芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

小沢一郎が首相になるといいのだが

2011年05月31日 | Weblog
隠蔽内閣に直ちに退場して欲しいが、そのあと,小沢一郎が首相になるのでなければ、誰がなっても同じ結果であろう。不信任案は、出しても否決されれば、政治は混迷を深めるだけだ。
四大紙とその系列テレビは、これまでも政府の広報紙であったが、その政府が、外国政府の認可を得て、延命内閣を維持しえている現状では、その外国のためにも、日本のためにも何の役にも立たない政府であろう。

まだ、地震は収まっていないらしい

2011年05月30日 | Weblog
昨日の写真は、3月11日のものだが、13日に照ちゃんがたまたま来て手伝ってくれたので、ベニヤ板を夜までかかって張ってから翌朝、避難してきた。
ところが、四月七日だったかの余震のほうが、揺れが強くて、且つ揺れ方が悪く、壁がさらに落ちて、佐藤元大工さんが、トタンを張ってくれていた。この余震で、江戸時代の建物のほうの壁がさらに落ちたり割れたりして、その後四月末から五月初旬にかけて行った時には、落ちた土壁を拾って掃くのにとどめてきた。壁土のなくなったこの壁面は支えがないから、四月七日の余震で倒れそうに傾いでしまっている。
登米の街全体を見渡しても、漆喰壁のある古い家が皆やられていた。特に土蔵は目も当てられない状況である。
今回は、動いた墓石と、倒れた灯籠を元に戻し、墓石に芯を入れてもらって、倒れにくくし、次ぎに間もなく来ると言われる宮城県沖地震に備えることにした。3月11日の地震は宮城県沖地震とは違うと、学者達がテレビで言っているのだ。志津川や歌津の津波をかぶった墓地の墓石は殆ど倒れていたから、それに比べれば、大した被害ではないのかもしれない。
全面改修してもまたこれでは、賽の河原の石積みであろう。
それにつけても、この津波被害と言い、地震と津波による原発被害と言い、学者に言うのは酷かもしれないが、防災事業に関わっている学者はまるで役に立っていない。学問は直ぐに役に立つものではないと言えば、それで良いのかもしれないが。

現政権は権力にしがみつくだけ

2011年05月29日 | Weblog
国民が選んだのだから、仕方ないが、やはり菅内閣は、自民党よりひどいことになっている。
東電と一緒になって、原子炉事故の隠蔽工作をしている。
今頃になって、原子炉メルトダウンという溶融を認めて、今まではなんだったのか。
3月11日の津波の生にしていたのが、実は、地震による原子炉崩壊で、メルトダウンは始めは、津波のせいだと、津波の写真を何度も流していたが、そうではなく、原子炉の装置が地震で壊れたということなのだ。
これに関わっていた経産省の安全保安院とその学者達もでたらめだと判った。民主党は、野党時代は情報公開に熱心だったのが、政権についてたとたん、最悪の隠蔽政権に変貌してしまった。
首相が先頭を切ってこれでは、どうしようもない。米国政権にゴマをすることで、現政権の寿命を延ばすことに腐心するだけの国民に何の役にも立たない政権だ。直ちに退場あるべきなのに、国民は相変わらず選んだままで放置している。
写真のように、家が壊れて直ぐに避難したから良かったが、今頃とどまっていたら、放射能を浴び続けたであろう。

日本語について

2011年05月28日 | Weblog
日本語の漢字、仮名まじりは、覚える文字が多い。文字の多さでは、アラビア文字系のペルシア語、ウルドゥー語も多い。
しかし、日本語は、仮名の中に漢字が入っているので、一目で漢字が読めるようになっている。
漢字は、象形文字と言われているように、絵として認識できるから、漢字の意味を知っていれば、コンピュータ時代に合った文字体系であろう。白川静は、中国の訳で、コンピュータを電脳と言っている。そのほうが文字二文字で直ぐに認識できるから、コンピュータより電脳のほうが日本語にはふさわしい文字であろう。
仮名まじり漢字の日本語を習うのは、難しいと外国人に思われているようだが、言葉は、子供の時から自然に覚えると、難しいも何もないのだから、日本語は早期に覚えさせるのが良いのではないか。
大学生になってからの言葉の習得は、小学校中期以前に覚えるより、難しいのは仕方ない。子供の頃に覚えた言葉は、その人の人となりにもなる。

