芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

手すりにすがって階段を上れた

2016年04月30日 | Weblog
ジャバルプルから帰国の飛行機に積み込む時、本の包みは、地方空港からは、小分けにしないと飛行機に乗せてもらえないと、大学のスタッフ達が二つの包みを小分けにして四つになったが、成田空港から宅急便で送る時にヤマト運輸が、気をきかして、二つにまとめて安上がりにしてくれた。退院した現在、少し足が良くなって来たところで、居候生活なので、インドから持ち帰った本の包みを開いて片付けたり、掃除機で床掃除をしたりし始めた。これが、足腰にかなり負担になるようで、杖歩行がギゴチなくなる原因になっていたが、それもこの頃は、足腰への影響が軽くなって来て、ギゴチなさが取れて来た。
そこで、今日、階段を手すりにすがって登ってみたら、意外と上れた。下りは、自信がないので、上りと同じように手すりにすがり、後ろ向きに降りた。

プロパガンダの重要性

2016年04月28日 | Weblog
先日、(隅田のカッパ)氏が「原発プロパガンダ」をコメントでお勧めしていたので、図書館で借りようとしたが、その本はなかったので、『プロパガンダ教本』というのを代わりに借りた。1928年に心理学者フロイドの甥、エドワード・バーネイズが書いた『プロパガンダ』を2007年に中田安彦氏が訳したものだ。PRという日本語になっている言葉、public relations が資本主義社会でいかに重要かということ、その仕事をするPRコンサルタントがプロパガンダによって、どう大衆を洗脳して行くかということが書かれている。
以前に記したが、ナチのゲッペルスはプロパガンダにたけていて、いわば優秀なPRコンサルタントとして、ドイツ国民を騙して政権を取り、ドイツを戦争に巻き込んで行った。その手法は、米国政府に真似られ、今、日本でも踏襲されている。

入れ歯生活

2016年04月26日 | Weblog
上の前歯2本の入歯を入れて話す練習を続けてきたので、だいぶタ行を発音できるようになった。しかし、食事の時は、なかなか良く嚼めないでいる。昨日、右上奥歯の入歯をいれた。緩いのではないかと歯医者に言ったが、担当の女医は金曜日と月曜日しか診察していないので、調子が悪ければ、次回5月9日に来るように言われた。夕食時に入れ歯で菜っ葉を噛んだら、案の定、菜っ葉に引き抜かれて入歯がはずれた。餅にくっついてはずれるのなら分かるが、葉っぱで抜けるのではしょうもない。連休中はだから引き続き奥の入れ歯なしになる。歯医者はやたら時間がかかる。

ヒゲを再度伸ばし始める

2016年04月25日 | Weblog
1月にインドで80円の床屋に行って以来、散髪をしていない。帝京病院でもリハビリ病院でも床屋はやっていたが、2500円というので、二の足を踏んでいるうちに退院してしまい、髪は伸び放題だ。ヒゲは、脊椎の手術をした時に剃られてしまったので、その後も病院のシャワーを浴びるたびにひげ剃りをあてていた。ところが、4月8日に帝京病院に1ヵ月に一度の注射に行った時に、若い看護婦さんに「もうヒゲを生やさないのですか、手術の時にひげを剃ったのは私でした、と言われた。そうだったか、気にかけていてくれたのだと思い、この数日ひげを伸ばし始めた。剃られた時の長さにはもう戻らないと思い、諦めていたが、再挑戦して見ることにした。

前立腺癌の治療

2016年04月24日 | Weblog
下半身不随は脊椎の手術で何とか快方に向かっているが、肝心の脊椎転移の元の前立腺癌は進行癌になっているから、ホルモン治療しかないとの事で、月一回のホルモン注射を4月8日(金)に帝京病院でした。その時にした血液検査によると、前立腺癌の指標になっているPSAが2月3日の手術時に920だったのが、たったの7に激減していた。上限の4には至っていないが、ホルモン治療の効果は劇的に出ている。その時に、頸椎や恥骨など、あちこちに転移している骨の治療にビスフォスフォネート系の注射を初めてした。この注射を始める最低1ヶ月前にぐらついている歯を抜いておかないと、その歯の顎の部分が壊死することがあるからと3本抜かれた。その入歯を作っているが、上前歯2本は8日に出来て、それをはめて発音する練習をしている。今飲んでいる薬は、ホルモン剤と、骨の治療に注射している薬のせいで、カルシウム不足になるというので、カルシウムのサプリメントの2種類だけだ。

健康保険の基金のやっかいになること

2016年04月23日 | Weblog
健康保険を毎年最高上限の数十万円払っていたころは、健康で病気をする暇がなかったので、他人様のお役に立っていた訳だが、今は、そのお役に立てていただいている身に立場が変わったことになる。しかし、私がかつて支払った相当額の健康保険料は積み立てられている訳ではなく、この健康保険の基金も大蔵省が、その後、米国財務省支部の日本政府財務省が米国債の大量購入にあてているから、基金は相当目減りしているはずだ。余計な心配だが、私の治療費はかなりな額になるので、目減りしてわずかになった基金の中から充てられることになるのではあるまいか。

