歩けば楽し

楽しさを歩いて発見

  思い出を歩いて発掘

   健康を歩いて増進

トイレ川柳の最優秀賞は、間に合った幸せ・・

2017-10-14 | 世相
 TOTOは、「トイレ川柳」の入選作品を発表した(10月12日)。今年で13回目で、街のトイレでの失敗談や面白エピソードなどを詠んだ2万6,338句が寄せられた。
   詳しくは http://www.toto.co.jp/senryu/
 ネオレスト賞(最優秀賞)・Water Style賞・仲畑貴志賞(本年より)・キッズ賞・優秀賞が選ばれた。
 ◆入賞作品
 ネオレスト賞(最優秀賞)
 間に合った こんな幸せ ありますか
 Water Style賞
 空梅雨で 節水型に 換えました
 仲畑貴志賞
 どの椅子も君に比べちゃお粗末さ
 あの時に行っておけばと思うとき
 水の音願が戦士にまた戻り
 キッズ賞
 母の日に送るトイレのそうじ券
 ばあちゃん家トイレが二つ羨ましい
 帰り道ガマンとたたかう二年生
 優秀賞
 入るたびホッとするのはトイレだけ
 就活で会社知るならトイレ見よ
 自らを除菌するほどしつけ良い
 入ったら口を開いて待っていた
 友人のトイレ見せたく水飲ます
 山奥に住んでる祖母もワシュレット
 紙と愛絶やさぬ母に感謝する
 何となく押したボタンにサプライズ
 音姫の次に欲しいぞ香姫
 ライバルがひとり増えます脱オムツ
 昔みた夢のトイレに座ってる
 ホッとする家のトイレと母の味

 今日は朝から曇。気温は上がらず11月月の気温だとか、少し寒い。
 田圃ではほとんどが稲刈りが終了。その圃場の水路で見つけた”ミゾソバ”。”ミゾソバ”は湿った水辺に生え、群生する。その様子は緑の絨毯のよう見える。
 ”ミゾソバ”はピンク色の小さな米粒の様な花が枝先に密集して咲く。花の花弁に見えるものは他のタデ科植物と同様に萼(ガク)である。
 名(ミゾソバ:溝蕎麦)の由来は、生える場所が溝や湿地で、草の姿がソバ(蕎麦)に似ているから。その他に、花の蕾が金平糖(こんぺいとう)のようだから”コンペイトウグサ”とか、葉の形が牛の顔形に似ているから”ウシノヒタイ”とも呼ばれる。
 ミゾソバ(溝蕎麦)
 別名:牛の額(うしのひたい)、金平糖草(こんぺいとうぐさ)
 タデ科イヌタデ属
 一年草
 湿気のある川辺・田の畔などに生える
 開花時期は8月~10月
 花は枝先に淡紅色が混じる白い小花(3~4mm)が密集した咲く
 果実は3~4mmの3稜のある卵球形のそう果


酒を飲む65歳以上の男性の半数が適正量以上のアルコールを摂取

2017-10-13 | 健康・病気
 厚生労働省研究班の分析で、「お酒を飲む65歳以上の男性の半数、女性の4分の1が健康を保つための「節度ある適度な飲酒(適正量)」の目安とされる「1日当たり日本酒1合」以上のアルコールを摂取している」。
 研究班(翠川晴彦医師ら)は、厚労省による2013年度の国民生活基礎調査のデータを解析し、全国約15万人の高齢者の飲酒量などを調べた。月1日以上飲酒する高齢者は約4万8千人で、男性の56.4%、女性の24.9%が適正量以上を飲んでいた。
 健康づくりの目標を定めた厚労省の「健康日本21」は、成人の適度な飲酒量として、1日のアルコール量を20グラム程度と設定。高齢者に明確な基準はないが、飲み過ぎると健康や人間関係への悪影響が出やすいとされる。
 ◆高齢者の1日の飲酒量 日本酒の場合
 男性
  1合以上3合未満 56.4%
  1合未満     43.6
  3合以上     4.8
 女性
  1合未満  75.1%
  1合以上3合未満 23.6%
  3合以上     1.3
 ◆主な酒類のアルコール量(厚生労働省資料から作成)
 成人の適正飲酒量の目安は1日当たりアルコールで20g
  ビール 500ml缶1本(中瓶1本) 20g
  日本酒 1合(181ml) 22g
  ウイスキー ダブル(60ml) 20g
  焼酎(35度) 1合(180ml) 50g
  ワイン 1杯(120ml) 12g

