偶然と言うよりも大げさに言えば奇跡、のような気がする。3日前、札幌の宴席で同席した大学時代の恩師と今夕、東京駅でばったり再会した。更に、食事の場所も同じ。似た風情でなので顔を見たら本人で、こんな再会(と言っても3日ぶりだが)なんらの必然性も無く、まさに偶然。
そういえば、7年前、東京駅丸の内口で朝の雑踏の只中でニューヨーク時代のアメリカ人部下とやはり偶然に再会したことがある。こちらは海外出張の帰り、彼は日本で観光と休日を終え、これからニューヨークに帰るところだった。こういう出会いはどういう確率になるのかは知らないが、実際自分の身におきるとは、普段は観もしないアメリカ映画のストーリーのようだ。
更に言えば、会ったことに気がついていないケースも多いだろう。そうすると、本当は実に多くの邂逅を重ねているはずだ。
参議院選挙で自民党が圧勝したのは、あるいは民主党が敗北したのは、しかし偶然ではない。選挙の季節が終わり、これからは経済と外交の季節が始まる。