KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

春先取り

2010年02月03日 | 俳句
勉強会&午後は席題の句会。
とにかく寒い。すっきりとは晴れなかったものの、ぼんやりと見える富士山も低い山並も真っ白で何だか雪国の風景だ。

さて、午後の句会、明日は立春なので、この寒いのに出る題は歳時記の春のものばかりだ。季語は先取り、が句会の常識。
立春過ぎたら冬の季語は原則使えなくなるから、仕方がないが・・

節分・草餅・春の雪・朧・海苔・蜆汁・春の川・春の風邪・・などなど。
苦手の席題、今日も頭がとっても疲れた。

ところで、恵方巻なるものが何だか当たり前の行事のひとつになっているようだ。
太巻を恵方(今年は西南西とか)に向かって黙々と一本食べるのだそうだ。関西でそんな風習がある、と知ったのは、ネットを始めた十年前くらいだろうか?
太巻の花寿司は育った房総の名物だが、節分には食べなかった。お祭などの祝いごとに出された。
だから、子供の頃からの風習になかったので私は我が家の行事に入れるつもりはない。豆は無論用意した。
そのうちに、「恵方巻」なることばも歳時記に載るようになるのだろうか?
それはそれで仕方のないことだろう。

茶をほめてなほ草餅の香をほめて KUMI
コメント
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