芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

インド人によくいる馴れ馴れしい人

2014年02月28日 | Weblog

中間試験で選択科目の私の授業は休み。そういう意味では、気楽だ。

最近、台所に置いてある高価なナッツ類がなくなるので、あるいは、警備員が食べているのかもしれない。というのは、ヤーダバという警備員が来るようになってから、そういう事が、起こるようになったのだ。来ると間もなく、今までここではインド人に誘われたこともないのに、彼の妹の娘の結婚式に招待されたが、かなり遠方の空港に近い森の中の村で、とても夜は危険で行けるところではないので、行かなかったが、お祝いだけはあげた。招待状は、ヤーダバ一族の名前ばかりでいっぱいだった。lこのヤーダバというのはクリシュナ神と関係が深い、牛飼いの低カーストで、あまり、名乗りたがらない人もいる。

この御仁、やたら馴れ馴れしくて、隣の宿舎の浄水器から飲み水を運んでくれるのはいいが、台所まで勝手に出入りする。弁当を忘れたといって、食事を分けてくれとか、私が裸になってシャワー室に入ると、連れ合いが出たばかりの風呂場に既に入っていて人の便所を使ってから、きちんと流さず、私が裸で、そのくっついたウンチをバケツで何回も流さなければとれならなかったりである。

昨日、それらのことが耳に入ったらしく、管理人のオームプラカーシが警備員に夜、私たちの宿舎に入らないように言ったから、これからは夜は鍵をかけて寝るようにと言われた。

しかし、夜は我々の応接間の長椅子で寝ているし、便所にも入っているよ、というと、警備員はそれは本来なら禁じられているから、それぞれを使用しないように言ったからと言うので、昨夜は初めて宿舎の鍵をかけて寝た。これまでは大学の雇っている警備員が玄関先にいるので、鍵をかけたことはなかったのだが、それに付け込んで、私の部屋まで聞こえる高いびきで、毎晩長椅子で寝ていたのだ。夜勤の警備員は、寒い時は気の毒でもあるので、玄関ドアを開けておいたが、これからは、本来の夜警をしてもらわなければならない。自業自得だ。

 


血盟団事件の首謀、井上日召とオウム真理教

2014年02月27日 | Weblog

加藤教授は、昨日の夕方6時の飛行機で、デリーに行き、今日のJAL便で帰国だ。デリー見物をすれば良いのに、大使館の車が都合つかないからと、見物はせず、早めに空港に行き、一等待合室で時間を過ごすと言う。中島岳志『血盟団事件』は読み終わり、葉室麟『蜩の記』は途中までだけどと言って、返された。持っていって空港で読めばといったが、帰国してから図書館で借りると言う。横浜の図書館は2冊とも借り出されていて、待たなければ読めないとも言っておられた。2冊とも人気の本のようだ。

血盟団事件の日蓮僧・井上日召はオウム真理教の井上嘉浩の祖父だということを加藤教授に教えられた。もし本当だとすると、不思議な因縁だ。加藤教授は兎も角、知識欲旺盛で、知識も豊富だ。帰ったその日に、上映最終日の山田洋次監督『小さいおうち』を観に行くのだそうだ。


津守滋『ミャンマーの黎明』(彩流社)を読む

2014年02月26日 | Weblog

加藤教授が、試験の採点を終え、大学に提出して来た。授業を40何時間かした証明書を貰って来たので、それを外務省に提出して、謝礼をもらうようだ。

先日、元ミャンマー大使・津守滋『ミャンマーの黎明』(彩流社)を下さったので、私からは、ボート部先輩・香山氏が送って下さった中島岳志『血盟団事件』と斎藤兄の送って下さった葉室麟『蜩の記』をお貸しした。津守滋氏は加藤教授の同級生で、出版されたばかりのその本を貰ったのを2度読んだからと私に下さったのだ。ドイツ公使、クウェート大使なども歴任している、京大法学部卒の官僚で、今は、阪大、東洋英和などで教鞭をとっていると言う。

大使という職は、名誉職のようなもので、そこで無事過ごせば良いように思っていたが、この『ミャンマーの黎明』を読むと、ミャンマーばかりでなく、その関係で中国、インドなどについての考え方が、面白く、近頃の官僚が、米国という太陽ばかりを見ている向日葵的な人物が多い中、なかなか、しっかりしたものの見方で、こういう人物がもっと日本の将来を決められる地位にあると良いのにと思った。


