一昨日、大学の車の運転手が、「明朝、街に車で送る」と言っていながら、昨日は、全然現れなかったので、夕方、歩いて、サダルバザールに行って来た。片道、数キロあるので、良い運動になった。2年前にワルダのス-パーで買ったスニーカーがぼろぼろになったので、ワルダを出る時に捨てて来た。その代わりにサンダルを買った。印刷屋街の一角に、インドコーヒーハウスという店があるので、入ってみた。デリーにもないような、広い、喫茶店で、南インドコーヒーが一杯10ルピーで美味しく飲めた。ウェイターが清潔な制服を着て、頭に鳥の羽をつけている。その他にアイスクリーム屋街があるのでそこにも入った。いい気分になった。都会的な喫茶店などに飢えていたのだ。帰りも歩いた。宿舎の管理人に言わせると、片道5キロ近くあるという。お陰でよく眠れた。
地磁気研究所のメノンさんは、ヴィジャイクマールさんというインド名で、南インドのメノンというジャーティである事が分かった。メノンというのは、銀座のナイルレストランのナイルと同じ系列のクシャトリア階級で、インド独立後の国防大臣にも、メノン姓の人がいた。
いずれにしろ、私が、出会った南インド出身の人には、優秀な人が多い。地震研究者という、私とは接点のない人だが、今日、帰りがけに、アラハーバードの家に遊びに来るように誘われた。
いずれにしろ、私が、出会った南インド出身の人には、優秀な人が多い。地震研究者という、私とは接点のない人だが、今日、帰りがけに、アラハーバードの家に遊びに来るように誘われた。
メノンさんという人がこの宿舎に泊まっている。ケーララ州出身の地震研究者で、アラハーバードの国立地磁気研究所に勤めていて、この地域の断層の調査に来ているそうだ。日本語で話しかけられ、食事を一緒にしながら話を聞くと、水戸の茨城大学に留学していたことがあり、東京にも勤めていたことがあるそうだ。
奥さんもケーララ州出身で、日本語能力試験の2級を取っているそうだ。2級というのはかなり出来ることを意味する。
この地域で、10年くらい前に大地震があったが、それは、プレートとプレートがぶつかるのではなく、この地域の大きな断層が原因だという。ナルマダ断層というのが、インド亞大陸を東から西に横断しているという。
地震研究者というので、日本の地震研究の地震予報はさっぱりダメですね、と言うと、「すみません」と我が事のように言う。
そもそもが、地震予報など、当てにしないほうが良いし、原発の技術も、信頼できないものである。原発事故による被害の補償など、いまだに無いに等しい。それなのに、あたかも、原発の放射能が除染出来るかのように期待させて、汚染地域に住ませようとしているのは、愚民瞞着政策でしかない。
奥さんもケーララ州出身で、日本語能力試験の2級を取っているそうだ。2級というのはかなり出来ることを意味する。
この地域で、10年くらい前に大地震があったが、それは、プレートとプレートがぶつかるのではなく、この地域の大きな断層が原因だという。ナルマダ断層というのが、インド亞大陸を東から西に横断しているという。
地震研究者というので、日本の地震研究の地震予報はさっぱりダメですね、と言うと、「すみません」と我が事のように言う。
そもそもが、地震予報など、当てにしないほうが良いし、原発の技術も、信頼できないものである。原発事故による被害の補償など、いまだに無いに等しい。それなのに、あたかも、原発の放射能が除染出来るかのように期待させて、汚染地域に住ませようとしているのは、愚民瞞着政策でしかない。
夕べと今日昼から、雷雨があった。昨日、ホーリー祭りで、どこも休みであったが、今日も休みの店は多いとけれども、大学が車を出してくれたので、買い物に出かけ、にわか雨の中、鶏肉と卵を買って来た。卵は、12個で44ルピー、鶏肉1kgと併せ、200ルピー(約340円)となり、ワルダの1kg160ルピーより鶏肉も、卵も安い。葡萄は、1kg60ルピーで、ワルダの高い店と同じである。葡萄の産地はワルダの向こう隣のナーシクで、ここまでの運賃分高いのかもしれない。ワルダは田舎だから物価が安いのかと思っていたが、ここは都会なのに、物価が安いかもしれない。
