回顧と展望

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中国のサイバー攻撃/今度は大学へ

2013年07月17日 11時28分55秒 | 日記

学生を世界中から迎え入れ最も解放されていると言われているアメリカの有力大学が中国からの絶え間ないサイバー攻撃にさらされ、今や防戦に必死とならざるを得ない状況に至っている。その攻撃回数も一日に数千回と洪水のような有様で、対策も後手に回ってしまっているのが実態。そもそも、ハッキングされたこと自体探知できていないことも多い。

大学の研究室では、製薬、コンピュータ技術、飛行機や医療機器などの膨大な特許情報を有しており、それらをねらった中国からハッキングである。このため、既にいくつかの大学では、システムの防御対策を強化じているほか、中国など一定の外国に旅行する際のラップトップPCの携行を禁止している。中国などでは、現地でPCをインターネット接続した途端、PC内の全データが複写されてしまい、更にハッキングのためのプログラムが移植されてしまうからだ。従来、知的交流を活発化させるため大学の情報システムは企業や官庁のそれとは異なり公開性を重んじてきたが、もはやそんな悠長なことは言いていられなくなってきた。

中国の国家を挙げての情報盗取に対して世界がまた新たなコストを支払わなければならず、さらにこの国家犯罪行為が究極的には人類の進歩の障害になっていることの証左。まことに人倫にもとる国家の存在は厄介なものである。

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