芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

加来耕三「織田信長と明智光秀」

2020年06月30日 | Weblog
加来耕三「織田信長と明智光秀」を読んだ。この著者は安土桃山時代のことをよく調べている。
秀吉が夫婦喧嘩した時、その妻のおねに信長が送った取りなしの仮名による手紙や柴田勝家に与えた「掟条々」は原文でも信長のきめ細かな性格が伝わる。また、信長が尾張清洲から美濃の稲葉山城に本拠地を移した時、信長の名付け親である京都妙心寺派の禅僧・沢彦宗恩(たくげんしゅうおん)が、城下の井ノ口を古代中国の周王朝の発祥地、岐山にあやかり「岐阜」と名付けたのなど、この地名が気になっていたものには納得できた。無宗教に見える信長が決してそんなことはないのがわかる。
現代物より時代物が面白いのはこんなところにあるのかもしれない。

真保裕一「防壁」

2020年06月27日 | Weblog
真保裕一「防壁」を読んだ。表題作は政治家を守る警視庁のSPの仕事である。相(バディ)棒は海上保安庁特殊救難隊の仕事であり、「昔日」は陸上自衛隊第102不発弾処理隊、「余炎」は杉並消防署の仕事である。いずれも生命を賭けた仕事で、よく調べているが、それに不倫を絡ませたりしているのが、現代的といえば言えなくもない。

徳島高義氏の訃報の日付けの訂正

2020年06月25日 | Weblog
福田裕充氏から徳島高義氏の訃報の日付けが間違えていたので、訂正かた言ってきてくれた。それに応じて前記のブログを訂正した。逝去の日は7日ではなく6日で、葬儀は10日ではなく11日だったとのことで、徳島さんの死に接して気持ちが上ずっていたせいだそうだ。無理もない。福田氏は徳島氏を自分のマンションに呼んで小生と引き合わせてくれ3人で会ったのが、フィジーに出かける直前のことだった。
坂上弘氏が追悼文書くためこのブログを見て天野敬子さんに確認して、このブログの間違いに気づき福田氏に電話してくださった由。
坂上弘氏と天野さんに感謝するとともに、ここに訂正して陳謝します。
坂上弘は小生の担当で、当時勤務されていた銀座の会社によく原稿をいただきにお邪魔した。

鳥羽亮「上意討ち始末」

2020年06月24日 | Weblog
鳥羽亮「上意討ち始末」を読んだ。池波正太郎ものを読んでいたので、似たような内容の本が「上意討ち始末」で、これを選んで読んでみた。初めて読む作家であり、やはり池波正太郎の影響が感じれれたが、自然描写はこの作家独自のもので、面白く読んだ。

南十字星

2020年06月22日 | Weblog
このところ、晴れた日が続いている。最低気温が20度前後でこれより下がることはないようだから、ここの冬と言えるかもしれない。表玄関の前は防犯灯で明るく、星がよく見えないので、裏口から出てみたら、すぐ左斜め前に南十字星が見えた。久しぶりで見る南十字星だ。掲載の写真では十字の手の右が三等星ぐらいで見えにくいかもしれない。

蚤の市

2020年06月21日 | Weblog
朝、憲さんから電話でフリー・マーケットに誘われたが、朝早すぎるので、現地で待ち合わせることにした。この蚤の市はいつも食べに行くインディア・ゲートの近くの広場で、こちらで知り合った日本人夫婦が出店するから来て欲しいと誘われていたので、歩いて行った。
この日本人夫妻はチョコレート作りの仕事をしていたのを、辞めて帰国便を待っているが、金欠になってきたらしく今朝3時に起きて作ったというどら焼きやおにぎりを買った。このマーケットの監督はナマカでジュースを売っていたビルさんだった。
帰りは憲さんの車で送ってもらい、2時ごろまで自宅で話し込んだ。昼食はすでに市で買ってあるからとそのまま帰って行った。
憲さんから借りた池波正太郎作品の剣客商売シリーズの「天魔」「波紋」に続いて「狂乱」を読み終えた。火曜日から池波正太郎ものを5冊読んだことになる。非常に読みやすい文章で、剣客商売シリーズの順序関係なく読んでもおもしろい。

池波正太郎作品をまた読み始める

2020年06月18日 | Weblog
15日(月)の朝、例によって憲さんからの電話で起こされた。11時ごろ、また本を持ってきてくれるという。今回は前回の倍以上の文庫本を持ってきてくれた。1時過ぎまでおしゃべりして帰ったが、今回は、早起きのせいか調子が悪いので、昼飯は誘わなかった。
今回持ってきてくれた中にも池波正太郎作品があったので、早速、読み始めた。「さむらいの巣」「剣客商売ー待ち伏せ」から始めた。面白いから、一気に読んでしまう。

最高気温30度、最低気温は20度のこの頃

2020年06月16日 | Weblog
このところ、フィジーのナンディー地区は寒い。最高気温は30度だが、冷たい風が吹き、最低気温は20度だ。
夜は、数ヶ月前は汗をかいて寝ていたのに、今は布団をかぶっている。この気温は8月まで続くらしい。
陽が射していないとプールが寒い。しかも、プールの色が緑色になって汚れているので、向かいのグジャラート人パイロット、ヤサ氏によると水を全部抜いて割れているところを埋めるから1週間程度プールは休みだそうだ。

憲さんから喜びの知らせだと朝起こされる

2020年06月14日 | Weblog
9日(火)の朝、私がまだ寝ている時間に憲さんから電話で、海外在住者にも10万円政府から支給されることになったと、喜んで知らせてくれた。あまり当てにしないほうがいいと忠告した。日本政府と内閣府のやっていることは火事場泥棒で、給付金もその手数料を怪しげな民間企業にべらぼうな高値で依頼できるという前提でないとやらないからだ。中小企業に払う給付金も経産省がでっち上げたサービスデザイン協会という決算公示されていない違法な公共団体を通して、千億円近い手数料を電通やパソナに割り振っている。その大半が政府の政治家に裏金となって還元される仕組みだ。
外国居住者にも、バイトを増やした大使館を通して払えば簡単なのに、そのような民間団体を通すのでなければ、支払いをする決定をしないであろう。海外居住者を把握できない民間業者では、いつになったら支払われるか分かったものではない。その間に海外居住者はどんどん移動する。行き場を失った給付金は悪者たちの懐に入るだけである。
その火曜日の夜に、憲さんは豚の角煮を作ってきてくれたので、こちらは、枝豆とマグロの刺身を出して食事を共にした。ところが、憲さんは生魚を食べないのだそうだ。食事しながら上記のような説明をしてあげた。