同  マクドナルド     ポテチショック
   「グラン」シリーズ
 同  リンクルショット   家事代行
    メディカルセラム
    (ポーラ)
 同  セブン値下げ     でか焼き鳥(ローソン)

 今日の天気は晴れ。今週末には雨が降るかも。
 散歩では垣根や玉散らし仕立ての”イヌツゲ”を見かける。”イヌツゲ”は普通に見られる植木である。今時分(初夏)にはクリーム色の小さな花が咲く。雌雄異株なので、雄株には雄花が咲き、緑に点在する白い点の様にまとまって咲く。雌花よりも目立つ。・・撮影写真は雄花です。
 名(イヌツゲ)の由来は、印鑑・櫛・将棋の駒の材料となるツゲ科のツゲ(=ホンツゲ)に似るが、ツゲよりも材が劣るため「イヌ」が冠されている。
 ツゲとイヌツゲの違い
 両者は、小さくて厚い葉が枝に密生する様子が良く似ている。葉の出方で、区別する。”イヌツゲ”は葉が互い違いに生える互生で、”ツゲ”は葉が同じところから対になって生える対生である。
 イヌツゲ(犬黄楊、犬柘植)
 別名:ニセツゲ、ヤマツゲ、コバモチ
 学名:Ilex crenata
 モチノキ科モチノキ属
 雌雄異株
 常緑広葉、低木であるが時に高木
 葉は小さく、1.5cm~3cmで楕円形、厚みがある革質、つやがある
 開花時期は5月~6月
 果実は黒く熟し、径6mm~7mm


「20万分の1日本シームレス地質図」をリニューアルし、5月に一般公開

2017-06-06 | 地質
 国立研究開発法人産業技術総合研究所地質調査総合センターは、日本全国の地質情報を継ぎ目なく(シームレス)表示する「20万分の1日本シームレス地質図」を完全リニューアルし、2017年5月10日(地質の日)に一般に公開した。
  日本シームレス地質図:https://gbank.gsj.jp/seamless/index.html
 「20万分の1日本シームレス地質図」は、2005年よりウェブサイト上で公開してきた。出版から約25年が経過して、当時とは地質区分の考え方も変わってきたため、最新の地質学的知識に基づき、凡例を全面的に刷新した。
 凡例数はこれまでの386から2400超へと大幅に増加し、より詳細な情報が地質図に表現できるようになった。また、凡例を体系化し階層構造にしたため、地質図の表示の仕方を、目的や用途に応じて自由に変えることもできる。
 ◆地質図
 いつの時代の、どのような種類の岩石や地層があり、どのように分布しているのかを表した地図のこと。
 ◆凡例
 地図ごとにその中で用いる地図記号を解説した表のこと。地質図は、地質時代と岩石区分によって色分けや記号分けされており、凡例があって初めて、どの時代の、どのような種類の岩石なのかなどがわかるようになっている。
 ◆地質図幅
 緯度経度線で囲まれた四角の地図を図幅(ずふく)と呼ぶ。地質図では地質図幅(ちしつずふく)と言う。
 ◆付加体
 海洋プレートが海溝で大陸プレートの下に沈み込む際に、海洋プレートの上の堆積物が剥ぎ取られ、陸側に付加したもの。古くから日本列島の土台となってきた主要な地層の一つで、山地などに広く分布。

 晴れ。気温は大きく変化せず最高気温20℃位。明日も晴れの予想。
 散歩道沿いの空き地で”コンフリー”の花が咲いていた。
 ”コンフリー”は昭和40年代に「栄養価が高い・糖尿病や高血圧などに良い」とされた健康食品である。畑・花壇やプランターなどに植えて手軽に食べられる野菜としてブームとなった。葉や茎を食べるもので、テンプラにしたり茹でたりした・・私も食べました。その後、発ガン性物質があると話題となった。また肝機能障害(肝硬変・肝不全)を起こす弱い毒性があることが判明し、摂取を控えるように厚生労働省から通達が出た(2004年6月)。ここで”コンフリー”は野菜ではなくなり、道端の雑草の如くに野生化した。でも薬草として古くから切り傷などに使われている。元来は観賞用にも栽培された植物で、お花は楚々とした雰囲気で素敵だ。
 コンフリーの名は、コン・フィルマ(・・何語かな?骨を接合する、との意味)の転訛から、と言う。健康食品として、 注目されたのは、コーカサスの長寿村の常食野菜だったから。現在でも、同じ様な話があるかも!!。
 コンフリー
 別名:鰭玻璃草(ひれはりそう)
 ムラサキ科ヒレハリソウ属
 多年草
 ヨーロッパ・コーカサス地方の原産
 明治時代に渡来
 開花時期は6月~8月
 花は釣鐘状、下向きに咲く
 花色は淡紅色で紫・白・ピンクがある


