2011年に米軍特殊部隊によって射殺されたアルカイーダの首魁、ウサマ・ビン・ラーデインに関するパキスタン政府の調査委員会報告書が公表された。この中では、2002年頃からパキスタンに潜伏していたビン・ラーデインをパキスタン当局の不手際によって逮捕し損ねたことや、彼の最後の瞬間に立ち合った夫人および娘の生々しい証言が多数含まれているという。英紙テレグラフの報道であり、自分で全容を確認したわけではないが、21世紀を代表することになるであろうテロリストの逃亡・潜伏とその最後が詳細に記述されているという事で興味のあるところだ。特に、3人いた夫人およびそれらの子供達と言う家族から見た稀代のテロリストの日常を垣間見ることが出来そうで、特異な視点の報告書と言えるだろう。
エジプトがあるいは第二のシリアになると言われている今、アルカイーダはまだ過去のものにはなっていない。どこからかビン・ラーデインの亡霊でも出てきそうだ。