明日、新しいデザインを見るための会議の予定であったが、元兵器工場の社長、ヤーダヴ氏がナーグプルに家を買ってそちらに主に済んでいるため、ここの授業は、夜行列車での通いで、明日はこちらにいないというので、急遽、ラーフルにデザインを急いでもらい、今日開催することにした。今日は、本来なら、日本語の授業があるのだが、やむを得ず、休講にした。授業そのものはあと一回か2回で終わるから、11月までの授業が大幅に早く終わる。であるから、休講にすることは問題ない。まだ、十日ほど授業時間が残っているから、試験のための演習でもすることになる。十月の20日過ぎは、ダセーラという祭りで休みだし、11月も6日から一週間ほどディーワーリーという祭りで休みである。この時期も学生は休んで実家に帰ることが多い。この祭りは、両方とも毎年、旧暦で決まるので、新暦のいつなるかは、暦を見ないと分からない。
9月12日付TIMES OF INDIA 国内版に大きくスバーシ・チャンドラ・ボースのことが書かれていて、その中でスバシが、英国政府の情報機関MI-6 のスパイだったことと、インドに秘かに戻って、ファイザバードでサードゥーのグンマ―ニー・バーバとして1985年9月16日に死んでいるという詳しい報道をしていたのだが、このところのTimes of India は、その点を曖昧にし始め、台北で死んだかどうかもはっきりしないなどと書いている。恐らく、モディー政権から圧力をかけられているのであろう。ま、必要なことを書いてからの後退であるから、日本のマスコミのように、国民の眼から必要な情報を報道せず、カンペキに隠し続けるよりはマシと言えばマシである。
毎朝、英字新聞と浄水をここの警備員かお抱え運転手に自宅まで届けさせているこの教授は、実家がマハーラーシュトラ州のナーグプル市である。以前に書いたことがあるが、ナーグプルは、アウトカースト出身で独立時のアンベードカル法相が音頭を取って、集団でヒンドゥー教徒から仏教徒に改宗した地である。そこの空港には、アンベードカル国際空港という名称がついている。この教授は、改宗仏教徒の子孫かどうか分からないが、彼と話していると、「マハートマー・ガーンディーは間違いを犯している。今のパーキスターンからのテロは、パーキスターンの分離独立を認めたガーンディーの間違いのせいだ。ムスリムは怪しからん」ということを主張する。私は、それに対して、そのテロの背景には、国際秘密組織がいて、今のイスラーム国の背景にもそれがいて、イスラーエルを更に大きくするために、暗躍しているではないかと言うと、納得していた。前に日本語を教えていたワルダのマハートマー・ガーンディー国際ヒンディー語大学には、仏教徒で、温厚な人がいたから、アーンベドカルの信者が必ずしも、ガーンディー批判者ではないであろう。アウトカーストに対する姿勢については、マハートマー・ガーンディーとアンベードカルの間に違いがあったらしいが、ナーグプルのある種の人はそれを引きずっているかも知れない。先日、絞首刑になったムスリムが入っていた刑務所はナーグプルにある。
今日のTimes of India は朝から読めた。というのは、新聞は、英字とヒンディー語の2紙を大学がこの宿舎用に取ってくれているのだが、以前、ここだけが客舎だった時は、客ようとして隣りの宿舎のテーブルに置いてあり、そこで読むように私は、言われていた。しかし、毎朝、そこまで読みに行くのが億劫なので、必要なとき以外、殆ど読んでいなかったが、今は、新宿舎が大学構内に出来て、私の住んでいる宿舎が、一軒残っているだけだから、私の宿舎の客用のテーブルに新聞は置いてある。それで毎朝読むようになったという訳である。英字新聞は、私と女医さんが来た時に読んでいるだけだった。ところが、近くにマンションを買って住んでいる大学では最も年上の現役教授が、ここの守衛か自分のお抱えの運転手に彼の自宅に届けさせて読むようになったので、彼の運転手と私と朝どちらが先に新聞を取るかでその日の先に読める後になるかが決まっていた。それが、最近になってその英字新聞を直接その教授宅に配達させるようにしてしまっていたのだ。