 朝は雨、後に曇~晴れ。気温は低く、最高気温17℃と11月並み。
 お店には柿の実が並んでいる。柿だ出回る季節になった。散歩でも、黄色に色ずく柿が見られ、秋の食欲を誘う。
 柿は縄文・弥生時代の遺跡から種が出土するほど古い時代から愛された果物だ。現在でも変わらず美味しい果物だ。熟した柿をそのまま食べるも良し、干し柿で食べるのも良し。
 名(カキ:柿)の由来は、秋に赤くなる葉と黄色になる果実なので、あかき(赤黄)→かきとの転訛説がある
 甘柿は渋柿の突然変異種と考えられており、鎌倉時代の建保2年(1214年)に神奈川県川崎市の王禅寺の山中での自生を偶然発見され、これが日本初の甘柿とされている。因みに、果樹に実がなるまでの期間に、「桃栗三年、柿八年、梅は酸いとて十三年、柚子の大馬鹿十八年・・・」と言われる。
 カキノキ(柿の木)
 学名:Diospyros kaki
   柿は日本原産の果物と言われる
 カキノキ科カキノキ属
 落葉樹
 雌雄同株、雄花と雌花が別々に咲く
 開花期間は5月~6月
 花は白黄色で目立たない
 果実(柿)は秋に橙色に熟す
 柿の品種は千種を超える程に多く、渋柿と甘柿に大別される


東証1部の上場企業時価総額は635兆円、96年比で約7割増える

2017-10-12 | 社会・経済
 昨日(10月11日の日経平均株価は、約21年ぶりに高い水準の 20,881.27となった。従って、東証1部の上場企業の時価総額も上昇している。
 東証1部の上場企業数(外国企業を除く)は2029社と96年12月5日時点から約6割増えた。時価総額も635兆円と約270兆円増と約7割増えた。
 ◆時価総額上位
 1996年12月5日        2017年10月11日
 1、NTT    13.2兆円  1、トヨタ    22.6兆円
 2、トヨタ   12.2    2、NTT     10.9
 3、東京三菱銀行 10.5   3、ソフトバンク 10.5
 4、住友銀行   6.1    4、三菱銀行   10.2
 5、第一勧業銀行 5.7    5、NTTドコモ   10.1
 6、富士銀行   5.5    6、KDDI      7.6
 7、日本興業銀行 5.4    7、JT       7.4
 8、三和銀行   5.2    8、キーエンス   7.3
 9、松下電器産業 4.2   9、ゆうちょ銀行   6.3
 10、野村証券   3.6   10、任天堂     6.2

 日の出前には雨だったようだ。路面が濡れていた。日の出からは曇空。厚い雲が多く、雨がふりそう。
 ”キンモクセイ”の花が咲いている。花が咲き始めるころが最も香りが強くなる。この木では満開だが、香りは強い。とても良い香り。
 花から強い芳香を放つ庭木の代表格は、キンモクセイ(金木犀)、ジンチョウゲ(沈丁花、花期2月末~3月始め)、クチナシ(梔子、花期6月~7月)で、「花の三香木」と呼ぶ。いつも、花と香りが楽しみ。
 ”キンモクセイ(金木犀)”は雌雄異株。日本には雄株のみの渡来(中国が原産)なので結実しない、稀に雄株もあると言う。名(キンモクセイ:金木犀)の由来は、黄色(金色)の花を付け、樹皮がサイ(犀)の皮膚に似ているからと言う。
 キンモクセイ(金木犀)
 モクセイ科モクセイ属
 常緑小高木
 江戸時代初期に渡来(雄株のみ)
 開花時期は9月下旬~10月中旬
 花は淡いオレンジ色、花径は数mm程度
 枝にビッシリと大量に咲く
 散った多量の花びらがオレンジ色の絨毯の様に地面に広がる


