さば祭りのロープ教室は大好評でした。
ロープ教室では基本的な結び方だけでしたが、学園で実習するロープ作業は結び付けだけではありません。
漁師が現場で必要な技術は何でもやります。
現在取り組んでいるのは漁師が「刺し」と呼んでいる端末処理です。
スプライスとも言います。
「刺し」も2本のロープをつなげる場合と、環を作る場合があります。
ホワイトボードの「アイ・スプライス」のアイは環のことです。
しかも、撚って作ったものと、クロスロープのように編み込んだ作ったで刺し方が違います。
「もやい結び」などができても、刺しもできる人は少ないと思いますよ。
学園の実習棟では、分かりやすいように色分けした見本を飾ってあります。
さば祭りで展示したら、多くの人が写真を撮っていました。
さて、刺しも出来た人から日付をホワイトボードに書いていきます。
遅れないように頑張って!
【ロープ用語】
同じロープワークでも、漁師が使う用語と一般的な英語の呼び方があります。
ロープを繋ぐときはHitches、もやい結びのように環を作るときはLoopsなどです。
ちなみにテグス結びはフィッシャーマンズ・ノット fisherman's knotです。
日本での呼び名と英語名は、以下のホームページが参考になります。
http://cs.maritime.kobe-u.ac.jp/Rope2/rope/mokuji/mokuji.htm
神戸大学 海洋底探査センター 探査運用部門
http://suisan-jissyuu.open.ed.jp/index.php?menu_id=2&page_id=6#
沖縄県立水産高校