今回は一寸珍しいものが手に入った。Henaff® MOUSSE DE CANARDというフランス産の缶詰で、鴨のムースだそうである。
こんな缶詰を入手すると、缶詰ブログをやっていて本当に良かったと思う。フランス料理なぞ縁のない筆者も、セーヌ川左岸に住むゲージツ家の気分になれるのだ。
かくのごとし。ずいぶん盛りがいい。というか、開缶した途端はみ出してますけど。
見た目がどうもこの、食品とは正反対のシロモノにも見える。
勇気を出して(?)ナイフですくい、舐めてみる。
むっ...。甘さやら塩っ気やら、やたらと味が濃い。原材料を見ると
~豚脂、鴨レバー、牛乳、鶏レバー、鴨脂、食塩、ポートワイン、砂糖、香辛料、発色剤(亜硝酸Na)~
とある。ポートワインの香りあくまでもキツく、砂糖はふんだんに使用しているようである。さて、こいつは困った。
軽くパンが焼けたところでムースを塗って、さらに加熱。要するにムースを炙ってみたのである。
黒胡椒をたっぷりと挽いて食してみると、まあまあイケる。
ついでにBest Foodsというところのサンドイッチスプレッドを塗ってみた。タルタルソースみたいなやつなのだが、濃い味同志で打ち消し合って、さっきよりは良い。ゲージツ家には奇抜な発想も必要とされるのだ。