北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

■矢元政行「記憶の中の情景」 (3月28日まで)

2010年03月27日 18時50分07秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 矢元政行さんは登別在住の画家。  毎年、札幌時計台ギャラリーで開催されている「北海道現代具象展」のメンバーであり、行動展と全道展の会員でもある。  おびただしい人物が、正体不明の建築物や動物の間をうごめくその画風は、一度見たら忘れられない。  というわけで、絵画を見慣れている人には、それほど目新しい個展ではないが、写真や現代アート系の人で、矢元さんの絵を見たことがない向きは、一度見ておいた方が . . . 本文を読む

■濱田トモミ写真展「夜を往く 2010」 (3月28日まで)

2010年03月27日 18時49分36秒 | 展覧会の紹介-写真
ある日の夜、繁華街を撮影していると、不思議な感覚に襲われた。独自の猥雑さと騒音や人のざわめきが聞こえるにもかかわらず、静寂な光と暗闇が見えたのだ。それは、自分が向こう側に足を踏み入れることでもあった。 (会場のキャプションより)  幼いころは、夜というだけで、なんだかわくわくしたものだ。  とりわけ、夜の街には、子どものころは知らなかった独特の空気が流れているように感じられた。  東京の大森で映 . . . 本文を読む

■碓井玲子展 (3月27日まで)

2010年03月27日 15時25分35秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 最初は、パッチワークキルトかと思った。  絵画・彫刻が中心という路線を守っている札幌時計台ギャラリーでも、ついに手工芸の展覧会が開かれるようになったかと思った。他の会場では、「手作り」「ものづくり」と題して小物や衣服の発表が増えており、その波が、ファインアート・近代美術系の牙城である時計台ギャラリーにも押し寄せてきたかと思ったのだ。  近づいてよく見たら、違った。  刺繍だった。  3室に、「 . . . 本文を読む

■北村哲朗彫刻展 (3月27日まで)

2010年03月27日 08時39分26秒 | 展覧会の紹介-彫刻、立体
 時計台ギャラリーのA、B2室に、おもに抽象彫刻をたくさん並べている。  B室には、昨年道展の会友に推挙された際の作品「形象-環-」など、石を用いた作品も展示されているが、大半は木彫である。  ところで、ここに個人的なことを書くのは、なんだか場違いのような気がするのだが、筆者にとって抽象彫刻は、見ていてグッとくる作品と、アタマではその良さがわかるように思えても、いまいちその良さが迫ってこない作品 . . . 本文を読む

3月26日(金)のつぶやき

2010年03月27日 00時05分55秒 | 未分類・Twitterまとめ他
09:30 from Keitai Web 夕べは寝落ちしてしまった。ぶぅ~ 13:13 from Brizzly ♪バーニングラ~ブ RT @shojiyukiya: ソッコーでゲラを返す。ゲラッゲラッゲラッゲラッ。 13:36 from Brizzly わざわざ恐縮です。今度は少しパターンを変えてみます。 @shojiyukiya: @akira_yanai お約束ありがとうございます。 . . . 本文を読む

■こんのあきひと作品展 made by hands (3月27日まで)

2010年03月26日 23時59分40秒 | 展覧会の紹介-写真
 最近、怒濤どとうの勢いで作品を発表し続けているこんのあきひとさんが、こんどは、「ラジレコ」こと、札幌・琴似のカフェバーRadio & Recordsで個展を開いています。  ここ1年ぐらいのスパンで言えば、札幌では、こんのさんほど、写真の見せ方を工夫している人はいないと思います。  冒頭画像は、入り口の通路部分ですが、天井から、不織布でこしらえた円筒形がつり下げられています。  内部には、鳥が . . . 本文を読む

2010年3月25日は15カ所

2010年03月26日 22時11分28秒 | つれづれ日録
 なぜこのエントリが26日深夜にアップされているかというと、25日夜は細君のこしらえたカレーライスをたらふく食べて、そのまま居間のソファで眠ってしまってからである。  やれやれ。  25日は事情があってやや出発が遅れ、しかも、これまた事情があって自家用車での移動となったものの、ことしに入って最多の15カ所を回った。  ただ、郊外のギャラリーに行くには、自家用車は便利だけれど、都心を回るのには . . . 本文を読む

3月25日(木)のつぶやき

2010年03月26日 00時06分15秒 | 未分類・Twitterまとめ他
00:00 from web よるほー 00:06 from HootSuite ブログ「北海道美術ネット別館」更新しました。北海道Walkerの4月号に、岩見沢市のアートスペース兼カフェ iwamizawa90° が載っています。 http://ow.ly/1qjUr 00:19 from HootSuite ブログ「北海道美術ネット別館」、今夜三つ目のエントリです。どうでもいいグチという . . . 本文を読む

