セキレイが何を食べているのか知らずに、猫や烏などに食べられないようにと救ったつもりで飼いだしたが、捕獲して直ぐに鳥かごと一緒に買った麻の実とすりえを食べないので、庭や家の中の蜘蛛、蝿、コオロギ、バッタ、イナゴ、トンボ、カマキリを手当たり次第捕って食べさせたところ、イナゴ以外は食べることが分かった。
しかし、セキレイという小鳥の命を救うために、他の昆虫の命を多数殺すはめになり、何とも矛盾した気持ちである。
姉が、えさをやるのに面倒でないよう、トンボを沢山捕りおいて来たが、それをやるときに、姉は「トンボがかわいそう」と言いながら与えていた。セキレイは、トンボが特に好きらしく、えさ箱に入れるか入れないうちに長いくちばしで捕まえる。
考えてみたら、人間だって、肉、魚を始め、多くの動物を殺して食べていて、その殺すところを見ていないだけだ。最近では、調理されて店に並んでいるから、もとがなんであるかも分からない生き物が大半だ。穀類、野菜、果物にしたって命があるのだ。田舎では、ズッキーニ、苦瓜、ミニトマト、菜っ葉などを植えてそれを毎日、収穫して食べていたが、次々に伸びる葉や蔓は、命を感じさせる。
その伸びた葉や実を喜んで摘んで食べていたわけである。
子供の頃は、良く、自分が餌を与えていた鶏を潰してもらって食した。
人間も他の生命を頂いて生きているのに変わらない。
このことから直ぐ思い起こされるのが、インドの菜食主義だ。長い歴史の中で培われた智慧であり、習慣なのであろう。
しかし、セキレイという小鳥の命を救うために、他の昆虫の命を多数殺すはめになり、何とも矛盾した気持ちである。
姉が、えさをやるのに面倒でないよう、トンボを沢山捕りおいて来たが、それをやるときに、姉は「トンボがかわいそう」と言いながら与えていた。セキレイは、トンボが特に好きらしく、えさ箱に入れるか入れないうちに長いくちばしで捕まえる。
考えてみたら、人間だって、肉、魚を始め、多くの動物を殺して食べていて、その殺すところを見ていないだけだ。最近では、調理されて店に並んでいるから、もとがなんであるかも分からない生き物が大半だ。穀類、野菜、果物にしたって命があるのだ。田舎では、ズッキーニ、苦瓜、ミニトマト、菜っ葉などを植えてそれを毎日、収穫して食べていたが、次々に伸びる葉や蔓は、命を感じさせる。
その伸びた葉や実を喜んで摘んで食べていたわけである。
子供の頃は、良く、自分が餌を与えていた鶏を潰してもらって食した。
人間も他の生命を頂いて生きているのに変わらない。
このことから直ぐ思い起こされるのが、インドの菜食主義だ。長い歴史の中で培われた智慧であり、習慣なのであろう。