日本の今年の成長率の予測を1.5%とし、7月から0.2ポイント上方修正

2017-10-11 | 社会・経済
 国際通貨基金(IMF)は10月10日改定した世界経済見通しで、2017年の成長率を3.6%とし、7月時点の予測から0.1ポイント引き上げた。日本は1.5%成長とし、0.2ポイント上方修正した。先進国の投資や貿易の改善を評価した。
 世界の成長率は2018年も3.7%に上振れすると予測するが、物価や生産性の停滞といった課題は残る。
 モノとサービスを合わせた17年の貿易量は前年比4.2%増と予測し、16年(同2.4%増)の停滞から脱すると見込んだ。日本は16年度第2次補正予算の執行が進んで、17年の成長率が上振れすると見込む。財政効果がなくなる18年は成長率が0.7%に減速すると予測している。

 朝は雨。次第に雨は止み、曇空に。気温は少し寒いかな。
 散歩小道で、道脇で見つけた”ペンタス”の花。花色には、桃・赤 ・紅・白・青紫などがあるが、見つけたのは赤色。
 別名は草山丹花(くささんたんか)。花の形が「山丹花(さんたんか)」に似ているからと言う。でも山丹花は4弁花の木(常緑低木)であり、ペンタスは5弁花の草本である。ギリシャ語での数は、1:mono(モノ)、2:di(ジ)、3:tri(トリ)、4:tetra(テトラ)、5:penta(ペンタ)、6:hexa(ヘキサ)・・からの花弁数かな。
 ◆ギリシャ語の数の数え方
 1:mono 2:di 3:tri 4:tetra 5:penta
 6:hexa 7:hepta 8:octa 9:ennea 10:deca
 ペンタス
 別名:草山丹花(くささんたんか)
 英名:Pentas、 Egyptian star cluster
 アカネ科ペンタス属
 非耐寒性の多年草(一年草)
 原産地は熱帯アフリカ~アラビア半島
 日本には明治末期~大正初期に渡来
 開花時期は5月~10月
 花は星型の5弁花
 花径は7cm程、花色は桃・赤 ・紅・白・青紫 など


ノーベル賞経済学賞に米シカゴ大のセイラー教授

2017-10-10 | 学問
 スウェーデン王立科学アカデミーは、2017年のノーベル経済学賞を米シカゴ大学のRichard H. Thaler(リチャード・セイラー)教授(72)に授与すると発表した(10月9日)。授賞理由は行動経済学への貢献。
 ◆行動経済学の世界には、「ナッジ(nudge):ひじで軽くつつくという意」という概念がある。心理的特性をテコにして人々によい行動を取らせるという意味で、セイラーがその発案者。行動経済学の知見を基に労働者の貯蓄行動を改善させることに成功し、現実の政策にも大きな影響を与えた。
 ◆リチャード・H・セイラー(Richard H. Thaler)
 1945年9月12日生まれ。米国の経済学者。シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネスの行動科学・経済学ラルフ&ドロシー・ケラー卓越教授を務める。
 行動科学の理論家として最もよく知られており、ダニエル・カーネマンやその他の学者と協働して研究分野を牽引してきた。
 ◆ノーベル経済学賞
 正式名称は、アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン銀行賞。
 1968年にスウェーデン銀行が創立300周年を記念してノーベル財団に寄託した基金で創設された。
 1901年に授与が始まったノーベル賞の5部門(物理学賞、化学賞、医学生理学賞、文学賞、平和賞)はノーベルの遺言に基づいて創設されたものである。従って、厳密には本賞はノーベル賞ではない。しかし、選考は物理学賞などと同じスウェーデン王立科学アカデミーが行い、授賞式などの諸行事も他の部門と同列に扱われている。

