回顧と展望

思いついたことや趣味の写真などを備忘録風に

くるみ割り人形

2020年04月22日 09時06分59秒 | 日記

ミュージカル「オペラ座の怪人」にしても「レミゼラブル」にしても英語なので聞き取ることが出来るが、オペラ「トスカ」「ラボエーム」や「ラトラビアータ」あたりになると、字幕に頼らざるを得ない。そうすると筋書きは理解できても言葉の持つ魅力である音と意味の一体感には欠けてしまうし、それと表裏一体の場面とも切り離されてしまうような気がしてくる。コヴェントガーデンでも、メトロポリタンでも、前の座席の背などにあるモニターに視線を動かしつつ音楽と場面を、話の筋を追いかけてゆくことになってしまう。札幌で見た「トゥーランドット」は舞台の両側の電光掲示板に字幕(日本語)が表示されていた。某航空会社に勤めていてイタリアオペラに魅了された友人は、この問題を解決するために(それだけのために)イタリア語を習得し、ミラノのスカラ座に通い詰めていた。そんな努力もせず、またそれ以前にそのような能力の無い自分は字幕に甘んじざるを得ない。その点、音楽と場面だけで進行するバレーの鑑賞には言葉の問題が入り込まない。オペラと違ってバレーの数は若干限られた感もあるが、すぐに思いつくものとしては「白鳥の湖」とクリスマス時期定番の「くるみ割り人形」だろうか。Youtubeに公開されている「くるみ割り人形」のサンクトペテルブルグ・マリンスキ劇場での録画は映像の美しいことと舞台の豪華さで逸品だと思う。

https://www.youtube.com/watch?v=xtLoaMfinbU

北海道は徐々に気温が上がってきて花の季節ももうすぐ。この時期は地面からようやく顔を出した控えめな花が前座をつとめているようだ。今朝見つけた、自然に任せたままの庭の一角の小花。

 

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