缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

SUNYOとりめし・五目めし

2009-11-09 10:04:13 | 穀物

Img_4286
内容量375gの堂々たるボリューム

 思えば4~5歳の頃。
 父親の会社でキャンプを催したことがあり、筆者も大人たちにまざって浜辺で一泊したことがあった。
 楽しかったのは確かだが、何をして遊んだのか、夜をどう過ごしたかなど詳しいことは忘れてしまった。しかし翌朝のある光景だけは、今でもしっかりと記憶に残っている。
 それは、朝日の中で焚き火を作り、湯を沸かし、ナベで湯煎した缶詰を食べるという光景であった。




Img_4292_2

 熱々の缶を引きあげ、缶切りで開けると、何とその中にはウマそうな鳥飯が入っていたのだ。
 そのような光景を初めて見た筆者は驚愕した。
「なぜ缶からご飯が出てくるのだらう」
 そのような疑問を、幼い筆者は投げかけたかもしれない。
「これは缶詰といってね、開けたらすぐに食べられるやうに出来ているのだよ」
 なぞと父親は教えてくれたのかも知れぬ。
 それが筆者の、缶詰初体験であった。




Img_4294

「その缶詰こそ、これだ!」
 と思うのが、サンヨー堂のとりめしと五目めし。
 この商品、実は一般小売店に出回ることはほとんどない。
 通常は災害時などの備蓄用食糧として、役所などに納品しているのだ。
 そういうものを、当時の父親の会社ではどうやって入手したのだろう。
「ひょっとすると、デパートの防災フェアなどの催事に出た可能性はあります」
 と、サンヨー堂東京営業本部のS氏は教えてくれた。




Img_4303

 かくのごとし。
 開缶したときから、炊き込みご飯のいい匂いがしていた。喉が鳴る。
 手前が五目めし、奥がとりめしである。
 それでは失敬して、ひと口...。
 おお、これこそあのキャンプで食べた缶詰であります!
 しっかりと加熱された鶏肉独特の風味が飯粒に染みこんで、まさにおかず要らずの炊き込みご飯。
 しかし味付けはあっさりとしていて、現代の食文化にマッチしている。
 五目めしのほうは鶏肉のほかにゴボウ、人参、椎茸などが加わり、ちょいとおトク感が味わえます。
 2缶を開けて、夫婦で3分の2ほどを食べて満腹となった。

 ごつい金属缶から食べ物が出てくるというのは、やはり今でもすごいことだと思う。
 それも味付けがされていて、すぐに食べられる状態なのである。缶詰たちの何と素晴らしきことよ!




 内容量:375g
 原材料名:とりめしはうるち米、鶏肉、玉ねぎ、しょうゆ、ナタネ油、砂糖、食塩、調味料(アミノ酸等) 五目めしはうるち米、鶏肉、ごぼう、人参、たけのこ、しょうゆ、椎茸、砂糖、ナタネ油、食塩、調味料(アミノ酸等)
 原産国:日本(東京都・サンヨー堂