やむを得ず、その新聞を夕方教授が帰って来てから守衛に取りに行ってもらって読むようになっていたが、この連休にその教授がナーグプルの実家に帰っていて、新聞を読んでないことが分かったので、またこちらに配達されるようになった。それで、今日は朝から読めたということである。その教授は、学長になってもおかしくない高給取りだが、3、5ルピー(約7円)の新聞を自分で取らないばかりか、自宅に浄水器を取り付けずに、毎朝、この宿舎の水をここの守衛やお抱えの運転手に運ばせている。この浄水器はよく故障するから、その時その教授は一体何を飲んでいるのか。この教授は、若いとき、韓国に8年間留学していたそうで、そこでこのケチを身につけたのか、それともマハーラーシュトラ州のナーグプルの人がそうなのか、あるいは、産まれつきそうなのか分からない。韓国では、日本の植民地時代の悪口を相当聞かされたようだ。それで、韓国人に成り代わって、日本人の私に意地悪をしているのでもあるかも知れない。
昨日のヒンディー語新聞、ダイニック・バースカルには一面で西ベンガル州知事マムター女史がスバシ・チャンドラ・ボースの調査書を開示したことについて、中央政府もその持ち分を開示するように求められているのに対して拒否していたが、同日付けの中8ページに載っている社説で、中央政府が開示によって、他国との関係が悪くなるというのにもかかわらず、マムター女史が開示したのは、半年後の選挙を意識している政治的意図だと批判している。しかし、この社説自体、政治的意図丸出しで批判している。他国の一つには、飛行機事故死の報道を流した日本も入っているであろうし、スパイをさせていた英国にも影響を与えるであろうが、それについては、インドは昔と違って、格が上がっているから、英国に関しては大丈夫と自信をひけらかしている。しかし、日本に関して言えば、恐らく、日本政府は知らんぷりをするであろうから、これも影響はないと思われる。この新聞は、ヒンディー語新聞で、ヒンドゥー教徒至上主義の現モディー政権の広報の側面があるのは、日本の新聞テレビと良く似ている。
しかし、日本の現政権は、明治維新を称揚している政権であるから、そのお祭り政権がしでかした、350万の戦死者を出した敗戦について、国民の努力が足りなかったということで済まして来ている政権の延長である。あの敗戦の皇居前広場で、その自分たちの努力の足りなかったのを謝っている国民を大きく放送しているマスコミも同じである。明治維新以後は、世界を動かしている1部勢力に振り回されて来て、今またそれに積極的に関わっている。その外国勢力に関わって、自分だけ儲かれば、国民がどうなろうとどうでも良いという連中が政権を支えているのだ。
インドについても、同じことが言える。先だって、ムスリムが死刑になったことを書いたが、ヒンドゥー教徒は死刑になっていない。かのマハートマー・ガーンディーを暗殺したヒンドゥー教徒の若者も、最後は命乞いして、死刑を免れた上に、刑期を短縮されて、早々に出所している。それを後押ししている勢力がいるのだ。マハートマー・ガーンディーは英国からの独立を勝ち取った国民的英雄に違いないが、英国の利権で儲かっている者もかなりの数いたし、今もいるのだ。そういう人物達からすれば、独立など、とんでもない話しであるに違いない。現在の日本とまるで同じである。どちらを取るかは国民の目線で決まるのだから、日本国民の意識の現況では、国民の財を益々貢がせられることに喜びを感じているのだし、そのおこぼれで政権を維持しているのだから、小沢一郎を理解できる国民は無いに等しいであろう。であるから、それゆえに生活の党は辛うじて国会に残っているにすぎないのである。
しかし、日本の現政権は、明治維新を称揚している政権であるから、そのお祭り政権がしでかした、350万の戦死者を出した敗戦について、国民の努力が足りなかったということで済まして来ている政権の延長である。あの敗戦の皇居前広場で、その自分たちの努力の足りなかったのを謝っている国民を大きく放送しているマスコミも同じである。明治維新以後は、世界を動かしている1部勢力に振り回されて来て、今またそれに積極的に関わっている。その外国勢力に関わって、自分だけ儲かれば、国民がどうなろうとどうでも良いという連中が政権を支えているのだ。