熊本地震前には住民の7割が活断層の存在を知らなかった

2017-06-05 | 地質
 文部科学省のアンケート調査で分かった、「昨年4月の熊本地震で、地震前には住民の約7割が地震を起こした活断層の存在自体を知らなかった」。調査は昨年11月~12月、熊本市や熊本県益城(ましき)町など大きな地震被害が出た14市町村で実施。18歳以上の男女7000人にアンケートし、うち3272人から回答。日本地球惑星科学連合大会で、5月20日に発表された。
 「活断層で地震が起こると思っていたか」との質問に対し、69.7%が「(地震前は)活断層の存在を知らなかった」と回答。活断層を知っていた人でも、6割近くが「地震はたぶん起きない」と認識していた。
 気象庁は、前震があった4月14日の翌日、「3日以内に震度6弱以上の余震が発生する確率は20%」と発表したが、リスクが正しく伝わらず、16日に本震が発生するまで3割以上の人が「大きな余震は起こらない」と考えていたことが分かった。

 天気は晴れ。朝晩は少し寒い。最高気温が前日と同様に20℃位。
 畑の”ジャガイモ”に花が咲きだした。品種は、ダンシャク(男爵)。収穫は来月(7月)始めかな。
 ダンシャクは、デンプンが多くホクホクした食感が得られるが、煮くずれしやすい。潰してから使う料理に適している。主に、東日本で主流の品種。
 ジャガイモ
 別名:馬鈴薯(ばれいしょ)、ジャガタラいも
 ナス科ナス属
 多年草
 南米アンデス山脈の高地が原産と言われ、ヨーロッパ大陸に伝えられたのは15世紀~16世紀(インカ帝国の時代)。日本には、17世紀初め頃にオランダ船によりジャカルタ港より運ばれた。
 これが、ジャガタラいもの名の由来。当時は観賞用として栽培されたとの事。馬鈴薯(ばれいしょ)の名の由来は、ジャガイモの形が馬につける鈴(馬鈴)の様だからとの説がある。
 食用とするのは地下茎(いわゆるイモ)
 イモの日に当たって緑色に変色した部分や芽が出てきた部分には毒(グリコアルカロイド:ソラニン、チャコニンなど)が発生しているので、その部分は除去して調理する


水が濁っても映像鮮明、音波使うカメラ開発

2017-06-04 | 科学・技術
 港湾空港技術研究所の松本さゆりグループは、音波を使って水中の映像を鮮明に撮影するカメラ「水中音響ビデオカメラ」を開発した。「水中音響ビデオカメラ」は、水中で音波を発信し、物体からの反射波を受信して映像を表示する。水中工事の監視や海底資源の調査など海洋開発を後押しする。2018年度に企業に技術移転し商用化する計画。
 光を頼りに撮影する一般のカメラは、濁った水中ではごく狭い範囲しか映せない。開発カメラは多数の音波を精度良く送受信し、最高で0.5m先を2mm四方単位の細かさで映し出せ、約30メートル先まで撮影できる。視野角は左右80度、上下40度の3次元空間に対応し、画像の更新速度は最大で1秒間に10枚に達する。水が濁っていても地形や障害物がはっきりと映り、解像度は世界最高と言う。
 深さ100mまでの浅い水域で使うタイプと、3000mの深海での撮影に耐える2つのタイプがある。港湾や空港周辺の水中工事などでは、地上で映像を見ながら効率よく作業できる。無人探査機に搭載すれば、海底の資源調査などに活用できる。