白川静「漢字百話]を読み始める

2011年05月27日 | Weblog
今、日本語の仮名まじり漢字の意味について考えるために、白川静「漢字百話](中公新書)を読み始めたが、自分がこんなに漢字を知らなかったかと思う程に、知らない漢字が次々と出てくる。かなり大きな漢和辞典を持っているが、田舎に置いてきたので、困惑している。
白川静の本は初めて読むが、以前から、この人は、日本が本場中国をも凌駕する漢字学者と思っていたので、この機会に読んでみた。白川静の素晴らしさは、この漢字入門的な本の内容の冒頭からでも、その思いを深くさせられる。
もう50年近く前に言語学の時間にソシュールのことなどを授業で聴いたが、全く理解できていなかった。それは、このソシュールの考えに同意できなかったからであることが、白川静の本で認識させられた。
言語を表現する文字に記号的な面と、言霊的な面とあると認識していたが、この単なる入門の本でも、その意を強くさせてくれる。
どうも、自分の理解できるのは、自分と同じ思考構造を持った人の考えであることもあらためて認識させられた。
私には、この本を翻訳する力はないが、白川静の本が漢字世界圏ばかりではなく、世界中で読まれるべきであろう。

原発事故の解決はいつ出来るか

2011年05月26日 | Weblog
菅首相を見ていると、子供の頃を思い出す。元気よく手を挙げて指名されても何も応えられない子供と同じだ。彼自身は勉強はできたのかもしれないが、決まりきった答えしかできない子供だったにちがいない。
小泉首相の場合は、答えを隣の教室の子に習ってあたかも立派なように応えて周りの拍手を受けていたが、実はその答えが、隣の教室には良くても、自分の教室の子供達を奈落の底に突き落とすような答えだったのだ。
それぞれの教室では、人気の子達かもしれないが、その子が自分の人気取りにしか目が行かないから、周りには良い迷惑だ。自分の教室の子達のことを考えないで、隣のさんまのことばかり騙って、人気取りをしていたのだ。
これも、大分前に記したが、日本人は、聖徳太子の昔から、隣の秋刀魚が良いと思う性癖だから、今もって、舶来のカタカナ言葉が流行するのだ。
現在、日本語教師の準備をしていて感じるのは、日本語の特色が、同音異義語が多いことだ。それゆえ、カタカナで表現する言葉が耳新しく聴こえるという傾向を有しているのだろう。インドの識字率は日本より悪いが、字を読めない人も自分で考えて話すから、その主張がうるさいくらいだ。今回、大学長の一日一時限と言う指示を自分なりに週12時限と変えて、主張を枉げない学長代理のように。
それに対して、日本人の識字率は高いが、与えられた文字情報を信じてそれに惑わされ易いのではあるまいか。マスコミも役人、政府も、海の向こうの国ばかり見て、それに従っていれば、安泰だと思い込んでいる。そのカタカナ語を学問というオブラートにくるんで、ありがたそうに見せたのが、竹中金融大臣である。そのまま自主性を失った政権が続いている。オサマ・ビン・ラーディン殺人で主権を無視されたパーキスターンと何ら変わりない。
日本の原発事故につけ込んで、直ぐに首相やら国務長官、外相を送り込んできて、原発商売をしようとしているのだ。
これを打破しなくては、当分原発の不安から免れない。

これまで何も問題なかったかのような原子炉溶融発表

2011年05月25日 | Weblog
勉強だけができる、全体として能力の点で出来の悪い人が指導者になると、どういうことになるかという良い見本が、日本の現状である。
炉心溶融が、2号機、3号機でもありうるという1号機の続きで、またまた、人ごとのように述べている。
これを容認してきた政府の無能ぶりは、同罪であり、こうも無能集団が政治を引っ張っているのかと暗澹たる気にさせる。政府も一緒になって隠してきたのであり、もっと出来のいい学者の判断もあったであろうが、どうもしようない。
その上で、サミットなどという、恥ずかしい名前の会議に出かけて、恥ずかしくもなく、福島原発溶融の今頃の溶融発表を引っさげて行くのだ。自ら集まる会議を最高会議と名乗るのも恥ずかしいが、そこに能力に疑いのある人達が集まるのだから、何が出来るか疑問しか残らない。
個人情報保護より、やはり、公的情報の漏洩を守るための個人情報保護法。

