KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

世田谷線と木香薔薇

2017年04月25日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴

何十年ぶり? 東急世田谷線に乗った。
乗りたくて乗った訳でもなく亡姉の後始末の「野暮用」で世田谷区役所と都税事務所へ行くことになって。姉のマンションからは隣駅でこの電車に乗って行く。
二輌編成の電車は、住宅街をゆっくり走る。疲れ果てていたので、少しは楽しいことも考えなくては、と、行き帰りの車輛の写真を撮ったり。あらまあ、来る電車行く電車、みんな違う色とかたち。撮り鉄フアンに人気の電車、というのも解る。






東京の「田舎」へ越す前は、世田谷区民だった。品川ナンバーの車に乗っていた。結婚する前も、何年か世田谷に住んでいた。なので、区役所には行ったことはある。場所は昔と変わらないものの、街並は変った。覚えのある区役所の建物は古くなり、庁舎が幾つも増えていて・・何しろ大きな区だから・・用を終えて来た道を引き返し、都税事務所へ行こうと思ったら迷子になった。
スマホの地図を見ながら、やっと思い出した。

今日気づいた。世田谷だから、という訳でもないだろうが、住宅街に木香薔薇を植えた家が多い。香りが漂って心和む。


疲れていなかったら、途中下車して豪徳寺の招き猫に逢いに行きたかった・・と思いつつ、世田谷線を降りた。


風光る二輌電車の走る街  KUMI
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冬越しの金魚草

2017年04月24日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴

写真は、ベランダに咲く金魚草。今が盛りのような勢いの三本、実は、去年の9月に植えたもの。せめて秋の間だけ咲いてくれれば良いと思っていた。
ところが、冬になって花の勢いは衰えても蕾がまた生まれる。こまめに花殻を取り除いていたら、今月になってどっと咲いた。金魚草って夏の花だったのでは?氷点下になった日もあるのに何とも生命力のある花だ。ちょっとびっくり。と同時に、枯れてしまえば春の花苗を買ってくるのに・・などと勝手なことも考えて。

午前中は掃除洗濯でなんとなく昼になり、午後は美容院へ行って帰宅したらなんとなく夕方になり・・最近は家に居ると時間の経つのが早くて困る。お散歩日和なのに結局は出かけ損ねた。
何かをしよう、としても、テキパキとはいかない。夕食の準備も、何だか思ったような段取りで作れなくて、もう一品、と思いつつ時間切れになったり。
これがトシをとるということなのかしらん?と感じる。明日は「野暮用」のお出かけ。のんびりは出来ない。

ひもすがら啼いて悲しき鳥の恋  KUMI
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新緑と青空と八重桜

2017年04月23日 | お散歩写真
天気 晴

ちょっと風が冷たいかな、と思いつつ公園の八重桜を見に出かけた。
写真はすべて、いつも散歩に行く都立武蔵国分寺公園、スマホ撮影です。桜がぼやけているのは、多分、風が強かったせい?

この10年ほどで色々な八重桜が植えられて、年ごとに木も大きくなった。ちょっと盛りは過ぎているものの、青空と新緑を背景にして何とも妖艶。












晴れた日曜とあって、子供連れの家族やサッカーの練習の小学生や、トレーニング中の野球少年や、週日には見られない光景が。といっても広いので散歩の邪魔にはならない。
そんな中、よく見かける一輪車のオジサン(オジイサン)と老犬と。
もう10年近く前から見かける二人・・いえ、一人と一匹のカップル、オジサンは相変わらず元気で一輪車散歩、でも犬の方はかなり辛そうで、以前のように一輪車の速度にぴったり着いて、という訳にはいかない。一度、座りこんで動かなくなっているのを見たことがある。今日は何とか元気だった。



