アリー・カーンさんの甥っ子のオートでチャンド・ポールの辺りの店に行って帰って来たが、約1時間半で、300か400ルピーと言われ、高いと思ったが、300ルピー払った。ホテルで昼食後、アリー・カーンさんの所で、彼の絵と、手透きの紙を見せて貰った。ホテルの広い庭で、時間をつぶした。ホテルのオウナーと思われる人がラブラドールか大きな犬を連れて庭のベンチに座っていた。この家族の一人の針金のように痩せた男の子は、少し足りない子で、庭で一人でかくれんぼをしたり、剣を振り回して、大人の従業員に適当にあしらわれている。近親相姦が多いせいか、高貴の家にはえてしてこういう子供がいがちなものだ。ホテルの壁には、英国のマウントバッテン卿夫妻や、ソ連のフルシチョフ首相、ジャクリーヌ・ケネディー・オナシス夫人と写した父祖の写真が飾ってある。シティー・パレスの王族とは縁戚関係にあるそうだ。
駅まで例の甥っ子にオートの値段をきくと150ルピーといい、それ以下では誰も行かないというので、来るとき、前払いで70ルピーだったのだから、断り、少し歩いた所で拾って来た70ルピーのオートで駅に行き、50分遅れて入って来た汽車で帰途についた。
30日の朝、ほぼその遅れのまま、ジャバルプルに着いた。駅前で、150とか、100とか言うオートを80まで値切って帰宅。ここはジャイプルより寒い。
今日は、大晦日、一年間お付合いありがとうございました。