宿泊客が来ないと、準備をしない点は、この大学宿舎もいかにもインドらしくて、台所の工事を今になってしている。これまで使っていなかった部屋なので、ペンキを塗ったり、流しを取り替えたりしてくれているのは、ありがたいが、このペンキ工事のせいで、一昨日から、シンナーの臭いが部屋に充満している。
部屋に机があるが、その引き出しの鍵はあるのに、違う鍵だったりして開かないのや、鍵で開けると蝶番が取れている扉があったりするのも、いかにもインド的である。こういうことは、前の大学で日常茶飯事であったから、もう慣れっこになっている。
宿泊客が来ないと、準備をしない点は、この大学宿舎もいかにもインドらしくて、台所の工事を今になってしている。これまで使っていなかった部屋なので、ペンキを塗ったり、流しを取り替えたりしてくれているのは、ありがたいが、このペンキ工事のせいで、一昨日から、シンナーの臭いが部屋に充満している。
部屋に机があるが、その引き出しの鍵はあるのに、違う鍵だったりして開かないのや、鍵で開けると蝶番が取れている扉があったりするのも、いかにもインド的である。こういうことは、前の大学で日常茶飯事であったから、もう慣れっこになっている。
早朝、6時前に携帯電話がしつこく鳴り、起こされて、誰かと思ったら、前の大学の男子学生からであった。コチラは、まだ眠いのに、ホーリーおめでとうと言われた。
今日はホーリーの祭りであるが、この近所は、地方から来た人が泊まっている借家のせいか、あまり、激しい色塗りをしない。子供達は色水を掛け合っているが、それも1部の家だけだ。
去年のホーリーは、学生、教師、職員が、最後に学長宅に集まり、副学長も引っ張り出して、頭から足先まで色を塗り合ったが、今年は平穏なホーリーであった。折角去年のホーリーの色がついたシャツを着ているのに色を塗られることもなく終わった。
今日はホーリーの祭りであるが、この近所は、地方から来た人が泊まっている借家のせいか、あまり、激しい色塗りをしない。子供達は色水を掛け合っているが、それも1部の家だけだ。
去年のホーリーは、学生、教師、職員が、最後に学長宅に集まり、副学長も引っ張り出して、頭から足先まで色を塗り合ったが、今年は平穏なホーリーであった。折角去年のホーリーの色がついたシャツを着ているのに色を塗られることもなく終わった。
昨日は、ジャバルプルの大学宿舎に着いて直ぐ、遅い昼食後ベッドに寝転がって、そのまま夕方まで寝込んでしまった。朝から水ばかりで、食事をしなかったせいか、年齢のせいか、疲れで起きられなかった。
それでも宿舎の夕食で少し元気が出て、夜遅くまで起きていられた。翌朝、朝食の時間に起きられ、食堂で朝食を美味しくいただけた。
それでも宿舎の夕食で少し元気が出て、夜遅くまで起きていられた。翌朝、朝食の時間に起きられ、食堂で朝食を美味しくいただけた。
朝7時半にタタ・スモーが迎えに来た。運転手の他に助手が乗っていて、大したこともしないのに、場所を取っている。助手席にも荷物を置くつもりだったのが、当てが外れた。仕方なく、荷物を全部後の席に置いたが、走っている最中に何度も荷物が頭の上に落ちて来たので、そのうちの一つは運転手席と助手席の間に置いた。それでも落ちて来るので、前に置いたのの上にさらにもう一つ置いたら、私たちが座っている席に置けと運転手がいう。冗談じゃない、ただでさえ狭い席にそんなものを置けないと断った。運転手達は、途中二回休憩して食事もしたが、私達は、食事もせず、ジャバルプルに着いた。チェンジが壊れていて、キーキー音を立ててやっとスピードを変える。四回ほど道路税を払った。道はすいているし、スピードを上げられるのに、それほど速く走らず、早くしろと言うと、6時間かかると言われ、もう6時間経ったというと、さらにジャバルプルの宿舎に2時間も遅れての
到着となった。オームプラカーシュ君が昼食を作って待っていて、疲れきっての到着で、遅い昼食をやっと食べられた。
到着となった。オームプラカーシュ君が昼食を作って待っていて、疲れきっての到着で、遅い昼食をやっと食べられた。
