私の家は農家としては、午房坂というに所属する。その寄り合いが、数日前に館山会館というの集会所であった。
議題は、農家に対する戸別所得補償の説明であった。
主催は、農協と実行組合長である。初めに農協の綱領というのを読まされたが、通常は、その綱領を読み上げるらしい。要するに農協というものがいかに絵に描いた餅かという理想的な言葉の羅列である。それから農協の現状を説明され、現在、年率、5%という安い金利で金を貸すというのと、葬祭会館を経営するから、その会員になってほしいということであった。共に、農協の理想とする農業のバラ色の未来となる綱領とは相反する単なる金儲けに過ぎない。町が年よりばかりになってきて、儲かる仕事がなくなってきたので、いよいよ、葬式を商売にすることになったのだ。
この町で成り立つ事業は葬式くらいしかないことは、以前に記したが、農協もいよいよ、それに気付いて参入するのだ。農協が金貸しをして、返せない農家の田んぼを取り上げて、売り払ったりしているのがかなり前から見られている。いよいよ、年よりばかりの農家で金を穫れるのは、その年寄りが死んだ時に葬式をすることでしかなくなってきたということである。先ずは、この二大事業の説明をしてから、戸別所得補償の説明に入ったが、主要な目的は自給率の向上であるというのが、新しい政権の農業政策ということである。それに即した様々な施政を上げているが、これでは、農業の改善にはならないものばかりである。
議題は、農家に対する戸別所得補償の説明であった。
主催は、農協と実行組合長である。初めに農協の綱領というのを読まされたが、通常は、その綱領を読み上げるらしい。要するに農協というものがいかに絵に描いた餅かという理想的な言葉の羅列である。それから農協の現状を説明され、現在、年率、5%という安い金利で金を貸すというのと、葬祭会館を経営するから、その会員になってほしいということであった。共に、農協の理想とする農業のバラ色の未来となる綱領とは相反する単なる金儲けに過ぎない。町が年よりばかりになってきて、儲かる仕事がなくなってきたので、いよいよ、葬式を商売にすることになったのだ。
この町で成り立つ事業は葬式くらいしかないことは、以前に記したが、農協もいよいよ、それに気付いて参入するのだ。農協が金貸しをして、返せない農家の田んぼを取り上げて、売り払ったりしているのがかなり前から見られている。いよいよ、年よりばかりの農家で金を穫れるのは、その年寄りが死んだ時に葬式をすることでしかなくなってきたということである。先ずは、この二大事業の説明をしてから、戸別所得補償の説明に入ったが、主要な目的は自給率の向上であるというのが、新しい政権の農業政策ということである。それに即した様々な施政を上げているが、これでは、農業の改善にはならないものばかりである。