展覧会名こそ「モンゴル」とうたっているが、実際は、匈奴(きょうど)、鮮卑(せんぴ)、契丹(きったん)といった遊牧民族の出土品を広く展示している。
どうして、モンゴル国内ではなく「内モンゴル自治区」の博物館の所蔵品なんだろう-という疑問を感じないでもないけれど、道内で西域の文物が紹介されたことは少ないだろうから、貴重な機会だと思う。
匈奴の西方への進出や、モンゴル帝国の成立が、洋の東西を結び . . . 本文を読む
野球そのものをとらえた写真展というよりも、野球を愛する気持ちをテーマにしたともいえそうな写真展。
額装された作品が20点余り、壁に直接貼られた小さめのプリントが60点弱展示されています。
これが、プロのカメラマンがスポーツ選手を高い技術でばっちり撮った写真の展覧会だったら、それほど感動はしなかったと思います。
ふつうの野球ファンが、ふつうのファンの視点で、球場や、楽しんでいる子どもたちや . . . 本文を読む
北海道新聞2009年5月13日、北・中空知版から。
【深川】市内在住の画家高橋要さん(67)の美術館「向陽館」(市内音江町向陽)がこのほど展示内容を一新した。従来の深川の風景を描いた油彩は減らし、30年前から取り組んでいる「造形絵画」を中心にすえ、形と色のさまざまな組み合わせを追究した立体的な作品を並べている。
新しい展示は、この半年アトリエにこもって制作したという約120点の造形絵画。 . . . 本文を読む
(承前)
最後は、ふるさと銀河線沿線の自治体でも最後まで廃止に抵抗をみせた陸別の駅です。
ここは、十勝の中でも最も帯広から離れており、病院通院や大きな買い物では北見に行く人も少なくありません。といって、どちらからも遠いわけで、鉄路がなくなることによる不安の大きさは、他の町の比ではありませんでした。
かつての駅はバスターミナルになっていました。
駅前には本屋さんがありました。
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仕事を急いで終わらせ、小走りで富士フイルムフォトサロンへ向かう。
自動ドアが開いたときは、閉館8分前だった。
会期6日間の写真展の最終日。
少し、迷う。
こんなに短い時間しか会場にいられないのは、作家に失礼ではないか。
いや、終了間際にかけつけてきた客でもうれしいのではないか。
大沼英樹写真展「SAKURA」 幸せの樹の下で-九州・沖縄編-。
常々思っていることがある。
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