 朝から晴れ。風も穏やか、良い日となる・・。
 塀の際に、”トウワタ(唐綿)”の花が咲いている。草丈は1m程で、赤い花弁に黄色または橙色の副花冠の花(赤色・黄色の花)、遠くからも良く目立つ。
 アスクレピアス(トウワタ)の仲間は、南北アメリカ・熱帯アフリカに約140種が分布する。主に栽培されるのは、南米原産のアスクレピアス・クラサヴィカ種(Asclepias curassavica)と、北米原産のアスクレピアス・ツベロサ種(A. tuberosa)。この花は、クラサヴィカ種(多分・)。
 名(トウワタ:唐綿)の由来は、種に白い綿毛が付き→外来の綿→トウワタ:唐綿になった、と言う。
 トウワタ(唐綿)
 別名:アスクレピアス(Asclepias)
 カガイモ科トウワタ属
 多年草(耐寒性なく、日本では一年草)
 原産地は南アメリカ
  日本には、1842年(天保13年)に渡来したとされる
 開花時期:クラサヴィカ種、6月~10月


気象予報士に最年少11歳(北海道の小6女子)合格

2017-10-09 | 資格・転職・就職
 気象業務支援センターは、8月に行った第48回気象予報士試験の結果を発表した(10月6日)。
 第48回試験は2,962人が受験し、合格者145人で合格率 4.9%だった。第1回からの合格者は計1万253人となる。
 合格者
 北海道北見市の小学6年本田まりあさんが11歳11ヵ月で合格し、男女の最年少記録を更新
 東京都杉並区の68歳1ヵ月の百田紀子さんが合格し、女性の最年長記録が更新された
 これまでの最年少記録
 男性 2012年に合格 名古屋市の12歳11ヵ月の中学生
 女性 2015年に合格 千葉市の13歳8ヵ月の中学生
 これまでの最年長記録
 女性 1994年に合格 東京都の63歳
 男女 1998年に合格 奈良県に住む74歳10ヵ月の元高校教諭の男性
 本田さんの話
  「なぜ空に雲が浮いているのか、気象予報士になって解明しようと思った。4年生の秋ごろから勉強し、4回目の受験で合格した。うれしかった」。将来は父の光則さんのように「内科の医師になりたい」と言う。

 今日は10月の第2月曜日(10月9日)で、体育の日。国民の祝日で、趣旨は「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」こと。昭和39年(1964年)の東京オリンピックの開会式が行われた10月10日を、昭和41年(1966年)から国民の祝日とした。
 今日の天気は晴れ。お日様が出ているので、暖かい・・暑い・・日だ。
 散歩で見つけた”ダリア”のお花。色々な花色や花容がある。5枚程をUP。
 ダリア(Dahlia)
 別名:天竺牡丹(てんじくぼたん)
  花の形がボタンに似ているため、天竺牡丹と呼ばれる
 キク科ダリア属
 原産地はメキシコ、メキシコの国花
  アステカ帝国では神聖な花とされていた
  18世紀にタネがメキシコからスペインに送られた
  日本に天保12年(1841年)に渡来
 開花時期は7月~10月
 ダリアの花容を16に分類(アメリカ・ダリア・ソサエティ)
 1.フォーマル・ディコラティブ:幅広い花弁の万重咲き
 2.インフォーマル・ディコラティブ:花弁に変化のある万重咲き
 3.ストレート・カクタス:細花弁の万重咲き
 4.インカーブド・カクタス:細花弁が内側に彎曲したもの
 5.セミ・カクタス:ディコラティブとカクタスの中間
 6.ポンポン:管状の花弁が球状に万重咲きになったもので大きさが5cm程度
 7.ミニチュア・ボール:5から9cmほどのポンポン咲き
 8.ボール:9cm以上のポンポン咲き
 9.アネモネ:丁字咲きのキクに似た花
 10.シングル:一重咲き
 11.オーキッド:一重で花弁が細く丸まったもの
 12.コラレット:花弁のもとに副花弁があるもの
 13.ピオニー:半八重咲き
 14.ウォーターリリー:スイレンに似た花
 15.フリルド:花弁の先がレース状になったもの
 16.ノベルティダリア:それ以外のもの


