回顧と展望

思いついたことや趣味の写真などを備忘録風に

大学図書館へ

2013年07月02日 09時50分45秒 | 日記

ロンドンに在住する友人から1958年の新聞記事の照会を受けて、昨夜は縮刷版を閲覧しようと母校の図書館へ。思えば、この図書館に足を踏み入れるのは卒業以来略40年ぶりである。当時はそれほど大きくなかった樹木がいまや巨木となり、鬱蒼として、まだ昼の熱気を残しているようだった。当時とは違い、国立大学法人と言うことでサービス精神が強調されているせいか、また、司書は卒業生という事もあるのだろうか丁寧な対応。この図書館は午後10時が閉館で、午後8時過ぎに訪れたのだがそれでもほぼ満席状態だった。ただ、話し声ひとつなく、ここだけは静寂が流れていて確かに勉学の場と言う雰囲気を醸し出していた。

印象的だったのはとにかく自転車の多いこと。それだけ、通学手段として自転車が一般化したのだろう。かつては徒歩と公共交通機関によっていたものが、相当な距離まで自転車での移動が可能になったという、自転車と道路の両方の進歩のせいなのだろうと思う。図書館のある構内は自動車乗り入れ禁止なので、近くの駐車場に車を入れておいたのだが、構内を歩いているときには片時も自転車に対する注意を怠ることは許されない状況だった。

数年前にはノーベル化学賞の受賞者を輩出した大学で、こんなに多くの若い学生が図書館を利用しているのは先輩風を吹かすようで小恥ずかしいが頼もしい。

コメント
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