5日にコスタリカ国会が全会一致で可決した社会保障及び結婚に関する法律は大統領の署名を受けて成立したのだが、大半の議員の意向とは異なって同性婚を合法化する内容の法律となっていたことが判明、同性婚に反対する議員たちから異議が唱えられ問題となっている。当初の法律の文言が、男女間の結婚、と明記されていたものを、いかなる差別もなく、社会的に認められる結婚、と書き換えられて、同性婚を認める内容になっていたためだ。この結果、コスタリカは同性婚を合法化する先進国に仲間入りした。
要するに国会議員が自分たちが投票する法律の文言をきちんと読んでいなかったために、同性婚を主張する左派の直前の改ざんを見抜けなかったという間抜けな話だ。しかし、手続き的に瑕疵がなく、合法に成立してしまった以上、再度はじめから法改正の手続きをするしかない。
もっとも、最後の瞬間に改ざんされるとは、まずはコスタリカらしい文書管理のお粗末さと言えるが、国会議員が法律の文言を読んでいないのは(あるいは読む能力さえないのは)日本も同じ。こんな事案は日本でもいつ起きるかわからないのだから準備しておいた方が良いかもしれない。もっとも、歴史的に見れば公文書の改ざんや、それによって歴史が変わってしまった例は枚挙に暇がないのだから敢えて騒ぐほどのことでもないか。