シリア反政府勢力の内部抗争が一層激しさを増している。一昨日、アルカイーダ系の武装集団が反政府勢力の有力者Kamal Hamamiを暗殺するに及んで、急進派と穏健派の対立が鮮明になったためだ。国外から流入した最新の武器や資金は過激派の手に渡り、穏健派への欧米諸国からの武器はまだ到着していない。このため、穏健派は今回の暗殺を欧米諸国に対する早急な軍事支援を要請する口実に利用しようとしている。
反政府勢力内での抗争は、米国ほかが懸念しているように、反政府勢力への武器供給が、最終的には過激派テロ集団の手に渡る危険がはっきりしたと言える。時あたかもロシアがサリンとみられる化学兵器を反政府側が使用したと主張しているところであり、この内戦の血腥さが一層際立ってきている。
反政府側のこのような内部分裂の状況では、アサド政権への反撃はおろか、平和交渉への出席の目処も経たないことになる。