KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

増える要介護者

2022年05月02日 | 俳句
天気 曇一時晴

何年か前の鈴蘭の写真。多分、マンションの敷地に咲いたものだと思う。
今日も予報外れで、午前中は晴れる筈がちょっとだけ期待をさせる空になったものの、9時過ぎたら雲に覆われてしまった。
こういう、うすら寒い春の終わりごろの季語は・・今日は八十八夜だ。八十八夜寒、という季語があったっけ。でもいきなり思い出してもねえ、街の真ん中の暮らしでは句も浮かばない。

いつもより目眩が少しだけ軽くなったので、朝のうち、人の来ないラウンジで太極拳の真似ごと。足だけでもストレッチのつもりでゆったりと動かせば、筋肉維持になる。歩行器と車椅子使用者が増える一方なので、それを見ていると何とか一日でも長く自分の足で歩行していたい。

百歳で歩行器を使い館内を自由に歩き、4階は歩行器なしでゆっくり歩いていた方が、1ヶ月前くらいに歩行器から椅子に移るとき、床に尻餅をついて骨折した。元々骨粗鬆症だったのだから、衝撃で骨に罅が入るのは当然らしい。でも彼女、耳は非常に遠いけれど認知症は免れていたので、リハビリが出来たようで、退院してきた。とはいえ、歩行は無理で車椅子になってしまった。
入院まではしなくても、歩行器から車椅子になった人が何人も居る。歩行器の時は自力で食堂へ来ていた人も、車椅子になると介護士が連れてくるようになる。車椅子を自在に動かして一人で食堂へ来られる人は、二、三人しか居ない。腕と指が健在で補助輪を作動させる技術は、思ったよりも難しいようだ(多分、私も、一人で突然操縦せよ、と言われたら無理かも・・)

要支援から要介護になったり、介護度が上がったり・・という人が多くて、介護士の定員は何とかなっていても、明らかに人出不足になっている。中堅の介護士さんが一人、退職してしまった。おまけに、ベテランの介護士さんが、転勤してしまった。新人は来たが、まだ4月からの新規採用。
どうなるの?大丈夫? こんな状況では自分の介護度を上げる訳にはいかないから、私は何とか足腰だけは自分でケアしておかねば。でも、病気が悪化したらどうにもならないし・・「施設の問題化は、重度介護者の増加から始まる」とも聞いていた。費用は介護保険でフォローしても、介護士の定員をふやして貰える訳ではないから、最後は入所者にしわ寄せがくる。
足腰元気でも、認知症の進む人は増えているしねえ。
なんて人ごとのように言うけれど、最近、曜日は解っても何日なのかが解らないことが多くなってきた。日にちを確かめるためにスマホを開くことが増えている。

五月来る樹々の花々耀かせ  KUMI
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4 コメント

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Unknown (小父さんK)
2022-05-02 22:38:33
>街の真ん中の暮らしでは句も浮かばない。

残念ですね。
ほんと家から一歩も出ない生活から、ちょっと町まで行ったり、公園まで足を延ばすと何か頭がすっきりします。

>足だけでもストレッチのつもりでゆったりと動かせば、筋肉維持になる。

いやいや、分かります。
私もマウスのせいか右手首が弱いので軽い鉄アレイで運動していたら、かえってわるくなりました(笑)

>・・・床に尻餅をついて骨折した

船橋の義兄も似た感じで、これまた体が不自由な長姉が手助けに大変そうです。

福岡の姉も歩行器の手配をしたみたいです。
ああ、家内も何かいつも足首や、脚の運動をしてますね。
今年70歳ですが、歩行にハンデイを感じ始めました。

>・・・認知症は免れていたので、リハビリが出来たようで、退院してきた

なるほどですね~。
視力、聴力、認知症、足腰の筋肉、数えはじめたらきりがないです。

>歩行器の時は自力で食堂へ来ていた人も、車椅子になると介護士が連れてくるようになる

そのような過程になるわけですね。

>中堅の介護士さんが一人、退職してしまった。おまけに、ベテランの介護士さんが、転勤してしまった

大きな戦力だったでしょうね。

>日にちを確かめるためにスマホを開くことが増えている。

私もそれに近いです。
ただ、何の束縛もないので曜日や日にちが分からなくても支障はありませんが・・・。

講義を受けているみたいです。
いろいろと有難うございました。
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体力の低下 (dolce)
2022-05-03 15:27:53
ベテランの介護士さんが退職や転勤でいなくなられて不安ですね。
それでもKUMIさんは御自分で体力維持を心がけて
おられるので、見習わなければ!と感じています。

私も1週間に4日位はカーブスで軽い運動はしているのですが、今回の旅行で体力が落ちたなぁ~っと
改めて感じました。
30代の夫婦と4歳と9歳の孫達に付いていくのが精いっぱいでした。

実は螺旋階段がある建物で転んでしまい太ももと
左手の薬指を強打!
すぐに湿布をして歩くのに不自由はなかったのですが、突き指をしちゃったみたいでまだ痛みが続いています(悲)
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小父さん、古稀は分かれ道 (KUMI)
2022-05-03 16:18:53
ようやく古稀ですか。古稀が体力の分かれ道のように思います。
何もしないと、衰えていきます。
まだまだ元気、と自信のある人ほどアブナイですから小父さんは大丈夫ですね。
奥さまは、もっと安心かもしれませんね。

小父さんの同胞に見本がいっぱいありますし、介護の大変さの見本になりますね。
施設ですら、介護されるのは大変なこと。
まして家庭では・・する側が丈夫でないと出来ません。奥様はその覚悟?
お二人で元気、が一番ですが一生元気、はないのが困ります。
返信する
dolceさん、痛い目に・・ (KUMI)
2022-05-03 16:30:42
元気盛りのお孫さんたちとでは、疲れますね。
きっと、その疲れでころんだのかもしれません。
でもきっと、普段の運動の成果で、その程度で済んだのですよ。
階段を転げ落ちたら大変なことです。

転倒を防ぐには、太ももと股関節が大事、と言いますからそのストレッチばかりです。
目眩がしますので皆のようにラジオ体操は出来ません。
今のところ大丈夫ですが・・いつ私も転ぶやら。
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