昨日のエリザベス女王の写真を掲載した新聞、英国の代表的な高級紙といえば、その政治的主張(保守)を支持するか、あるいは、オーナーが(毀誉褒貶の激しい)ルパート・マードックという世界的な新聞王であることを是とするかは別として「The Times(日本語ではタイムズ)」があげられるだろう。世界広しといえども、一般名詞だけで通じる新聞はこれ以外にない(The New York Timesのように地名が入るのが一般的)。いかにも7つの海を支配していた大英帝国を代表する新聞ということで、英国新聞界のエリートそのものといっていい。1785年1月1日に創刊されたから、今年で235年になる。たまたまロンドン勤務時代の1985年、The Timesが創刊200周年記念の特別号を発行した。この記念号を35年ぶりに改めて読んでみると、The Timesの編集長とはそりが合わなかったチャーチルだが、彼の名言にあるとおり、、
過去を遠くまで振り返ることができれば、未来もそれだけ遠くまで見渡せるだろう
The farther backward you can look, the farther forward you are likely to see
ということに納得させられる。
イギリスの新聞の特徴であるが、特に週末の土曜日版および日曜だけ発行される The Sunday Times は、分厚い別冊子がついていて、週末いっぱい楽しむことが出来た。
そして、創刊号の写しが。最初はThe Daily Universal Registerとして発行されその3年後、The Timesに名称変更された。
コロナウイルスとの戦いは世界大戦にも匹敵するといわれ始めている。第二次世界大戦を戦い抜き、イギリスを満身創痍になりながらも勝利に導いたチャーチルの次の言葉に勇気づけられる人も多いだろう。
悲観主義者はあらゆる機会の中に困難を見出す。楽観主義者はあらゆる困難の中に機会を見出す。
A pessimist sees the difficulty in every opportunity; an optimist sees the opportunity in every difficulty.