ノーベル賞平和賞、ICAN「核兵器廃絶国際キャンペーン」に

2017-10-07 | 学問
 ノルウェー・ノーベル委員会は、今年の平和賞を国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」に授与すると発表した(10月6日)。
 ノーベル委員会のベリト・レイス=アンデルセン委員長は、核兵器を条約で禁止しようとするICANの「画期的な努力」を授賞理由に挙げた。
 ◆ICAN (International Campaign to Abolish Nuclear Weapons)
 ICANには、核兵器の非合法化し廃絶するという歴史的好機を捉えるために、60ヵ国以上から人道上・環境・人権・平和そして開発に関わる団体が集結している。
 キャンペーンの概要(HPより、一部略)
 ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)は、政府に対して核兵器禁止条約の交渉の開始と支持をはたらきかけ、説得し、圧力をかけるために、すべての国の人々を結集する活動をしている全世界的なキャンペーンの連合体。
 私たちは、政府、国際機関、市民社会団体、その他の活動団体に対して次のことを求めます。
 1)核兵器のいかなる使用も、破滅的な人道上および環境の危害を生じることを認めること。
 2)核兵器の禁止は、核兵器を保有しない国にとっても、普遍的、人道的な責務であることを認めること。
 3)核保有国は、保有する核兵器を完全に廃絶する義務があることを認めること。
 4)核兵器禁止条約の交渉のための多国間協議を支援する行動をいますぐ起こすこと。
 因みに、今年7月に122カ国が国連の核廃絶条約に賛成し、採択した。しかし米英など、核保有が知られている9カ国はいずれも賛成しなかった。

 朝から雨。昨日の夜半からの雨が続いている。夕方には雨が止む、の予報。
 近所のお庭で”ハマギク”が咲きだした。茎は木質化して越冬し、春先に新しい茎を伸ばし、秋にやや大柄な白い花を咲かせる。葉が重なる様に段々になっている。
 ”ハマギク”は、1属1種の日本特産種であり、学名は「Nipponanthemum nipponicum 」、英名は「Nippon daisy」である。自生地は、青森県から茨城県にかけての太平洋側の海岸と言う。花壇綱目(江戸時代初期の園芸書)に、”ハマギク(浜菊)”の名があり、その頃から栽培されていたと思われる。
 ハマギク(浜菊)
 別名:吹上菊(ふきあげぎく)
 英名:Nippon daisy
 キク科ハマギク属
 耐寒性多年草 、茎・枝は木質化する
 葉は肉厚で艶があり、縁に波状の鋸歯がある
 丈は30cm~90cm
 開花時期は9月~11月
 花はやや大きめ(径6cm位)で、日本的な清楚な白い花


ノーベル賞文学賞は日系英国人の世界的作家のカズオ・イシグロ氏に

2017-10-06 | 学問
 スウェーデン・アカデミーは、本年(2017年)のノーベル文学賞を日系英国人のカズオ・イシグロ氏(62)に授与すると発表した(10月5日)。英国人ではあるが、日本出身の作家として、川端康成・大江健三郎氏に次ぐ3人目となる。
 カズオ・イシグロ(石黒一雄)氏は、1954年に長崎で生まれ、5歳のとき、日本人の両親とともにイギリスに渡り、その後1982年に英国に帰化し、1986年に英国人女性と結婚した。
 授賞理由では、
 偉大な感情の力を持つ小説によって、われわれが持つ、世界とつながっているという幻想的感覚の下に隠れた深淵を明らかにした」との評価。
 ◆優れた長編小説
 1982年 デビュー作「遠い山なみの光」
    戦後まもない長崎が舞台で、混乱のなか、たくましく生きる女性の姿を描く
 1986年発表 「浮世の画家」
    戦前の日本人画家が主人公。終戦に社会の価値観が大きく変わる中、とまどいながら生きる姿を繊細に表現
 1989年 「日の名残り」
    第2次世界大戦後のイギリスの田園地帯にある邸宅を舞台にした作品
    そこで働く執事の回想を通して失われつつある伝統を描く
    イギリスで最も権威のある文学賞ブッカー賞を受賞
 2000年 「わたしたちが孤児だったころ」
    ロンドンで育った孤児が探偵となり、日中戦争で揺れる中国に渡って両親の行方を捜す姿を描く
 2005年 「わたしを離さないで」
    臓器移植の提供者となるために育てられた若者たちが、運命を受け入れながらも生き続けたいと願うさまを繊細に描いたフィクション。2010年に映画化され、翌年には日本でも公開された

