KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

異変は植物にも・・

2024年09月14日 | 俳句
天気 晴

写真は今年のものではありません。
今日も、猛暑寸前まで上がったようだ。埼玉県なら間違いなく猛暑だったかもしれない。
その埼玉の、少し山沿いでさいたま市や熊谷市よりは涼しい筈の、彼岸花の名所・巾着田で、まったく咲かないのだそうだ。彼岸入りまで1週間、そろそろ気の早い花は咲く筈なのに・・
写真は、2017年の9月13日のもの。いつもの散歩道の公園に隣接する林に、彼岸花の群生している場所がある。彼岸花は以前住んでいたマンションの裏庭にも結構な数で咲いたので珍しくもなかったが、林の奥の方が写真になる。
無論、この年もまだ早かったものの、いつものように白花はかなり咲き揃っていた。 白の方が赤よりも早いのには何か理由があるのかも。今年は?やはり、巾着田のようにまだ咲いていないだろう。




水引草も、暑さでまだ咲いていないかもしれない。
彼岸花は気温が一定の涼しさにならないと咲かない。「暑さ寒さも彼岸まで」と言うように、秋彼岸になると彼岸花の咲く気温まで下がるのだ。開花に必要な気温は確か、20℃くらいだったと聞いた記憶が。だから彼岸花は暑さのおさまる彼岸には必ず咲くことになっているはずが・・
昨日のテレビ中継では、名所の巾着田では、咲いている花を探すのも大変なくらい、ほぼ咲いていない状態のようだった。花が痛んだとかいうことはなく、球根で咲く花なので、気温が下がればいっせいに芽が出ると思われる。あの、大量の花がみごとに一面に咲く川岸の林に、ほつほつとしか咲いていないとは・・(あんまり好きな風景ではないけれど)
何かショックだった。農作物と同じく、異常気象に花も敏感なのだ。




(写真は、2017年の、再掲のもの)
あと1週間経たないと、秋らしい気温の日は来ないようだ。

穂芒の揺れて遠嶺の雲消ゆる  KUMI
コメント (2)
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