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「交通安全 誓いの塔」と、紋別地方のパブリックアートまとめ

2020年12月01日 18時04分33秒 | 街角と道端のアート
 野外彫刻とはいえないような気がしますが、いちおう紹介しておきます。
 紋別市元紋別の、国道238号と道道紋別丸瀬布線の交差点近くに1997年、紋別地区交通安全協会が1600万円をかけて設置した「交通安全 誓いの塔」です。

 1997年7月5日の北海道新聞北見・オホーツク面によると
「高さは6.3メートルで、オホーツク海の波をイメージした三本線入りのコンクリート造りの土台に、氷柱を思わせる支柱を立てた。土台上に並ぶ大小の置き石は流氷を表現」
とのこと。
 旗とか、タイヤを使った置物などは道内各地によくみられますが、ここまで巨大な交通安全啓発物は珍しいのではないでしょうか。



 さて、これで紋別市の野外彫刻は、コンプリートしたと思われます。
 紋別市だけでなく、西紋別地方5市町村の野外彫刻は、回りつくしたのではないでしょうか。
 札幌彫刻美術館編の冊子「北海道の野外彫刻」には、滝上町、雄武町、興部町、西興部村の作品はリストアップされていません。
 ネット検索すると出てくる労作の卒論「北海道におけるパブリックアートの志向性の変遷に関する基礎的研究( file:///C:/Users/kanri/AppData/Local/Temp/thesis_saikaishunsuke.pdf )には、興部町の項に作者不明の「塔」なる作品がリストアップされていますが、詳細は不明です。郵便局のスタンプを集めたサイトに、興部局に「記念塔蒼穹」なるものがデザインされていますが…。

 紋別地方の残り半分といえる遠軽など3町についても、そろそろまとめの時機かなと思います。
 つまり、どういうことかというと、オホーツク管内には、未見の野外彫刻がもうわずかしか残っていないようなんですよ。
 あとは、近年の設置が相次いでいる訓子府町と北見市留辺蘂町温根湯地区ぐらいですかね…。


紋別地方のパブリックアートへのリンク

紋別市内
加藤顕清「波濤を越えて」
中田千年「裸婦立像」
消防魂
河西昭治「潮騒の像」
松田鉄蔵像

澤田正文氏のレリーフなど
カニの爪オブジェ
 (続報) 村上隆さんから、紋別の「カニの爪」の作者、長崎歳さんが与論島在住ということをご教示いただいた

森迫暁夫「ウラニワ ノ ソフボ」(版画)


滝上町の作品
堀木淳平「Noah- さくらいろの海」
中野五一「岡本政道翁像」


雄武町の作品
「ホテル日の出岬」内の作品
ミシェル=アンリ氏の絵画
小田切訓さんの絵画


渡辺行夫作品(紋別)
渡辺行夫「四角い波」 紋別・ガリヤ地区(2)
石の意
大山山頂園の作品
時空車
ボノボノ
陵線
大山山頂園の作品
大山山頂園の作品
石・穴・弧・ずれ 


齊藤顯治作品(紋別)
齊藤顯治「地表の景」 (紋別市立博物館の入り口前の作品)
齊藤顯治「地韻」 (略歴あり)
齊藤顯治「月の満ち欠け」
齊藤顯治「地・気・場」
齊藤顯治「風を抱く」
齊藤顯治「欠け行く月'04」「欠け行く月」
齊藤顯治「蜃気楼」
齊藤顯治「蒼穹に懸ける」
齊藤顯治「オホーツク 望景83-3」
齊藤顯治「しなりのある形 I」


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