回顧と展望

思いついたことや趣味の写真などを備忘録風に

ロンドンの高給弁護士たち

2013年07月05日 11時43分38秒 | 日記

会社経営者の高給が取りだたされているが、英紙インデペンデントによれば、英国の5大法律事務所に働く1800人足らずの弁護士(equity partnerとよばれる持分経営者レベル)は遥かその上を行っているという。Slaughter & May, Freshfields, Allen & Overy、 Linklaters そして Clifford Chance の事務所は「魔法のサークル」とよばれ、その報酬総額は22億ポンド(3300億円)で単純平均で122万ポンド(1億8千万円)となる。5事務所のうち、 Clifford Chance が2%減となったほかは、4事務所はそれぞれ1%から10%の報酬増となった。大型のM&A案件がなくても、そして世界経済が依然低成長の中で、法律事務所だけはこの世の春を謳歌しているという事になる。

訴訟文化が徹底している英米ビジネスの世界では、大企業はそれぞれ5大事務所のいずれかを法律顧問としており、どちらが勝訴するにしても法律事務所の業界だけは儲かる仕組みになっている。もちろん、いくらM&Aが流行しているといえどもここまで寡占化が進むと(弁護士事務所もM&Aを繰り返してきた)、いずれ批判の的になり得ると考えられるのだが、もしそれを法に則って行おうとすれば、専門家(すなわち法律事務所)の助言が必要になる。

英国、米国に永く滞在した経験からいえば、何らかの大きな政治的な動き(政治家の動き)がない限り、ビジネス界は法曹への依存体質から簡単には抜け出せないだろう。

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