天気 曇一時晴
写真はすべて、去年のご近所散歩のものです。
ソメイヨシノが終わると、「桜が終わった」とよく言うけれど、正しくは「ソメイヨシノなどの咲く季節はお終い」と言うことで・・
替わって八重桜(里桜)がその季節を迎える。ソメイヨシノは、江戸時代に交配して作られた「大量に咲かせる」木なので、元々は江戸の桜だった。それが、大名が参勤交代で地元へ持ち帰って今のように全国へ拡がった・・ということも言えるらしい。というのは、寿命の短い(60~80年)桜なので、接ぎ木したりしても、江戸時代のものがそうそう残る訳がない筈。明治になってから国がソメイヨシノを推奨して植えさせたから、という話は信じられる。
いにしへの奈良のみやこの八重桜けふ九重に匂ひぬるかな
という歌が残っているのだし、こちらの方が歴史的な花なのだ。
このあたりで八重桜がたくさん咲くのは、小金井公園。無論ソメイヨシノの時期が有名だが、そのほかの桜もたくさんある。珍しい、と言われる緑色の花「御衣黄(ギョイコウ)」も咲く。
見事な古木が何本もあって楽しめるし、花見の人出もないから心臓手術する前は、毎年、20日ごろに行っていた。その時の写真・・と思ったら、古いパソコンに入れっぱなし。まだ、未整理だ。4年前にパソコンを買い替えてから色々あったので・・
散歩道の公園にも八重桜が何本かあって、楽しませてくれる。
鬱金(うこん)、という、咲き始めは薄緑色の桜。終わりに近づくとピンクになっていく。
こちらは寒山?公園の外れに、見事は大樹がある。花を塩漬けにすれば桜湯の桜になる。
去年は10日過ぎが見ごろになった。今年は早いかもしれない。
老木の昭和のソメイヨシノ散る KUMI
八重桜にバトンタッチなんですね。
「いにしへの奈良のみやこの八重桜けふ九重に匂ひぬるかな」
この歌も含めて、前後の桜の歴史、全く知らなかったので興味深く読みました。
大阪の「造幣局の通り抜け」は2度行きましたが、すべて八重桜なんです。
全国ありとあらゆる種類が植えられていますね。
↓
2015年04月11日
https://blog.goo.ne.jp/goo221947/e/3df8a6acfc45e268c0077d3b3c9354c3
2018年04月13日
https://blog.goo.ne.jp/goo221947/e/10160c4da2039b602751e0f34c15e827
どうも有難うございました。
小父さんは良いときに行きましたね。
立ち止まれないので上ばかり見て、やたらシャッター押すだけ・・
と、以前、大阪の友人に聞きました。でも一度は見たかった桜です。
ソメイヨシノは都の花、でもあり本来は東京が本場です。
それが、京都の嵐山までソメイヨシノの時期を花見、と称すのはおかしいですね。
「いにしへ・・」は百人一首の歌です。
なぜか、百人一種だけは全部暗記しています。
子供の頃の記憶力が少しでも戻ればいいのですが・・