昨日、停電中にネズミが部屋に入り込んだ。先日来、ネズミが窓の網を喰い破って入り、日本茶を食べ散らかしていたので、停電中の扇風機のまわない暗い部屋で、ベッドに横になっていたが、作った荷物のほうで音がするので、その辺を箒でたたくと、暗闇を黒いものがベッドの下に走った。しかし、ベッドの下にはすでにおらず、どこに行ったのか分からない。ヤモリなら、壁を這うが、床を走り、且つ動きが速いから、ネズミに違いない。
停電が終って、部屋が明るくなったとき、ふたたび、作った荷物をたたいたら、その荷物の間から逃げ出たのは、大きなネズミで、寝室の鏡台の下に逃げた。部屋中追いかけ回し、戸を開けているのだが、なかなか出て行かない。やむを得ず、先日、猫をぶったように、箒でネズミを打ち、出血して動けなくなったのを新聞でくるんで表に捨てた。逃げないので、いつも入ってくると思われる風呂場の網の外にネズミを横たえた。これで、他のネズミも来ないであろう。今日、見ると、ネズミはもういなかった。自力で帰還したか、家族が助け出したか。
ネズミは人間の食物を食べるが、ヤモリは、蚊などの虫を食べてくれるので助かる。そのヤモリが部屋で、交尾した。犬と違って珍しい風景なので、写真を撮った。
停電が終って、部屋が明るくなったとき、ふたたび、作った荷物をたたいたら、その荷物の間から逃げ出たのは、大きなネズミで、寝室の鏡台の下に逃げた。部屋中追いかけ回し、戸を開けているのだが、なかなか出て行かない。やむを得ず、先日、猫をぶったように、箒でネズミを打ち、出血して動けなくなったのを新聞でくるんで表に捨てた。逃げないので、いつも入ってくると思われる風呂場の網の外にネズミを横たえた。これで、他のネズミも来ないであろう。今日、見ると、ネズミはもういなかった。自力で帰還したか、家族が助け出したか。
ネズミは人間の食物を食べるが、ヤモリは、蚊などの虫を食べてくれるので助かる。そのヤモリが部屋で、交尾した。犬と違って珍しい風景なので、写真を撮った。
ビール・パール・シン教授が忙しいということなので、瀬戸内寂聴『風景』の『デスマスク』を奥さんのプリーティさんが、今日、朝九時から11時まで翻訳を見てくれた。残り七ページは、夕方の五時から八時まで掛かって終えることが出来た。ビール・パール・シン教授は既に実家に帰っているし、明朝、プリーティさんも実家に帰ると言う。しかも、夜八時から今日は停電であると言うから、滑り込みで終わらせられた。ビール・パール・シン教授から、電話で、終わったのを複写しておいて行くように言われ、構内の複写機屋で両面で5ページ複写した。5ルピーであった。原著の本も複写して欲しいといったが、それは、許可なしでは出来ないと断った。
プリーティさんは、ヒンディー文学の講師だが、実力は、御主人より上だ。こういう小説の翻訳は、女性のほうが合っているのかもしれない。
プリーティさんは、ヒンディー文学の講師だが、実力は、御主人より上だ。こういう小説の翻訳は、女性のほうが合っているのかもしれない。
郵便で荷物をジャバルプルに送ると、中央郵便局まで持ち込みで、10kg400円だと言う。
荷物は、結局150kgくらいで十個になった。宅配で宿舎まで取りに来るところを探したが、10kg500ルピーだというので、小型のトラックで持ち込みのほうが安上がりである。しかし、荷物の送料6000ルピーと汽車賃約3000ルピーを合わせると、9000ルピーである。それなら、車を一台雇って、荷物も人も乗って行ったほうが、安上がりで楽ではないかと思い、荷物を運べる大型の車の値段を聞いたら、8700ルピーと分かった。そこで、スモーというタタのジープを自転車を上げた係を通して頼むことにして、値段を聞いてもらったら、7700ルピーで折り合えた。有料道路料金はコチラ持ちである。
荷物は、結局150kgくらいで十個になった。宅配で宿舎まで取りに来るところを探したが、10kg500ルピーだというので、小型のトラックで持ち込みのほうが安上がりである。しかし、荷物の送料6000ルピーと汽車賃約3000ルピーを合わせると、9000ルピーである。それなら、車を一台雇って、荷物も人も乗って行ったほうが、安上がりで楽ではないかと思い、荷物を運べる大型の車の値段を聞いたら、8700ルピーと分かった。そこで、スモーというタタのジープを自転車を上げた係を通して頼むことにして、値段を聞いてもらったら、7700ルピーで折り合えた。有料道路料金はコチラ持ちである。