健康保険に入国時から加入

2016年04月22日 | Weblog
先日、調子に乗ってシルバーカーで郵便局に行って来たのが、無理だったのかその後、歩くのがぎこちなくなっている。早く回復するため出来るだけ過重な自主トレをするようにしているのだが、足腰にあまり負担をかけてはいけないようだ。一旦麻痺した足腰の神経は元になかなか戻らないもののようだ。
帝京病院に成田空港から直接入院した時に、麻痺してから十日も経っているから、直ぐに神経を圧迫しいている脊椎転移癌を切らないと、終身下半身不随になると言われ、その日のうちに切ってもらった。5時間に亘る全身麻酔の手術で、手術代が数百万円になるから、健康保険に遡って入れるか役所で聞くように、執刀医が手術の前に心配してくれた。幸い、後日申し込んだ時に、意外なことに成田空港に入国した時に遡って加入できたので、手術代に健康保険が適用された。勤めていた頃に毎年上限の数十万円払っていた健康保険料の元を取れた気分だった。

広告会社がいかに権力傘下で仕事をしているかの顕著な例

2016年04月20日 | Weblog
広告会社がいかに権力傘下で仕事をしているかという例は、以前にも述べたが、米国の父ブッシュ政権がイラークを空爆する免罪符として、イラークがクエートの油田を爆破したために海が汚れている証拠に1羽の海鳥が油で黒く汚れて飛べなくなっている写真を広告会社に配信させ、日本のマスコミがそれを競って掲載した。その写真は証拠でもなんでもない関係のない写真だったと、1ヵ月以上経ってから、発表し、日本の新聞がそれをわずかなベタ記事で載せて過ちを誤魔化しにいた。そんなベタ記事に気付く読者もあまりいないから、いまだに、父ブッシュ政権のイラーク空爆は正義の戦いと思い込んでいる国民がいるに違いない。当時のマスコミは、イラークのフセイン大統領は悪魔であるという米国の宣伝を垂れ流していた。
私はその折に、瀬戸内寂聴尼を担ぎ出して、米軍の空爆で負傷している子供達をイラークのバグダードの小児病院に見舞い、大塚製薬に寄付していただいたラクテックと当時、アンマンにおられた紫藤氏のお蔭で買えた大量の薬を届けた。その頃は今と違って、元気満々だったので、米軍のイラーク空爆で爆死したあとのことを考え、戦争保険というのに入って空襲下のバグダードに行った。
ごく最近では、2020年東京オリンピックのエンブレムや競技場建設なども電通が関わっていて、その裏金がオリンピック委員会に返戻されているのが報道から類推できる。であるから、費用がうなぎ上りに高額になる。費用が高ければ高いほど、彼らの懐が潤うという、相も変わらぬ政治だ。税からの支出を抑え、出来るだけ安く造るという発想はありえない。消費税がどう使われようが国民は知ったことではないのだから、税を恣意的に使える政治家、官僚だ。
東京都も、都知事とその取り巻きの海外大名旅行で何億も使っているのを当然視している。水ぶくれしたオリンピックの費用も東京都は税から払うであろう。その免罪符は広告会社が作って発行するだろう。

2重規準と多重規準の法令

2016年04月19日 | Weblog
袖井林二郎『マッカーサーの二千日』(中公新書)の文中で、山下奉文大将と本間雅晴中将をそれぞれ、フィリピンでの残虐行為とバターン死の行進の罪で死刑にしたマッカーサーの決定は報復だと指摘している。この判決理由が、部下の残虐行為に対して、司令官という高位の上官が罪をかぶらなければならないかどうかが弁護団によって、米国の最高裁まで争われたが、結局、軍事法廷の死刑判決は覆らなかった。ところが、ヴィエトナム戦争で米軍が犯したソンミ村での虐殺はカリー中尉一人に罪を押し付けウェストモーランド司令官の責任は問われていないと記されている。これなど、米国の得意とする二重規準であろう。日本政府もそれを真似て、2重規準の法律を作っている。というよりもっと恣意的に、政府に好都合な解釈を憲法などに当てはめた規準を作っている。これに対する国民の態度は、マッカーサーが米国に帰って指摘しているように勝者には従順で、敗者には厳しい国民であるから、特にマスコミは批判していない。批判的なのは、東京新聞位だ。そんな東京新聞の立ち位置が認められるようになって読者を増やしたのか、今回帰って来て見ると、広告が非常に増えている。ただ、広告が増えると、電通、博報堂といった権力傘下でマスコミを支配している広告会社に支配されやすくなる。

賀川豊彦と首相候補

2016年04月17日 | Weblog
『マッカーサーの二千日』には初期の組閣の首班にマッカーサーが賀川豊彦を想定していたらしい。しかし、賀川豊彦はクリスチャンらしからぬ天皇礼賛の経歴があったため、沙汰止みになったようだ。賀川豊彦の名前は、我が家に良く泊まって行ったと、子供の頃に聞いていたので、懐かしかった。読んではいないが、その著書も古家の書棚にあった。