天気 晴
え、と驚いてしまう。1月はもう月末で、2月になればあの衝撃のウクライナ侵攻から1年経過、ということになってしまう。数ヶ月で終わると思った戦争が、こんなに長引くなんて・・コロナ禍が3年経っても終らないのと同じで、終わりの見えない禍々しさ。
大雪直後の平和な日本の写真。先日の忍野村の一年前の、やはり雪晴れの日に行った時のもの。
先日の写真から一年前にも、雪の翌日に中央道から忍野~山中湖へ行った。この日の方が山梨には雪が多くて、まだ富士山は隠れたままで、忍野は諦めた。
風の寒い山中湖畔で少しだけ写真を撮り、温泉へ直行してしまった覚えがある。白鳥、と言っても留め鳥になっているコブ白鳥。でも、人懐こくてかわいかった。
山中湖を去ろうとしたら、富士山が少しだけ顔を見せてくれた。
昨日から少し風邪気味で、喉が痛くなりそうな気配はするし、熱の出そうなぞくぞく感はあるし、クシャミは連発するし・・怖くなったので、昨日は朝のうちにシャワーを浴びてさっと湯舟に入り、おとなしく部屋に籠った。
風邪気味に風呂はダメ!と言う人が居そうだが、それは逆だ。高熱があれば避けた方が良いかもしれないが、私は若い頃から、少しくらいの熱や喉の痛みで入浴を諦めたことはない。何だか、垢が溜まった方が風邪に悪い気がする。浴室と脱衣場は30分前に暖房で温めておく。それに、万一高熱が出たら入浴を止められるので、その前に入っておかなくちゃ。風呂上りに看護師が毎朝の定期検温・酸素確認に来たが、何も言わなかった。
という日。特段、書くことも思いつかない穏やかな日だったが・・
私がおとなしくしていても、認知症の人には悩まされない日はない。最近は、私からは近づかないのでほぼストレスはないが・・全くない、とは言い切れない。相変わらずラウンジの日向の椅子は占拠されたままだし。
最近の私の観察によると・・
もしかしたら、認知症になるとあまり寒さを感じないのかもしれない。全員、とは言えないけれど、朝の食堂の、まだ温まっていない時刻でも、「寒い」ということばは彼女たちからあまり聞かない。薄着の人、短めのスラックスに短めのソックスでとても足が冷たそうな人。着替えは手伝ってもらう人も居ると思うが、介護士は必ず「寒くないですか」と訊くはず。寒がりの私には不思議でならない。
そして、着るものに無頓着になる。
これも全員ではないと思うけれど、同じものを着ていて平気。介護士は毎日替わるから、前日に何を着ていたかまでは覚えていないかもしれない。でも、私たち普通のバアサンは、長い人でも1週間以上同じセーターを着ている、ということはない。それが、洗濯もせずに1ヶ月以上も着ていることがある。こぼした食べ物で、前が汚れてきても無頓着。お隣で食事するYさん、あまりにも酷いので介護士に「着替えてあげて」と言ったら「本人のお気に入りで、この前洗濯したばかりよ、なんて言うの」だそうだ。1シーズンに2枚のセーターと、2本のズボンしか見たことがない。隣の市に、息子に管理してもらっているほったらかしの広い家があるらしい。あの辺、駅に近いし地価の値上がりが凄いから大金持ちなのです。
男性の方がよく解る。入居したばかりの頃、正装のスーツ姿になって颯爽と現れ「食事が終ったら出勤する」と介護士を困らせていたジイサン、今は、ホームレスになった? というようなシワくちゃなトレーナー姿(パジャマかもしれない)で平気で食堂へ来る。もう一人、コロナ感染しても歩き廻ってウィルスばら撒いたジイサンは、汚れたジャンパーをシーズンが終わるまで脱がないので、変なニオイが・・でもこのジイサン、囲碁の名人で、誰も勝てないのだそうだ。
こういう人たち、皆がノーマスク。感染の波はこれから大きくなる、という予測もあるというのに・・
介護付き老人ホームって、認知症の入所者がかくも多いとは知らなかった。無論、認知症になったら私も入る・・などと簡単に思ってはいたけれど、こんなに多いとは。
同じ町内だから、と選んだ施設、でも失敗だったとは思わないことにする。明日は我が身。
忘れたきことは忘れず日向ぼこ KUMI
そうなんですね!
>コロナ禍が3年経っても終らないのと同じで、終わりの見えない禍々しさ。
全くに泥沼化してしまいましたね。
ウクライナにとって負ければ国が無くなり、プーチンは負ければ退任して亡命にでもなるんでしょうか?
どちらも負けられません!
>大雪直後の平和な日本の写真。
我々は幸せですね。
素晴らしい雪景色です!
「留鳥」と「コブ白鳥」を検索しました(笑)
ほんと、コブ白鳥は我が家っていう雰囲気ですね!
>山中湖を去ろうとしたら、富士山が少しだけ顔を見せてくれた。
どこに?と思ったら恥ずかし気に頭をでしているじゃーないですか。
これこそ、唱歌 ♪あ~たま~を雲の上に出し~
そのものですね(笑)
>それは逆だ。・・・、私は若い頃から、少しくらいの熱や喉の痛みで入浴を諦めたことはない。
そうも言いますね~。
>最近は、私からは近づかないのでほぼストレスはないが・・・全くない、とは言い切れない。
どうしようもないですね。
>もしかしたら、認知症になるとあまり寒さを感じないのかもしれない。
そなこともあるんですか!
>介護士に「着替えてあげて」と言ったら「本人のお気に入りで、この前洗濯したばかりよ、なんて言うの」だそうだ。
なるほどですね~!(笑)
>正装のスーツ姿になって颯爽と現れ「食事が終ったら出勤する」と介護士を困らせていたジイサン、
はっはっは、ドラマみたいです。
>・・・でもこのジイサン、囲碁の名人で、誰も勝てないのだそうだ。
笑いがこみ上げてきました。
>・・・でも失敗だったとは思わないことにする。
そうですよね。
有難うございました。
すみません、私のブログの返信明日になります。
実は、汚いのが平気な方、隣市の元民生委員さんなのですよ。プライドが高いので、忠告を聞きません。素直に周りのことは聞くようにしたいですね。
人生終わるまでにすっきりしたい、とつくづく思いますが無理そうです。
富士山を眺めると、ほっとします。
私の人生の誤算のひとつが、こんなに認知症が多いとは思わなかったことです。
仕事で少しは関わっていましたから、認知症のことは知っていました。
でも、こんなに多いとは・・というのが現実なのです。
彼らと共に生きるのもかまいませんが・・
今の日本で、手厚く認知症の方たちの暮らしを支えることは難しいですね。
居宅生活だったら、家族が看ている訳で、苦労は測りしれません。
明日は我が身、と思いつつも・・。
アルツハイマーの抑制剤、早く使えるようになると良いのですが。