先日、学生課のニティンが学生課長に呼ばれて打ち合わせ中に、彼の机に日本語授業のテキストの元原稿を置くように言われて置いたのが、なくなったというので、今日は、早めに出かけて、研究室でテキストの元原稿を作って、30部複写してもらった。今日は、クイズという試験があり、日本語授業と重なったので、出席が悪かった。これで、3日休んだ学生たちは、もう来ないであろう。来ても、あと2日以上休んだら、日本語授業の受験資格がなくなるからだ。これから3か月の間に、クイズだ試験だ全校催事だと、同じ時間帯に他の必修科目が重なることが多いので、そちらに出ざるを得ないであろう。そちらに出るときは、出席簿に署名だけしていくように言っても、来ないのだから、仕方あるまい。
教員宿舎 に住み始めて1カ月という、デザイン科の教師が、毎朝、水が出ないために、シャワーが浴びられないのをはじめ、いかに不便な宿舎かということをメールで流していた。彼自身この大学に来て、4年になるデザイン科の教師なのに、いかに大学のデザインが出来ていないかをこぼしている。彼の上司が、大学の建築の業者との会議に関わっているから、一般論として言っているが、大学の建築は素人集団の寄せ集め会議になっているのであろう。インド人のことだから、どうでもいいことを議論していることであろう。
私が住んでいる現在の宿舎でも、これまで、さまざまな不便を経験しているから、その教員宿舎に移るように言われても、断っているのは、すべて予測できる不便さが解決されていないであろうと分かっているからだ。インド人のほうが、そういうインドの不便の現実を分かっていないというのもおかしい。
元原稿をなくされて、早めに出かけたおかげで、アトゥル・グプタ准教授に推薦された二人の一人であるアンサーリー助教授に会って、私の製造会社計画を話して了承された。