 朝起きたら朝焼けの日の出。素晴らしい。

 お天気は曇。夜半に豪雨の予想。昨日も今日も最高気温20℃以下と11月の気温・・寒い。ストーブの用意をしなくては。
 曇空の下でも、鮮やかな紅い花が咲いている。チェリー・セージだ。
 シソ科の植物でハーブに分類されるが、チェリーセージは鑑賞用として栽培される。ハーブだから、葉を揉むと甘いフルティな香りを放つ。ハーブティーやポプリに利用できる。
 チェリーセージ(英名:Cherry Sage)
  (サルビア・ミクロフィラ)
 シソ科アキギリ属(サルビア属)
 学名:Salvia microphylla
 半耐寒性多年草(半常緑低木)
 原産地はアメリカ南部・メキシコ
 開花時期は5月~11月


ノーベル賞化学賞に欧米の3氏、高精細な電子顕微鏡開発

2017-10-05 | 学問
 スウェーデン王立科学アカデミーは、2017年のノーベル賞化学賞を欧米の3氏に贈ると発表した(10月4日)。
 受賞理由は、
 生体の分子構造を高解像度で観察できる「クライオ電子顕微鏡法」の開発に貢献
 従来の電子顕微鏡は強力な電子ビームが生体の試料を破壊してしまい、死んだ状態の観察しかできなかった。デュボシェ氏は1980年代初頭に水を急速に冷却し、試料の周囲に固定することで、試料を自然な形で観察することに成功した。フランク氏とヘンダーソン氏は試料を三次元の状態で観察する技術の実現に貢献した。この技術は生化学の分野で研究の発展をもたらした。
 受賞者
 ジャック・デュボシェ:1942年スイス生まれ。ローザンヌ大名誉教授
 ヨアヒム・フランク氏:1940年ドイツ生まれ。米コロンビア大教授
 リチャード・ヘンダーソン:1945年英国生まれ。英MRC分子生物学研究所プログラムリーダー
 おめでとうございます。

 天気は晴れ。気温がだんだんと低くなり、今日の最高気温は19℃とか。北海道から初雪の便りあり。
 お家の前の庭で、”アオイ”の花が咲いている。咲いている花は白色、萎んだ花は淡い紅色。朝、昼、夕、と色が変化する”スイフヨウ(酔芙蓉)”だ
 酒を飲むと顔がだんだんと赤みを帯びる。このお花も夕方には白から淡い紅色に変わる、お酒は飲まないが”スイフヨウ(酔芙蓉)”の名。
 スイフヨウ(酔芙蓉)
 学名:Hibiscus mutabilis f. versicolor
 アオイ科フヨウ属
 落葉低木
 原産地は中国、日本
 開花時期は9月~10月
 フヨウは基本が一重咲き、スイフヨウは花は八重咲き(一重もある)
 時間が経つにつれて変色(白色から淡い紅色に)
 花言葉は繊細な美、しとやかな恋人