軍の粋な計らい

2014年02月25日 | Weblog

加藤教授が急遽、早めて帰るよう大学から指示されたので、明日帰るのに間に合わせるため、お土産を買いにリライアンス近くのお菓子屋に行った。いつも通るリッジ通りは、左側だけに歩道があるが、反対側にも歩道を作っていて、橋にも歩道を造るので、その工事現場で働いているのは、恐らくご夫人達と思われる女性陣である。コンクリートの材料になる石を頭に載せて運ぶのだ。大した給金でもないであろうが、兎も角、女達がよく働く。

このリッジ通りは、軍用地のせいか、管理が行き届いていて、いつも整備されている。夕方5時から8時までは、軍関係者でないと、オートリキシャでは通れない。たまに、親切な兵隊が通してくれることもあるが、大抵、門で止められ、遠回りさせられる。

このリッジ通りの所々にパチンコを持った兵隊が立っている。一般人も歩くので、銃を持たず、子供の遊ぶパチンコで体裁を整えているのかもしれない。乱暴な一般人が暴れた時にパチンコで石をぶつけるのかもしれない。粋な計らいではある。


100年の計が生きる

2014年02月25日 | Weblog

以前にも書いたように、黒船のペリーは、初めから、沖縄を戦略拠点にしようとしていたのが、大東亜戦争によって日本がうまく罠にはまってやっと確保できたという経緯である。

現在米国が狙っているのは、沖縄を拠点として、ミャンマーを軍事拠点にすることである。既に、米国は、パーキスターン、アフガーニスターンの制空権を握っているから、インド洋から太平洋までを押さえられることになる。日本は、小泉・竹中以来、そのポチとして働いているから、軍事的にもさらなる肩代わりをさせられることは明らかだ。

その様な日本を変えようというのが、小沢一郎だったと思うのだが、国民は一旦選んだものの見放してしまった。もう、その様な骨の有る政治家は望めないことは、残念ながら、確かである。

その様な人物が仮に出てくれば直ぐ潰せる仕組みが出来ているから、日本はこれからも遠隔操作による自動車宜しく動かされるしかないのが実情だ。民主党政権時代にアーミテージ達が日本に来て何をしたか、想像出来るではないか。


すでに書いたようにTPPはモンサント社の独壇場に

2014年02月24日 | Weblog

TPPは、はっきり言うと、モンサント社が遺伝子組み換え農産物で儲かり、米国の農業での世界支配を意図するものである。

インドで、インド原産の農産物の原種を米国から来た科学者たちがこっそり持ち帰っていたことは、だいぶ前にわかっている。その原種を掛け合わして、新たな組み換え農産物を作って売っている。

これも以前に書いたが、私の田舎ではということは、日本全国で売られている種は、米国産の種が多く、これは、一代限りで、その農産物の種では、同じ農産物ができなくされている。仮に再生産できるものは、禁止されていて、その禁止に違反すると、畑を検査しているスパイもどきの人たちに見つかると、訴えられる。それが、TPPの中身だが、米国人以外には、見せられないという。

TPPはモンサントが、国も訴えられるようになる条約である。造る技術がありながら、航空機特に戦闘機を造ることができないように、農産物も勝手に作れなくなるわけである。

そんなTPPを官民一体になって推進している官僚はいったいどこの国民かと思われて当然だが、かねてから言っているように、大蔵省が、米国傘下の財務省になったように、ほとんどの官僚が、英語を習うという建前で米語を習いに米国留学して、米国官僚になりきって帰ってきているのが現状だ。

これが、明治維新の結末である。


モンサント社の遺伝子組み換え大豆

2014年02月23日 | Weblog

インドでも米国のモンサント社の種と肥料を売りつけられているらしく、以前にも書いたように、その種と肥料が土地に合わず、1割の増収を期待した農家が、借金返済できなくなって破産しているという記事が大分前あった。

最近、トウモロコシを買ったが、形が良すぎるので、インド在来種ではないのではないかと思われる。

12億のインド人の食糧をまかなうには、農家は、少しでも多く生産して売りたいから、遺伝子組み換えでも、そのたねをかっているのではあるまいか。

米国では、トウモロコシや大豆は、遺伝子組み換えの表示をする必要ないという。区別するのは、営業妨害になると、モンサント社が訴えて、役所がそれを認めたためだ。そんな大豆が、遺伝子組み換えかわからないまま、政界中にまかり通っている。日本も九割が輸入大豆だ。

