天気 晴
昼間は気温が18℃くらいになったという。北側の窓を開けても冷たい風は入って来なかった。確かに歩く人たちはかなりの軽装に見えた。
でも点滴の副作用が重なり、いつもの目まいが倍増した感じ。ちょっとした必需品の買い物があってドラッグストアまで行きたかった。暖かい、と外で感じたことが、今冬には一度もなかった気がする。・・と思いつつ、空を見ているだけで終わった。平和な空。
昨夜、洗面所に居たら付けてあったTVから空襲警報の音が響いた。
反射的にドキッとした。あの音は心臓に良くない。空襲警報の音って、昔も今も国が変わっても同じなのだ。地下に避難していた、あの頃の私と同じような年齢の女の子が「死にたくない・・」と話すのにびっくりした。私は、どこまで怖かったのだろう?防空壕の中でも良く眠っていたらしい。でも、B29の爆音では目が覚めていた、音を覚えているのだから。
今考えると、あんな田舎の海辺の集落でさえ、警報が鳴ると灯火管制で電灯を布にくるんでいたけれど、家がパラパラしかない場所だったのに必要だったのかしらん?
プーチンという人の恐ろしさはとても解り易くて、この戦争はプーチンという69歳の老人のわがままでしかない、とだんだん思えてきた。
昔が忘れられぬ。ソ連時代の自分の若さが忘れられぬ。スターリンが懐かしい。昔へ帰るための手段として戦争を始めてみたのではないか。だから、周りの反対が強くなったら、やっぱり無理だったか、と足を止めるのではないだろうか。戻ることはなくても、進めなくなるのでは? 今のロシア人は、洗脳されたソ連時代とは違う筈。と、私は楽観したい。
春寒し空襲警報テレビより KUMI