近況です。2010年3月22~24日ごろ

2010年03月25日 00時14分34秒 | つれづれ日録
 忙しさを自慢するのはあまりほめられたものじゃないけれど、いくつもの仕事が同時並行で進んでいて、いわば、「脳のメモリ不足状態」に陥っている。とてもじゃないけど、そんなにパッパッと複数の仕事をスマートにこなせないよ-と言いたくなる。  ハードディスクはまだ余裕があると思うのだけど、バッテリーの容量もなんだかあやしい。  気がついたら「第7回環境と芸術の作家展」や「現展北海道支部展」などが終わってい . . . 本文を読む

3月24日(水)のつぶやき

2010年03月25日 00時05分51秒 | 未分類・Twitterまとめ他
00:09 from HootSuite ブログ「北海道美術ネット別館」更新! きのう終了した「藤倉英幸と旅のイメージ」展にあわせ、同展でも展示されていた北海道グラフィックデザイン界の大御所、栗谷川健一の作品に表れた北海道のエキゾチックなイメージを問い直します。 http://ow.ly/1pQXk 00:10 from web (Re: @projectkaburin) @projectkab . . . 本文を読む

北海道Walker 2010年4月号

2010年03月24日 23時58分02秒 | 情報・おしらせ
 表紙に躍る 「アートと庶民派グルメの街 岩見沢市クチコミランキング」 の文字にひかれて、北海道Walkerの4月号を買ってみた。  岩見沢駅舎をトップに、天狗まんじゅう本舗駅前店、やきとり三船など、飲食店の紹介が載っているが…。  アート関係では、番外でiwamizawa90°が紹介されているだけで(冒頭の画像参照)、これで「アートの街」なわけ?  でも、まあ、名乗っちゃった者勝ちですからね . . . 本文を読む

北川陽稔さんの写真展、ウトナイ湖で

2010年03月24日 22時39分21秒 | 新聞などのニュースから
 北海道新聞「どうしんネット」からコピペ。記事アップは2010年3月23日。  以下引用。  【苫小牧】札幌在住の映像作家、北川陽稔(あきよし)さん(31)がウトナイ湖周辺の自然を題材にした写真展「Two Sanctuaries」が、道の駅ウトナイ湖(苫小牧市植苗)で開かれている。  札幌出身で、東京を拠点に活動してきた北川さんは2008年夏に帰郷。その際に機内から見た風景に引かれて以来、植 . . . 本文を読む

道立三岸好太郎美術館の2010年度日程

2010年03月24日 00時11分30秒 | 情報・おしらせ
 北海道立三岸好太郎美術館から新年度の日程表をいただきました。ありがとうございます。  展覧会の日程は次の通りです。 4月2日(金)~6月13日(日) ・所蔵品展第1期 三岸、東洋趣味に遊ぶ ・特別展示 知られざる三岸の水墨画・淡彩画 6月18日(金)~9月5日(日) ・所蔵品展第2期 ユーモラス・三岸 ・特別展示「犬」 9月11日(土)~10月24日(日) ・特別展「日本近代洋画と三岸好 . . . 本文を読む

3月23日(火)のつぶやき

2010年03月24日 00時05分57秒 | 未分類・Twitterまとめ他
00:05 from HootSuite ブログ「北海道美術ネット別館」更新しました。本日終了の「GRUPO DE b-FA bisen(グルーポ・デ・ビーエフエー・ビセン)ファイン・アート学科展」の紹介です  http://ow.ly/1pn78 00:33 from HootSuite (Re: @ichi_3) @ichi_3 っていうか、アカデミズムってあんまり「現在」を相手にしてないで . . . 本文を読む

■藤倉英幸と旅のイメージ・続き~栗谷川健一と北海道 (3月22日で終了)

2010年03月23日 23時35分55秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
(承前)  「藤倉英幸と旅のイメージ」展の冒頭を飾っていたポスター群を作成したのが、道内グラフィックデザイン界の大御所、栗谷川健一である。  彼は、札幌冬季五輪誘致のポスターや、今回展示されたような観光ポスターなどを数多く手がけ、今でも多くの人々に共有されている「北海道」のイメージの普及・定着に大きな役割を果たした。  冒頭の画像は「北海道 駅名の起源」という、国鉄(現JR北海道)の札幌鉄道管 . . . 本文を読む