ノーベル賞物理学賞、重力波検出の米国科学者3名に

2017-10-04 | 学問
 スウェーデン王立科学アカデミーは、2017年のノーベル物理学賞を米国の科学者3氏に贈ると発表した(10月3日)。
 受賞理由は、
  「レーザー干渉計LIGOを用いた重力波観測への多大なる貢献」
  物理学の重大問題だった重力波の存在を実証、宇宙の謎に迫る新たな天文学に道を開いた。
 受賞者
  レイナー・ワイス(Rainer Weiss)博士 1932年生まれ
   マサチューセッツ工科大学 名誉教授
  バリー・バリッシュ(Barry C. Barish)博士 1936年生まれ
   カリフォルニア工科大学 名誉教授
  キップ・ソーン(Kip S. Thone)博士 1940年生まれ
   カリフォルニア工科大学 名誉教授
 おめでとうございます
 ◆重力波とは
 重い天体などが動くと、その重力の影響で空間にゆがみが生じる。これがさざ波のように周囲へ伝わる現象が重力波。アインシュタインが相対性理論で100年前に存在を予言しているが、直接の観測はなかった。
 3氏は米国の観測施設「LIGO(ライゴ)」で、ブラックホール同士の衝突で生じた重力波を検出したと昨年2月に発表。相対論を立証し、光や電波では見えないブラックホールを捉える天文学に道を開いた。

2017年のノーベル生理学・医学賞、米国の3氏に

2017-10-03 | 学問
 スウェーデンのカロリンスカ研究所は、2017年のノーベル生理学・医学賞を、米国の3氏に贈ると発表した(10月2日)。授賞理由は「概日リズムを制御する分子メカニズムの発見」。
 ノーベル生理学・医学賞
  メーン大学のJeffery C. Hall(ジェフリー・ホール)博士
  ブランダイス大学のマイケル・ロスバッシュ(Michael Rosbash)博士
  ロックフェラー大学のマイケル・ヤング(Michael W. Young)博士
 授賞理由は概日時計(サーカディアン・リズム)を調節する分子メカニズムの解明。概日時計とは、体内時計のことである。
 私たちの身体の中にもあり、消化や代謝などは約24時間の周期でリズムを刻む。これは1個1個の細胞のレベルで24時間周期のリズムがあり、これを実現している遺伝子・タンパク質レベルでのメカニズムを解明した。

 今日の天気は曇~晴れ。北から寒気団が南下中で、だんだんと寒くなる。
 空き地なのか畑なのか、”アシタバ”の花が咲きだしている。茎の先の散形花序に小さな白い花が咲く。花弁は5枚あり、内側へ曲がる
 名(アシタバ)の由来は、葉は大きな羽状複葉で厚く柔らかく、発育が速く、摘んだ翌日には新しい葉が出るから、と言う。若い葉は、お浸しや酢の物に利用される食用植物である。
 房総半島から紀伊半島と伊豆諸島の太平洋岸に自生し、日本の原産である。江戸時代中期に貝原益軒の「大和本草」で八丈島の滋養強壮によい薬草として紹介されている、別名八丈草(はちじょうそう)。
 アシタバ(明日葉)
 別名:鹹草(あしたぐさ)、八丈草(はちじょうそう)
 学名: Angelica keiskei
 セリ科シシウド属
 多年草
 開花時期は8月~10月
 茎先の散形花序に小さな白い花が咲く
 花は白~緑色の5弁花


2013年のがん罹患数は推計で86万2千人

2017-10-02 | 健康・病気
 国立がん研究センターがん対策情報センターを中心とする「全国がん登録、院内がん登録および既存がん統計情報の活用によるがん及びがん診療動向把握に関する包括的研究」研究班は、2013年に新たにがんと診断された罹患数・率として算出した全国推計値を、冊子に編集・公表した(9月20日)。
 集計によると、
  2013年の1年間にがんと診断された症例の全国推計値は、男498,720 女363,732 男女計862,452
          2012年は 男女計865,238
  人口10万対の年齢調整罹患率は、男436.1 女307.8 男女計361.9(前年比-3.7)となった。
          2012年は 男女計365.6
 ◆2017年のがん統計予測
 日本のがん統計は、罹患データは4~5年、死亡データは1~2年遅れて公表されている。
 これらの遅れを数学的な手法で補正して、現時点でのがん統計を予測する試みが実施されている。
 2017年 がん罹患数予測
  男女計 1,014,000例 (男性575,900例、女性438,100例)
 2017年 がん死亡数予測
  男女計  378,000人 (男性222,000人、女性156,000人)
   2016年の予測値とほぼ同じ(男女計374,000例、男性220,300例、女性153,700例)
 ◆2017年のがん罹患数予測
 男女計
 部位  罹患数
 全がん 1,014,000
 大腸   149,500
 胃    132,800
 肺    128,700
 乳房(女性)89,100
 前立腺   86,100
 肝臓    41,900
 膵臓    39,800
 悪性リンパ腫 31,100
 腎・尿路(膀胱除く) 30,900
 皮膚    28,400
 子宮    28,100
 胆嚢・胆管 24,500
 口腔・咽頭 22,800
 食道    22,700
 膀胱    21,000
 甲状腺   19,200
 白血病   14,100
 卵巣    10,400

