河津桜

ようやく寒さの遠のいた日。
河津桜を見に、横浜の山沿いにある友人宅へ行った。庭に咲いていて、今が八分咲きくらいの見頃だろうか。
（伊豆まで行った、と期待された方、ごめんなさい）



桜を眺めながら、久しぶりに友人と四方山話に口がはずみ、おいしい手料理をいただき・・朝はとても重くて痛かった肩と首が帰宅する頃には軽くなった。
これなら、明日の吟行句会も気分良く出かけられそうだ。



河津桜に鳥の来る人の来る　KUMI

春逡巡

今日もあまり暖かくならなかった。もっとも、気温が上がるということは杉花粉が飛ぶということで、あまり歓迎したくない気持も半分はあって。

実は、雪国へ行ったときに駐車場で転んで肩と腰を打った。ゲレンデでは一度も転倒しなかったのに情けない話。一応、滑り止めのある雪靴を履いていたのに。
凍った上に前夜の雪が薄く積もっていて、雪だけを踏んでいるつもりが・・スッテンコロリン・・右手に荷物を持っていたので手をつかず、肩と腰をモロに打った。手をついていたら手首を骨折していたかもしれない。ま、頭を打たなかったのが幸いだったろう。
東京の雪で転倒する人を「何で転んだりするのかなあ」と不思議に思っていたが、もう人のことは言えなくなった。

ということで、普段から良くない右の首から肩が痛み、腰も痛み・・
今日の午後は内科通院の日だったので、ついでに整形外科へ。いつものように首の牽引をしてもらったものの、ちっとも良くならない。腕は廻せるので単なる打撲の後遺症なのだろうが、またまた気長に良くなる日を待つことになりそうだ。
荷の多い吟行句会が続くのがちょっと辛い。

春逡巡ベンチに残る新聞紙　KUMI

吟行句会・向島百花園

三日雪の中に居て、頭が真っ白になっていたが、今日は向島百花園での隔月の句会。
何とか気持を切り替えて出かけた。もっと暖かくなると思ったのに風が冷たくてゆっくり日向ぼっことはいかなかった。

今は梅が見頃で園内は紅白に染まっている。まだ節分草が咲いていて、早春の風情。
一日一句を作るのも苦労していたこの２週間が嘘のように、句が出来る。無論内容の良し悪しは別で。
百花園には俳句の神様が居てくれるのかもくれるのかもくれるのかもしれない。

スカイツリーが300ｍ近くまで伸び、総武線からも向島からもその偉容が眺められるようになった。634ｍまで伸びるのだという。コンパクトカメラを忘れてしまいその姿を撮れなかったのが残念だった。
下町の風景は、この塔の伸びるに従って変わっていくようだ。

梅林の彼方のスカイツリーかな　KUMI

雪・越後

18日、東京に薄く雪が積もった日、ふたたび雪国へ。
その日は、一度行きたかった雪の雲洞庵（うんとうあん）へ寄ってみた。
春・夏には何回か訪れたことはあったが、冬は初めてである。想像のとおり、寺は雪に埋もれていた。
今年の南魚沼の雪はかなり多い方だろう。田んぼの風景もこのとおり。



埋もれた樹から推測すると、２ｍ近い積雪ではないだろうか。こんな風景の中の道を雲洞庵へ向かう。大河ドラマ「天地人」ですっかり有名になってしまって、去年は観光コースにもなった禅寺、雪に埋もれた今は、さすがに静かだった。が、帰路には観光バスとすれ違ったので、時々は団体客が訪れるようだ。

春寒の木喰仏の笑まひかな　KUMI

　　　（雲洞庵の写真は後日アップします）

昨日・今日は少しだけスキーをして・・だんだん、スキー行も温泉と雪景色見物が主体になっていく。

メジロ

今日も曇天の寒い一日。朝起きたら、雪が屋根にうっすらと積もっていた。
青空の色を忘れるくらい、晴れることがない。

朝、メジロが来た。ベランダに林檎を置いているので、ヒヨドリは始終来ているものの、メジロはなかなか来てくれない。去年は良く来ていたのに・・写真は去年のもの。今日は暗くて撮れなかった。
本当は、小鳥に餌をやるのは管理組合で禁止している。理由は「鳥インフルエンザの予防」とか。建物の前にあった餌台も撤去してしまった。そんなに神経質にならなくても・・と思う。なので、ちょっと後めたくもあるけれど、犬猫禁止のマンション、その禁止条項を破って飼っている家もあるのだから、小鳥くらいはいいだろう。来るも来ないもあちらさんの勝手で、飼っている訳ではないから。

色々あって、落ち着かない一日だった。
明日は雪国へ。

茎細く地下の花屋のフリージア　KUMI