インドについても、同じことが言える。先だって、ムスリムが死刑になったことを書いたが、ヒンドゥー教徒は死刑になっていない。かのマハートマー・ガーンディーを暗殺したヒンドゥー教徒の若者も、最後は命乞いして、死刑を免れた上に、刑期を短縮されて、早々に出所している。それを後押ししている勢力がいるのだ。マハートマー・ガーンディーは英国からの独立を勝ち取った国民的英雄に違いないが、英国の利権で儲かっている者もかなりの数いたし、今もいるのだ。そういう人物達からすれば、独立など、とんでもない話しであるに違いない。現在の日本とまるで同じである。どちらを取るかは国民の目線で決まるのだから、日本国民の意識の現況では、国民の財を益々貢がせられることに喜びを感じているのだし、そのおこぼれで政権を維持しているのだから、小沢一郎を理解できる国民は無いに等しいであろう。であるから、それゆえに生活の党は辛うじて国会に残っているにすぎないのである。
二十四日(木)付のヒンディー語新聞ダイニック・バースカルの一面に、ネタージー・スバシ・チャンドラ・ボースの64束の調査書を読んだ途中経過が書かれている。しかし、そこで分かっているのは、2点だけで、一つは、ネタージーは台北の飛行機事故で死んだというのは嘘で、中国からソ連に渡っているということだ。二つ目は、1940年からインド独立後の調査最後の少なくても47年まで、ネタージーのコルカタの親類達に14人もの公安がはりついて郵便局の手紙も調べていたということだ。それ以上のことは、中央政府の管轄下にある調査書に封印されているから、中央政府が開示しないことには分からないということのようだ。何れにしろ、日本軍がトルコ経由で流したネタージーの飛行機事故死亡とその火葬、日蓮宗蓮光寺に埋葬というのは、少なくてもネタージーと日本陸軍による共同の虚構ということになる。台湾で飛行機事故がなかったことは、早くに英米の情報局が握っていたことも分かった。それすらも日本陸軍は知らなかったことになるが、前に記したように、インパール作戦は、満州に入り込んでいた日本陸軍やアマ糟、ネタージーなどのスパイ達が立てた計画で、インパールで待ち受けていた英軍の謀略に自ら引っかかったことは、戦後の聴取に対して河辺や牟田口らが、無責任な答え方をしているのからも頷ける。満州には、英米のスパイ達が入り、それに取り込まれた日本人達が、軍ばかりではなく、満鉄にもいたのであり、その子孫が、現政権の首相である。世界を支配する組織に取り込まれなければ、日本は現政権も維持できないのが現実なのである。インドの中央政府は、当初からネタージーについてかなりのことを知っていたはずなのに、ネへルーもインディラ・ガーンディーも首相時に日本訪問して、蓮光寺にも参詣しているのは、スパイ政権だった自民党政権に対する気遣いとは言え、笑える。
最近、珍しく、日本のニュースが新聞に3回、載っている。国会で、何とか言う元自衛隊上がりの議員が、他の議員の顔を殴っている国会の風景が写真入で載っていた。馬鹿らしい話なので、読みもしなかったが、同じく、Times of India に、安部政権の人気が、安保法制を通してから、読売を除いて、各新聞で下がっているというものだ。新聞やテレビがよく上げるアンケートの数値ほど当てにならないものもないので、よく見なかった。報道はすべて、作り上げられているのが実態だからだ。
もう一つは、ヒンディー語新聞で、なんと1面に、「いけめそ」というので、4500ルピー(約9千円)を払うと、悲しい女性の涙をぬぐってあげて、元気にしてあげるという商売を始めたというものだ。なぜこんな記事が1面なのか、このヒンディー語新聞はよほど、記事不足だったのではないかと思われるが、日本ではこんなことが受けているという変り種としているのか。インドでは、働く女性が増えたため、就職口が減っているというニュースが数値入りで載っていた。
もう一つは、ヒンディー語新聞で、なんと1面に、「いけめそ」というので、4500ルピー(約9千円)を払うと、悲しい女性の涙をぬぐってあげて、元気にしてあげるという商売を始めたというものだ。なぜこんな記事が1面なのか、このヒンディー語新聞はよほど、記事不足だったのではないかと思われるが、日本ではこんなことが受けているという変り種としているのか。インドでは、働く女性が増えたため、就職口が減っているというニュースが数値入りで載っていた。
