KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

八重桜・・今年も咲いたかなあ

2021年04月06日 | 俳句
天気 曇一時晴

写真はすべて、去年のご近所散歩のものです。
 
ソメイヨシノが終わると、「桜が終わった」とよく言うけれど、正しくは「ソメイヨシノなどの咲く季節はお終い」と言うことで・・
替わって八重桜(里桜)がその季節を迎える。ソメイヨシノは、江戸時代に交配して作られた「大量に咲かせる」木なので、元々は江戸の桜だった。それが、大名が参勤交代で地元へ持ち帰って今のように全国へ拡がった・・ということも言えるらしい。というのは、寿命の短い(60~80年)桜なので、接ぎ木したりしても、江戸時代のものがそうそう残る訳がない筈。明治になってから国がソメイヨシノを推奨して植えさせたから、という話は信じられる。

いにしへの奈良のみやこの八重桜けふ九重に匂ひぬるかな

という歌が残っているのだし、こちらの方が歴史的な花なのだ。
このあたりで八重桜がたくさん咲くのは、小金井公園。無論ソメイヨシノの時期が有名だが、そのほかの桜もたくさんある。珍しい、と言われる緑色の花「御衣黄(ギョイコウ)」も咲く。
見事な古木が何本もあって楽しめるし、花見の人出もないから心臓手術する前は、毎年、20日ごろに行っていた。その時の写真・・と思ったら、古いパソコンに入れっぱなし。まだ、未整理だ。4年前にパソコンを買い替えてから色々あったので・・
 
散歩道の公園にも八重桜が何本かあって、楽しませてくれる。
鬱金(うこん)、という、咲き始めは薄緑色の桜。終わりに近づくとピンクになっていく。




 
こちらは寒山?公園の外れに、見事は大樹がある。花を塩漬けにすれば桜湯の桜になる。

 
去年は10日過ぎが見ごろになった。今年は早いかもしれない。

老木の昭和のソメイヨシノ散る  KUMI


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4 コメント

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Unknown (小父さんK)
2021-04-06 20:38:23
「老木の昭和のソメイヨシノ散る」

八重桜にバトンタッチなんですね。

「いにしへの奈良のみやこの八重桜けふ九重に匂ひぬるかな」

この歌も含めて、前後の桜の歴史、全く知らなかったので興味深く読みました。

大阪の「造幣局の通り抜け」は2度行きましたが、すべて八重桜なんです。
全国ありとあらゆる種類が植えられていますね。
      ↓
2015年04月11日
https://blog.goo.ne.jp/goo221947/e/3df8a6acfc45e268c0077d3b3c9354c3

2018年04月13日
https://blog.goo.ne.jp/goo221947/e/10160c4da2039b602751e0f34c15e827

どうも有難うございました。
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八重桜 (ふきのとう)
2021-04-07 06:46:15
山桜が咲き大島桜が咲き染井吉野が散り始め、回覧を回すお宅の八重桜がほつほつ咲き始め本格的な春だと思います。塩漬け桜は八重桜のようですね。そのうち藤の花便りも届くでしょう。一日も早く穏やかな日々が戻るといいですね。
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小父さん、何があっても咲く桜 (KUMI)
2021-04-07 15:26:16
造幣局の通り抜け、今年は中止なのでしょうか。
小父さんは良いときに行きましたね。
立ち止まれないので上ばかり見て、やたらシャッター押すだけ・・
と、以前、大阪の友人に聞きました。でも一度は見たかった桜です。

ソメイヨシノは都の花、でもあり本来は東京が本場です。
それが、京都の嵐山までソメイヨシノの時期を花見、と称すのはおかしいですね。

「いにしへ・・」は百人一首の歌です。
なぜか、百人一種だけは全部暗記しています。
子供の頃の記憶力が少しでも戻ればいいのですが・・
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ふきのとうさん、八重桜と山吹 (KUMI)
2021-04-07 15:31:40
ソメイヨシノが散って寂しい・・ということはあまり感じません。むしろ、暖かさが本格的になるので寒がりには春到来、です。花冷え、今年はありませんでしたが・・藤も、今年は早いようです。春が長く続くように祈ります。
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