他の花も咲き競い、どんどん晩春の風景になっていく。






今日はスマホに三脚(一脚にして使用)を装着、これはなかなかの効果で、我ながらよく撮れた。
晴天のときはスマホの方が色彩は素直に写ってくれるのが有難い。

いま落ちて指に冷たき八重桜   KUMI


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満開の桜並木

2017年04月22日 | お散歩写真
昨日の富士霊園の写真です。残念ながら曇天に小雨も降ったりの天気で冴えない写真、でもともかく満開。

夫の両親の命日が4月と5月なので、お彼岸の墓参りはせずに、いつもこの時期と秋のお彼岸に行くことにしている。
家から車で2時間ほど、遠いと言えば遠い。富士山の裾野だから、この時期の休日には高速道が大渋滞するので近づくのも大変だ。東京のど真ん中の人なのになぜこの墓地になったからというと・・
義父が余命幾ばくもない頃、その1ヶ月前に義母が亡くなった。二人ともまだ50歳代だった。義母が、長男の夫に金を渡して新聞の墓地広告を見せ「ここを買ってきてくれ」と。
当時は東富士道路もなくて、簡単に行ける所ではない。ともかく、父の遺言のようなものだから、そこを買うしかなかった。
という訳で・・その2年後には結婚寸前の義弟が海で亡くなり、墓地はとても役に立ってしまった。

何十回通った墓地、桜並木がみごとなことは知っていても、その満開に合わせて行く、ということも出来ず、昨日のようなみごとな風景は今までに一回しか見ていない。
同じ時期でも、大体が咲き終わりだったり、葉桜になりかけていたり・・
ともあれ、今年見た桜の中では一番の風景だった。
地元の人たちにとっては、墓地とはいえ花見に来る、という名所でもあるらしい。道路に止まっている車は沼津ナンバーが多くて、墓参よりも花見目的の人が殆どだったようだ。






普段の年なら、今が忍野村あたりの桜が見ごろ、でも、今年はまだ二、三分咲きらしい。帰路は河口湖に行ってみた。
富士山が見えれば・・という満開の湖畔。河口湖大橋の向こう側の、桜が見えるあたりからの富士山の写真は絵になる。けれど、富士山は影もかたちもなくて。


ということで、河口湖畔は車の中からのお花見で済ませた。
湖畔の駐車場には観光バスがいっぱい。周辺は外国人の観光客であふれていた。東京あたりからの日帰りツァーなのだろう。富士山が見えなくてごめんなさい、と言いたくなる。

いつも立ち寄る鳴沢の温泉、そのあたりミツバツツジの名所になっているけれど、まだちらほらしか咲いていなかった。
ということで・・ともあれ、もう一生見られないかもしれない桜を見ることが出来た。
富士山と一緒には見られなかったけれど、富士山だけなら充分見ているので。


彼の世まで届けと桜ふぶきけり  KUMI
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晩春

2017年04月20日 | お散歩写真
天気 晴

昨日まで続いた夏日から、今日は普通の春の穏やかさ。
今日は朝から太極拳のレッスンの日、でも、朝起きたら昨日の疲れがまだ残っていて、とても出かける気分になれない。洗濯掃除をしているうちに元気が回復したものの・・もう昼近い。
無理しても行けば良かった、と少し反省した。

午後、眠いのでスマホだけ持ってご近所をちょっと歩く。明日はまた遠出なので、体力温存しなくては・・
一週間前は桜が満開だった道が、もう新緑に覆われている。何だか季節の速度に追いつかない。








通りがかった家に咲くハナズオウ。あんまり好き、とは言えない花ながら、晩春の雰囲気の色だ。


さっき、ネットで長くお付き合いしているdolceさんのブログで、横浜の写真を拝見した。
その中に「飛鳥Ⅱ」をネモフィラ越しに撮った写真が。横浜も、暫くご無沙汰の街だ。
憧れの船、ま、縁のないままで終わってしまうけれど、やはり船旅は旅好きの究極の夢かもしれない。
ということで、写真を拝借しました。



桜しべ降る曇天を仰ぐとき  KUMI
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