技術的なことを言えば、日本は航空機を生産できる技術があり、戦後一時期、航空機生産を禁止されたが、それが許された今日も元連合国の戦闘機を買わされ続けているのは、防衛庁の先方との癒着もあるであろうが、国産することに対する妨害もあるであろう。


日本人教授が現在多い

2014年02月22日 | Weblog

外務省から派遣されてきている日本人教授が現在多く、加藤教授のほかに、三浦さんと割沢さんの二人おられる。

その方たちが、今日帰るので、宿泊しているホテルを10時に出て、夕方のデリー行きの飛行機を待つ間、我々の宿舎に来た。加藤教授の音頭で一緒に昼食会をしてから、買い物に行くのに付き合った。どこで買い物かと思ったら、リライアンスであった。サダルバーザールにも行き、そこで三浦さんは変わった形のスプーンを2セットで535ルピーのところ500ルピーで買った。

加藤教授もこの大学に来るのは、4回目ということだが、このお二人は、この大学設立当初から来ておられ、その頃は、大学校舎がまだ出来ておらず、借り上げ校舎で教えたのだそうだ。

 


加藤教授の一日のこま数が増やされ、お気の毒

2014年02月21日 | Weblog
加藤教授から、来週の中間試験中に授業をしないように、担当者から言われ、今週中に毎日二こまの授業をすることになったと訴えられた。私は、すでに、今週は月曜日に、サーティフィケートの試験の説明を学生にした後、休講にしているので、同じようにすればいいのではないかと話したが、日数が減ると、手当ても減り、授業時間が減るとその分の謝礼も減るといい、休講にする気はないようだ。
加藤教授の授業の担当者は、授業時間の相談をしているときから、無理な相談をしていたようだが、ここに来て、日本から数人の教師が講義に来たので、そちらを優先して、加藤教授にしわ寄せが行ったと思われる。外務省に相談して、帰国を早めるようにとも言われたとも言う。
中間試験など、最初からわかっているのだから、いまさら、中間試験を理由にするのはまったくのご都合主義だが、加藤教授は、それに従って、来年はこんなことのないようにしてもらうと悠長なことを言っている。先日、倒れ掛かったとき、心配なので、病院で精密検査をしてもらっているのだから、無理をしないようにとは言っておいた。先日、デーオタールという池のそばの神社に行った後、私はおそらく疲れで下痢したが、加藤教授は、その後、めまいに見舞われたのだ。それまでは毎日、2時間も歩いていたので、止めるように医者からも言われたという。
年のせいもあり、なかなか言うことを聞かないのは、人のことも言えた義理ではない。
しかし、私自身は、授業を増やすように言われても断っている。空元気を見せてもしょうがない。

雪の後の福島第一原発の事故報道

2014年02月20日 | Weblog
東京新聞が「福島第一原発で、一リットル当たり二億ベクレル超と超高濃度の放射性ストロンチウムなどが含まれている汚染水がまた漏れた」と報道している。昨年、4月から、4ヵ月から2ヵ月おきに事故が発生しているという。事故というよりは、放置であろう。当事者能力に欠けるのではなく、まるでやる気がないとしか言いようがない。
確かに、この汚染水でも一リットルあたり2億ベクレル以上の汚染水というのだから、高濃度汚染の原発を遠巻きに見ているしかない現状では、手の施しようがないというのが、私にも分かるが、そんな危険な原発を放置していて、これから何も起こらないという保証もないのではないか。
日本が大雪と聞いて、心配したのは、福島第一原発は大丈夫かであったが、天気が回復して分かったのがこれである。他の新聞に先駆けてこの報道をした東京新聞は、また、広告主に逃げられるのではあるまいか。政府に不都合な報道はしない大半のマスコミは、広告主に逃げられるのを嫌って、報道を差し控えているか、小さく目立たなく報道しているであろう。やむなく、アトダシの報道くらいはするかもしれないが。
今日は、昼にかけて、サダルバーザールに行って、先日注文した引き延ばし写真を貰って来た。一枚6ルピー計63枚378ルピー(約640円)であった。去年からの食事会招待や、ズボンの繕いをしてもらった仕立て屋の写真だ。