 晴れ。気温は最高気温20℃ほど。朝は少し寒かった。
 梅田川の堤防の散歩は気分が良い。堤防道には雑草が生い茂り、小さな花・大きな花も咲いている。見つけたのは、径1.0cm前後の小さな花、”ニワゼキショウ”だ。花茎先端に咲き、花被片は6枚で先端は尖り、筒状の花中心部と葯の色は黄色。
 名(ニワゼキショウ:庭石菖)の由来は、庭に良く生え、葉がサトイモ科の石菖(せきしょう)に似ているから、と言う。
 ニワゼキショウ(庭石菖)
 別名:南京文目(なんきんあやめ)
 アヤメ科ニワゼキショウ属
 学名:Sisyrinchium rosulatum
 多年草(草丈は10cm~20cm)
 原産地は北米南東部(テキサス州等) 、明治初めに渡来
 開花時期:5月~6月
 花色:紅紫・白、六弁花(6個の花被片の花)
 花は受精すると、一日で萎む(一日花)


線虫から「意思決定」のための遺伝子を発見、高等動物と共通した「情報の積分」からか

2017-06-03 | 医学
 線虫「C.elegans」は犬と同等の嗅覚受容体を約1,200種有すると言う。好きなにおいに集まり、嫌いなにおいから逃げる習性(走性行動)がある。これから、がん細胞のにおいを好む線虫の嗅覚を用いて高精度にがんを判定する。(九州大学、3月12日発表)
 大阪大学の谷本悠生特任研究員と木村幸太郎准教授らの共同研究チームは、線虫C.エレガンスが嫌いな匂いから遠ざかるために「意思決定」を行うこと、この意思決定のために特定の神経細胞が匂い濃度の情報の積分を計算して濃度情報を蓄積すること、さらにこの積分に関わる遺伝子がヒトにも存在する重要な遺伝子(L型電位依存性カルシウムチャネル)であることを発見した。(5月22日発表)
 本研究グループにより、線虫がサルやネズミと類似した仕組みで意思決定を行っている可能性が発見されたことから、線虫の「意思決定遺伝子」に似た遺伝子がヒトの意思決定にも関与している可能性が明らかになった。
 研究チームは、2-ノナノンという嫌いな匂い物質から線虫が逃げる時は、他の刺激に比べてより正しい方向を選んで逃げているように見える事を発見した。線虫がどのように匂いを感じて逃げる方向を選んでいるのかを調べるために、仮想の匂い勾配を作り出しながら線虫を自動的に追いかけて神経活動を測定するロボット顕微鏡「オーサカベン2」を作成し、匂いと神経活動と行動の関係を調べた。特に、匂い濃度の上昇または減少を感ずる神経細胞の活動を、細胞活動を反映することが知られているカルシウム濃度として測定し、さらにその結果を数理モデルを用いて解析した。
 結果、嫌いな匂い濃度の上昇を感ずる神経細胞は、わずかな匂い濃度上昇を「微分」によって大きく検出し、逆走や方向転換をすばやく始めていた。逆に、匂い濃度の減少を感ずる神経細胞は、匂い濃度の減少を一定時間積み重ねる「積分」を行い、この値が一定に達した時にその方向にまっすぐに逃げる、ということが分かった。嫌いな匂い濃度上昇という好ましくない変化の時はわずかな変化に対して敏感に反応して素早くその方向へ進むことを中止し、一方、嫌いな匂い濃度減少という好ましい変化の時は時間を掛けて見極めてから慎重にその方向へ進むことを選択していた。
 さらに「積分」と「微分」がどのように実現されているかを明らかにするために、幾つかの遺伝子を調べた。その結果、「積分」の際には、細胞の中と外を隔てる細胞膜上にある、1種類のカルシウム通路タンパク質(L型電位依存性カルシウムチャネル)を通して細胞の外からゆっくりとカルシウムが細胞の中に入ってくることで、匂い刺激の変化が細胞活動として積み重ねられることが分かった。「微分」の際には上記以外にも様々なカルシウム通路タンパク質が開くことで、素早くカルシウム濃度が上昇していることを示す実験結果が得られた。これらカルシウムチャネルはヒトにも共通しており、神経細胞活動に重要な遺伝子として知られていましたが、意思決定との関連は全く明らかになっていなかった。
 すなわち、研究チームは線虫が「意思決定」のように匂い勾配において進行方向を選択している事、「意思決定」のために匂い濃度の「積分」を神経細胞が行っている事、及び「積分」のための遺伝子を発見することができた。
 ◆線虫C.エレガンス
 体長1mm程度の糸状の小動物で、神経・筋肉・腸・生殖器などを持つ。
 神経細胞が構成する神経回路が全て明らかになっている唯一の動物である。
 ◆L型電位依存性カルシウムチャネル
 神経細胞の活動とは、細胞の外と内との電気状態の差(膜電位)が変化すること。この膜電位の変化によって細胞の外から内へカルシウムだけを流入させる「通り道」を電位依存性カルシウムチャネルと呼び、L型、N型、T型など幾つかのタイプがあることが知られてる。これらは神経細胞の活動に重要な役割を果たすと考えられているが、不明な点も多く残されている。