東京外語、学内レガッタの準備

2011年05月24日 | Weblog
先週の金曜夜に、送った、メールに対して、昨日の月曜日に、秘書宛に送った私の疑問点についてPro Vice Chancellor に全部秘書が話を振ったらしく、 Pro Vice Chancellor どのから返事が来たが、いかにもインド人らしく、直ぐには変えようとしないで、これは必ずそうでなければならないものではなく、到着した時に相談するから、心配しないで来るようにと言ってきた。今週中に着くようにその招聘状を送るそうだ。
それに対して、このままではサインできない旨メールを送った。
昨日は、第98回学内レガッタの練習日で、新入学生のボート漕ぎの指導に行った。これは、毎年外語大全体で行う競技大会で、98年続いている。敗戦前後に休んでいるであろうことに鑑みると、もう100年にはなっているであろう。ほかの大学のボートばかりでなく、運動会に比べてもこれほどの歴史を持っている競技大会を続けているのはあまりないであろう。少なくともボート競技を運動会で採り入れている学校は、大学ばかりではなく、高校も含め、これほどの歴史のところはないであろうと、戸田からの帰りに同乗させてもらった、現在日本漕艇協会の理事長をしている舘次郎氏が言っていた。彼も今日は、学内レガッタ参加学生のボートの練習を私と共に見ていた。日本の漕艇会全体を見ている彼が言うのだから、間違いあるまい。

条件がのめない雇用内容

2011年05月23日 | Weblog
先週末に、大学長秘書から送ってきた招聘状の草稿内容が、学長の下にいるPRO-VICE CHANCELLOR 名で、学長の提示した毎日1回というのでも多い時限数なのに、週12回と記してあったので、それでは、出来ないと言い送った。
そして、週1回の時限でいいなら、無給で働くと付け加えてやった。
どうも、月6万円足らずの給与で、こき使おうとするのが事務方のようだ。まじめな事務方なのかも。
インドで無給で教授するなら、わずかな給与に対して、日本の所得も含めての所得税の申告の面倒もインドでしなくてすむし、雇用ヴィザの面倒もなくなるであろう。
他方、片道切符は買ったので、決裂した場合は、観光ヴィザででも遊びに行くことになる。日本語の教授カリキュラムはだいたい出来ているから、宿舎さえ提供されれば、ヴォランティアでやっても良いのだ。
PRO-VICE CHANCELLORどのの返事がどんなものが来るか楽しみだ。

故外林潤先輩の一周忌

2011年05月22日 | Weblog
行田駅で11時に待ち合わせ、昼食を頂く店のバスで日蓮宗の寺に行き、故外林潤先輩の一周忌に参列した。去年の葬式から早いもので、もう一年経ったのだ。OB20名余が墓前で外語遠漕歌を13番まで全曲歌った。全曲歌うことは、あまりないので、幹事の池田孝至さんが歌詞を用意してくれた。
先日の「カンブリア宮殿」に、出演者の佐藤芳之さんと共に、ボート仲間で同期の外林さん、池田さんの裸姿のモノクロ写真が出ていた。今日は、佐藤芳之さんも参列していて、同期の仲間の寂しさはいかばかりかと思えるが、外林さんの皆から親しまれていたのがよくわかる話がそれぞれの参列者から披露された。この10年来、マスターズレガッタで活躍しているCONCORDIA 60のクルーは、外林さんが始めたのだ。であるから、このクルーの主要メンバーは今は、70歳代になり、CONCORDIA 70と呼ぶべきクルーになっている。そのため、60歳代の他大学OBのクルーになかなか勝てなくなっているのが、悩みの種になっているそうだ。私からすれば、漕げるだけでも贅沢だと思うのだが。