KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

穏やかな3月11日

2021年03月11日 | 俳句
天気 晴
 
 昨日の午後、今日の予報を見たら穏やかで暖かい、という珍しい天気になりそうだった。歯科の予約をしてみると、今日の午前10時15分が空いていた。しめしめ、早めに出て遠回りして・・お散歩して、すぐ近くの歯科へ行けば良い。
天気も良いし、体調も久しぶりに軽快だ。
 
ということで、以前の家の近くを一巡りして、いつも見ていた花をあれこれ眺めてきた。上の写真は、いつもわが家から見下ろしていた辛夷の木。なんと、もう満開だった。桜は、思ったほどに蕾は膨らんでいなかった。でも、近くのお邸の、名前の解らない早咲きの桜は、満開だった。足元には、もうハナニラが。

上を向いて咲いていたクリスマスローズ

そして乙女椿
 
 
カメラを持ってきたかった~と思った。が、帰りにはドラッグストアで買いたいものがあるので、カメラが邪魔になる。哀しいこと。早く買い物が自由になれば、と思うけれど、感染者は上昇し始めてしまった。またまたまた、外出面会禁止令(緊急事態宣言とはリンクしない)は延長になりそうだ。もう2ヶ月半・・。
予約時間まで少し間が出来てしまったので、歯科まで数分の市の公園のベンチで日向ぼっこ。3歳くらいの女の子と母親が遊んでいた。
咲いている花を見上げて、女の子が「桃の花みたい」と。


その通り、伸び放題の桃の木なのだ。葉っぱが出てきていて花は終わり近い。「似てるけどどうかなあ」と母親。きっと、雛祭に桃の花も飾ったのだろう。
「桃の花ですよ。よく解りましたね」と私が言ったら、母親がびっくりして「○ちゃん、お花をよく見てたのねえ」お花の好きな子は良い子になりますよ、と言ってあげたかった。私みたいに・・と付け加えて。
こんな、当たり前の光景を、真昼の大震災は消し去った。
今日を無事に暮せたことに感謝しなくては。
 
敢えて、大震災のことは書きません。

走る子と追ふ母の背に春日差し  KUMI

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4 コメント

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Unknown (小父さんK)
2021-03-11 20:06:50
「走る子と追ふ母の背に春日差し」
私は自分の孫は距離をおいて見ているだけですが、よその子(幼児)にはすぐ目が行きます。
よその子は可愛いです(笑)

KUMIさんにとって久しぶりに素敵な日になりましたね。
しばらくは自粛も我慢できるでしょう?(笑)

上から辛夷の木、ハナニラ、クリスマスローズ、乙女椿に女児が見つけた桃の花。
春がやってきましたね!
かつ、今日の写真で。

>お花の好きな子は良い子になりますよ、・・・。私みたいに・・

いやー、楽しい一日ですね。

>今日を無事に暮せたことに感謝しなくては。

そうですね、「感謝」の二文字を忘れていました。

有難うございました。
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一年振りの (ふきのとう)
2021-03-11 20:53:25
一年振りのデパートへ、店内で黙祷の合図がありましたので従いました。今日も難なく過ぎましてホッとしました。
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小父さん、春の足は速いようです (KUMI)
2021-03-12 18:04:16
10年前は、いつまでも寒かった記憶があります。
今年は、格別速足の春、です。
去年のように満開の桜に雪、となるのかもしれません。
昨日は、束の間の春満喫の時間でした。

よそ様の子供は、本当に可愛いですねえ・・気持としても無責任ですから。
私も小さな時から花が好きで、時代が時代、「食べられる花」が好きでした。
でも、ここの写真の花は食べたことがありません。
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ふきのとうさん、ときには遠出も (KUMI)
2021-03-12 18:06:42
自由に出来るのですから、ときには都会へ行かれるのもいいですね。真昼の災害・・あまりにも思い出すのが生々しいのはそのせいもあります。
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