 晴れ。気圧配置が冬型(西高東低)の故か、最高気温20℃チョットといつもより寒いかな。
 玄関横のお庭で、満開で咲いている”ベルフラワー”。鮮やかな紫青色のベルのような小花が小山の様に咲いている。”オトメギキョウ(乙女桔梗)”とも呼ばれる。
 ”ベルフラワー”は”カンパニュラ”の中でも小型の種類である。”カンパニュラ”とは、キキョウ科ホタルブクロ属の観賞用植物(主に地中海沿岸に原産する植物の改良)の総称で、約300種類あると言われる。
 ベルフラワー
 別名:乙女桔梗(おとめぎきょう)
 学名:Campanula portenschlagiana
 キキョウ科ホタルブクロ属
 常緑多年草
 原産地は東ヨーロッパ
 開花時期は5月~7月
 花色は鮮やかな紫青色で、濃青紫・白などもある


日本国内のワイン消費量は35万キロリットル

2017-06-02 | 食・レシピ
 新聞の記事に、国内のワイン消費量が35万キロリットル(2014年)とあった。2009年の23万キロリットルから増加し、もっと増える、とあった。世界で最大のワイン生産国のフランスの1人あたりワイン消費量は、日本の25倍で、今後日本人1人あたりの消費量は上がる・・かな。
 日本におけるワイン生産量は、10~15万キロリットルだから、20~25万キロリットルが輸入となる。
 ◆ワイン生産量
  (国際ブドウ・ブドウ酒機構(OIV)統計資料2007年)
     ブドウ栽培面積 ブドウ生産量 ワイン生産量
      千ha       千t     千kl
 フランス  867      6019      4567
 イタリア  847      7386      4598
 スペイン 1169      5865     3476
 日本    20       209       91
 ◆日本のワイン生産量
 (国税庁の平成27年度国内製造ワインの概況)
 1、山梨県 75製造場  6458kl
 2、長野県 32製造場  3745kl
 3、北海道 26製造場  2775kl
 4、山形県 13製造場  1289kl
 5、岩手県  7製造場   727kl

 朝は雨。昼頃に強く降り、直ぐに止み、曇り空となる。湿度が高く、ムシムシする。
 散歩道には空地がある。その空地で、”オオキンケイギク”が咲きだした。とても綺麗なキク科の花だ。数年前から花を見かけ、今年も咲いた。
 この”オオキンケイギク”は、外来種で野外に定着して問題となっている。現在は特定外来生物に指定され栽培が禁止されている(2006年)。それは、繁殖力が強く、特に荒地に強いことから、河原で繁茂し、在来の植物に対して大きな影響を与えるからとの事。なるほど、花後の種を見るととても大きく、種子生産量は1平方メートルあたり数千粒と言われる。
 ”オオキンケイギク”は大きなキンケイギク(金鶏菊)の意味。名(キンケイギク)の由来には諸説があり、花色を金鶏(黄色の鳥)に見立てた説、花の形が鶏冠(とさか)で花色が金色に輝いている説などがある。
 オオキンケイギク(大金鶏菊)
 キク科ハルシャギク属
 多年草
 原産地は北アメリカ
 1880年代に鑑賞用に導入された帰化植物
 開花時期は5月~7月
 花径は6cm前後
 花はキバナコスモスに似るが、赤みはなく鮮やかな黄色