インドに来て初めて日本語を教えたワルダはマハーラーシュトラ州にあるが、その週で一番大きな町は、ムンバイである。その州政府が中央政府のインド人民党と同じ政府になってから、州全体で、牛肉を禁止する法律を作った。インド人民党の母体は、ヒンドゥー教徒至上主義で、菜食主義である。先週は、ジャイナ教のお祭りでその一週間、ジャイナ教につきあって、鶏や山羊を殺すのをマハーラーシュトラ州では禁止していた。肉を扱うのは、ムスリムの仕事である。今週の二十四日(木)はイードッズハーというムスリムのお祭りで国民の休日である。その間、肉を食べてもよいという例外規定を設けるよう、ムスリム達が高等裁判所に訴えて、今日の新聞で高等裁判所から否決されていた。高等裁判所は、州政府の影響下にあると思われて、分かりやすい。ムンバイは国際都市であるから、肉を禁止するのは、外国人にとって困ると、それも少し前に、高等裁判所に訴えていたが、これも認められなかったようだ。他方では、私の周りの学生たちは、国際化していて、菜食主義に拘らなくなっている。
西ベンガル州知事のマムター女史は、食事の好みを州政府が規制するのは良くないと指摘している。
西ベンガル州知事のマムター女史は、食事の好みを州政府が規制するのは良くないと指摘している。
ガネーシュ祭りは、17日頃始まり、10日間というから、今週一杯続くらしいが、毎日、何かしら催しがあるようだ。
今日の日本語授業は、20人足らずで、しかも、授業が終わる30分前になったら、今日は、これから別のプログラムがあるからこれで授業は終わりにして欲しいというので、終わらせた。ガネーシュ祭りに参加するということのようだ。去年は、その催しに学生に誘われて参加した。次の水曜日も金曜日も祭りで、授業は、満足に出来ないかも知れない。中間試験中の日本語授業を休みにしたのに、試験が終わっても直ぐには学生が出て来ない。
今日の日本語授業は、20人足らずで、しかも、授業が終わる30分前になったら、今日は、これから別のプログラムがあるからこれで授業は終わりにして欲しいというので、終わらせた。ガネーシュ祭りに参加するということのようだ。去年は、その催しに学生に誘われて参加した。次の水曜日も金曜日も祭りで、授業は、満足に出来ないかも知れない。中間試験中の日本語授業を休みにしたのに、試験が終わっても直ぐには学生が出て来ない。
午後2時過ぎに、学生が二人きた。3人と昨日電話して来たが、シック教徒の学生が来なかった。南インド、アーンドラ・プラデーシュのラーフルという学生は、肉も魚も食べるが、グジャラート出身のシュロークという学生は、菜食主義だというので、芋のコロッケも作ったが、昨日、急に3人で来るというので、肉が足りないから、午前中に散歩がてら、肉や果物を買いに行って来た。肉は帰り道に、アンサーリーというムスリムの店で、2キロ400ルピー(約800円)で買った。ここは卵も安いので、12個44ルピー(約88円)で買った。肉を買うあいだに私の買う量が多いため、途中で、50グラム程度買う客を先回しにしたので、いつものオートを結構待たせたが、いつもと同じ60ルピーで済んだ。
菜食主義の学生は、結局、鶏の揚げ物もおいしいと言って、鶏肉も食べていた。一昨年の日本語の学生で今、日本に研修に行っている4年生の学生からメールが来て、彼も菜食主義だが、日本でおいしい肉を食べたら、好きになって、何でも食べていると言う。彼は、研修先のキャノンは就職が難しいが、日本が気に入ったから、日本で就職したいので、どこか紹介して欲しいとも言って来た。話しを出来るところもないので、ネットで探すように言ってやった。
菜食主義の学生は、結局、鶏の揚げ物もおいしいと言って、鶏肉も食べていた。一昨年の日本語の学生で今、日本に研修に行っている4年生の学生からメールが来て、彼も菜食主義だが、日本でおいしい肉を食べたら、好きになって、何でも食べていると言う。彼は、研修先のキャノンは就職が難しいが、日本が気に入ったから、日本で就職したいので、どこか紹介して欲しいとも言って来た。話しを出来るところもないので、ネットで探すように言ってやった。