こちらは友人Y口氏からいただいた、フランスはマントンのさば缶であります。
「あ〜マントンね。うんうんあそこね」
などと知ったかぶりをしてはいけない。僕もマントンなどというところは知らぬ。
ネットで調べると、あの世界中のセレブが集まる高級リゾート地・コート・ダジュールの一角にある町だそうな。
そこはレモンやシトロンの名産地でもあり、毎年レモン祭りが行われるという。
Y口氏はそこで夢のような日々を過ごしたのち(新婚旅行らしいコンニャロ)、缶詰を買って帰ることを思いついた。
どうせ買うのなら
(いかにもマントン的なものがいいよな)
こう思ったのでありましょう。結果、このハーブ&シトロン味のさば缶が選ばれたのであります。
ぱかっと開缶。
黄色く染まったオリーブオイルがきれいだ。パリで購入したシトロン味のツナ缶(記事はこちら)を想い出すではないか。
ハーブはプロヴァンス風と書いてあるから、タイムやバジル、フェンネルなどのミックスだと思う。タイムの香りが強かった。
さばはフレーク状で、それもけっこう細かい。だから何かに混ぜたりまぶしたりする料理に向いている。
何となれば、簡単なサラダにしてみよう。もとのレシピは沖縄の苦菜を使ったツナサラダであります。
玉ねぎはスライスして水にさらしておき、その間にふらりとベランダへ出て苦菜を摘む。プランターに植えてあるのだ。
苦菜は沖縄の言葉で「ンジャナ」という。そのまま噛むと頭痛薬なみに苦いので、ざっくりカットしてから5分、水にさらした。
長くさらせば苦みは薄まるが、そうなると魅力も栄養も薄まってしまうから要注意。
かくのごとし。
上記材料と、オイルを軽く切ったさばを混ぜてみた。味が足りないので塩を軽く振る。
このさば缶には、ハーブのほかトマト、煮た玉ねぎも含まれていて、そのままでも美味しく食べられるようになっている。
そのうまみが染み出たオイルが玉ねぎ、苦菜に絡みついていい缶じでありました。
Y口氏よ、缶謝多謝!
内容量:80g
原材料名:さばフィレ50%、EVオリーブ油、煮た玉ねぎ(11.9%)、シトロン果汁(5.9%)、トマト(4.7%)、プロヴァンス風ハーブ(1.7%)、キャッサバのでん粉、塩、植物由来香料、マントン産シトロン(0.6%)、スパイス
原産国:フランス