 今日の天気は朝から曇。雨は降らなかった。
 雲が多かったから、朝焼けが綺麗だった。

 郊外に出かけたら、稲が黄金の波。
 目安で、1株の有効株数は20~25株、1穂粒数はコシヒカリで70~100粒。茶碗1杯分の米は2000~3000粒程なので、1株で茶碗1杯弱か。


常温で高い水素透過性を持つ水素分離膜を開発

2017-10-01 | 科学・技術
 水素は、燃料電池などの普及にともないエネルギー源として注目される。水素は、水の電気分解や天然ガスの改質などにより生成されるが、その過程で生じるプロセスガスには水素の他にも様々な成分が含まれている。これより、水素のみを選択的に分離する必要がある。
 北海道大学青木准教授らの研究グループは、「古くからセラミックスとして利用されている窒化チタンを使った、常温でも高い水素透過性を持つ水素分離膜を開発した」と発表した(9月26日)。
 水素を分離する最も簡単で効率的な方法は、水素のみを選択透過する固体膜を用いる方法である。しかし、ニッケル・チタン・ニオブ・バナジウムなどの水素を大量に吸収する性質を持つ合金を使った膜を用いる方法は、水素が合金の金属原子間の結合を切断してしまうために、透過膜として長時間利用できない。また、劣化を起こさないパラジウムは、希少金属のため大規模な利用が難しい。
 研究グループは、窒化チタン(TiN)のナノ粒子膜が、室温でも非常に優れた水素透過性を持つことを発見。TiN微粒子からなる緻密膜を200nmまで薄くすることに成功し、厚さ5μm(5000nm)の銀パラジウム合金膜と比較して室温で50倍の水素透過速度を実現させた。
 各種化学プロセスにおける水素分離、特に光水分解や電気分解によって生成する水素と酸素の混合ガスから水素のみを常温分離することを可能とし、更には家庭用や車載用の燃料電池への高純度水素分離供給を可能とすることが期待される。

 天気は晴れ。朝晩には少し寒さを感じる。秋だなー。
 近所に”ゲッケイジュ(月桂樹)”を植えている方がいらっしゃる。”ゲッケイジュ(月桂樹)”は雌雄異株で、春に雌花が咲いた木に小さなな実が付いている。日本には明治に渡来して栽培され、「雌木は少ない」と聴いているからチョット嬉しい。
 枝を冠(かんむり)にした月桂冠は、古代オンピックでは名誉の象徴となっている。現代では、葉・実は月桂葉・月桂実と言い、香辛料などで用いられる。
 ゲッケイジュ(月桂樹)
 別名:ローレル(Laurel)、スイートベイ(Sweet bay)、Bay tree(ベイ・ツリー)
 学名:Laurus nobilis
 クスノキ科ゲッケイジュ属
 雌雄異株
 常緑高木(樹高:5m~10m)
 原産地は地中海沿岸
 日本には明治9年頃に入ってきた
 日露戦争(明治37年~38年)の戦勝記念に日比谷公園に植樹されたのがきっかけとされる
 開花時期は4月~5月
 黄白色で先が4裂した小花が沢山集まり花房を形成
 実(約8㎜の楕円状球形)は10月頃に黒紫色に熟す