毎年、ギャラリー大通美術館に100点を超す新作を展示し、70代とは思えない旺盛な創作意欲を見せていた札幌の元教諭坂元輝行さんですが、ことしは新作35点と旧作12点という内容です。
水彩は、アジサイのくきで自作したペンを縦横に走らせて描いた風景画が全点を占めていることは、これまでと変わりませんが、墨の代わりに用いている製図用黒インクを、薄めて用いた絵が何点かあることが目を引きます。
ふつ . . . 本文を読む
湯淺美恵さん(札幌。水彩連盟準会員)が代表を務め、石垣渉さん、伊藤延男さん、小路七穂子さんの計4人が出品している水彩画グループ展。
「コロコニ」とは、アイヌ語でフキノトウを意味します。4人とも写実的で丹念な描写で、安心して見られる展覧会です。
冒頭画像の右端は湯淺さんの、その名も「コロコニ(蕗の薹)」。
石狩管内当別町でスケッチをして、じっくりと仕上げた作品です。
伊藤さんは「バルコ . . . 本文を読む
クリアな色彩によるはり絵で道内の風景を描き、JR北海道の車内誌の表紙などで、多くの人に親しまれている札幌の藤倉英幸さんの新作個展。
はり絵28点が、四季のうつろいに合わせ、春から冬へと順に展示されています。ほかに版画17点もあります。
これまでも藤倉さんはコンスタントに個展を開いてきていますが、版画やアクリル画がわりと多かったので、今回のように「はり絵」がたくさんならぶ展覧会は、見ていてう . . . 本文を読む